『西洋美術史を変えた名画150』美術史家の木村泰司さんがセレクト&解説
辰巳出版より、美術史家として幅広く活躍中の木村泰司さんが西洋絵画の傑作150点をセクレト&解説した『西洋美術史を変えた名画150』が刊行されました。
西洋美術の展覧会には、絵画ファンのみならず、たくさんの方が駆けつけています!
近年の西洋美術の展覧会は、メディアに取り上げられることも多くなり、絵画ファンの方だけでなく、非常にたくさんの人に見てもらえるイベントに成長しました。
2016年の動員数が一番多かった美術展は「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」の66万人。その他にも、「カラヴァッジョ展」「ゴッホとゴーギャン展」「ダリ展」「ボッティチェリ展」「モネ展」といった《西洋美術》の展覧会にも多くの人が駆けつけ、今の日本において西洋美術の人気は確固たるものがあることが証明されています。
西洋美術に興味を持ち始めた人に必携の一冊!
西洋絵画の中には、美術史を大きく変えるような作品であったり、ときに社会の中で大きな役割を果たしたり、時代を象徴したりする名画があります。
本書『西洋美術史を変えた名画150』では、西洋美術史家として活躍する木村泰司さんが150作の絵画をセレクト。木村さんの丁寧な解説とともに、作品の背景やそこに隠された真実が紹介されていきます。
『西洋美術史を変えた名画150』 章構成
本書では、絵画を時代ごとに紹介しているので、名画の知識のみならず、西洋美術の歴史も学ぶことができる一冊になっています。
●第1章 絵画の黎明期
《ローマ美術》《ビザンディン美術》《ゴシック美術》《国際ゴシック様式》
●第2章 ルネサンス
《初期ルネサンス》《盛期ルネサンス》《ヴェネツィア派》《北方ルネサンス》《ドイツルネサンス》《フランスルネサンス》《マニエリスム》
●第3章 バロック美術
《バロック美術》《フランス古典主義》《オランダ絵画黄金期》
●第4章 古典と近代の分水嶺
《ロココ美術》《18世紀ヨーロッパ美術》《新古典主義》《ロマン派》《ラファエル前派》《バルビゾン派》
●第5章 近代絵画(モダニズム)
《写実主義》《印象派》《新印象派》《ポスト印象派》《ナビ派/ウィーン分離派》《フォーヴィズム》《パリ派》《キュビスム》
木村泰司さん プロフィール
著者の木村泰司(きむら・たいじ)さんは、美術史家。1966年生まれ。米国カリフォルニア大学バークレー校で美術史学士号を修めたのち、ロンドン・サザビーズの美術教養講座にてWORKS OF ART修了。ロンドンでは、歴史的なアート、インテリア、食器等、本物に触れながら学ぶ。
主な著書に『名画の言い分』『印象派という革命』『美女たちの西洋美術史 肖像画は語る』『名画は嘘をつく』など。現在、執筆活動のほか、講演でも活躍中。