『給与明細から読み解くお金のしくみ』頑張って稼いだお金、ムダにしていませんか?
高橋創さん著『給与明細から読み解くお金のしくみ』が、日東書院本社より刊行されました。
給与明細を読み解けば、世の中のしくみが見えてくる!
厚生年金や健康保険のしくみは学生時代に学んでいるはずですが、明確に記憶していますか?
「税金=総支給額から引かれる悪者」と感じていませんか?
本書ではいつか誰かが教えてくれると思ったらそうではなかった、税金や社会制度の仕組みを、給料明細を入り口にやさしく読み解いていきます。
「給与明細をきちんと読んだことがない」
「毎月明細を見て”税金高いなー”と思っている」
「?年末調整は何か知らない」
…そんな人におススメの一冊です。
「社会保険」「年金」「年末調整」…給料明細を入り口にやさしく読み解きます
社会人なら知っておくべき社会制度や税金を、図説やイラストを使って見開きで簡潔に解説。マンガをたっぷり収録しているので読みやすくなっています。
しくみや制度を使いこなそう!
給与明細という1枚の紙に世の中のしくみがぎゅっと詰まっています。
しくみを知っていると、世の中のニュースやできごとにもっと関心がわくかもしれません。制度を知れば、税金を少なくしたり、自分が受けられる恩恵が増やせます。社会と上手に付き合っていきましょう。
知っていましたか? 国に「1年間48万円で生活できる」と思われていること
私たちは「基礎控除」と呼ばれる、生きていくために必要な最低限の生活費からは税金を取らないことを目的とした制度が適応されています。しかし裏を返せば、1年間48万円で生活できると想定されているとも読み取れます。
2020年の税制改正により今までの一律38万円から48万円に引き上がり、さらに収入により段階的に控除率を引き下げ、一定の高所得層以上は控除額が0円になるよう改正されました。それでも1年間48万円では生活できませんよね……。
コロナ禍の今、テレワークで減った交通費。通勤手当より経費支給の方がお得?
通勤手当は社会保険と雇用保険の計算に含まれるため、経費として支給を受けたほうが、月々の社会保険料は安くなることになります。
しかし一概にお得とは言い切れません。毎月明細を見るたび苦々しく思う社会保険料ですが、将来もらえる年金がさらに減る(微々たるものかもしれませんが、長距離通勤で高額もらっていた人は大きいかも)ということも覚えておく必要があります。
「基本給」が低いのはブラック企業?
「営業手当」「資格手当」「残業手当」などの諸手当が厚く、基本給が低い……これは注意が必要です。率直にいって、基本給が低いことは働き手側にはデメリットしかありません。
◎残業代は基本給で計算されるため残業代も安く計算されてしまう
◎基本給をベースに算出することの多いボーナスも低くなる
◎手当はいつカットされるか分からない
基本給があまりに低く手当が高額な会社は、ブラック企業であることを疑ってもいいかもしれません。
通っている英会話教室が2割引きになる?
英会話をはじめとした語学講座や、簿記、ファイナンシャルプランナー、Webデザイナーなど、厚生労働大臣の指定を受けた講座を受講した場合、ハローワークに申請すると費用の一部が給付される「教育訓練給付金」という制度があります。
この制度を活用してお得に資格を取得できるだけでなく、企業によっては資格手当がつき給与アップの可能性も!
本書の構成
Chap.0 マンガ・給与明細が読めない!
Chap.1 支給について
そもそもお金ってなんだろう/基本給ってなんだろう/手当ってなんだろう(役職手当、残業手当、通勤手当…etc)
Chap.2 控除について
社会保険/健康保険/厚生年金/介護保険/雇用保険/そもそも税金ってなんだろう/源泉所得税(確定申告、年末調整、源泉徴収票…etc)/住民税
給与明細から読み解くお金のしくみ 高橋 創 (著) 給与明細という1枚の紙に世の中のしくみがぎゅっと詰まっています。税金を少なくしたり、自分が受けられる恩恵を知って、社会と上手に付き合っていきましょう |
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