『インプット・アウトプットが10倍になる読書の方程式』速読・多読は不要！まったく新しいビジネス書の読み方

2021年8月17日 06:41 ビジネス

羽田康祐（k_bird）さん著『インプット・アウトプットが10倍になる読書の方程式』

羽田康祐（k_bird）さん著『インプット・アウトプットが10倍になる読書の方程式』が、フォレスト出版より刊行されました。

ビジネス書は「視点」と「法則」を探して読む！一冊から得られる学びを100％以上に

忙しいビジネスパーソンにとって、速読術や多読術が人気ですが、本書では早く・多く読むことよりも、1冊、1ページ当たりの学びの量を100％以上にすることを重視し、ビジネス書を読む目的を次のように定義しています。

【ビジネス書を読む目的＝自分の中に「視点」と「法則」を増やしていくこと】

多くのビジネス書には、著者ならではの物事をとらえるポイント(＝視点)や、「ああなれば→こうなりやすい」という因果関係・ノウハウ(＝法則)があります。

本書では「視点読書」「法則読書」として、これらの視点と法則をインプットする方法、自身のビジネスにおける仮説やソリューションというアウトプットにつなげる方法を、次の方程式を使って解説していきます。

【何を考えるべきか？(視点)×どう考えるべきか？(法則)＝あなたなりの結論(仮説・解決策)】

本書の内容は、類書にあたるさまざまな読書術の本とは、その主張も、得られるスキルも大きく異なっています。だからこそ、読者であるあなたにとって価値あるものになるはずです。

リアルでは？ネットでは？　本当に自分に合ったビジネス選書術

ビジネス書に限らず、多くの書籍は「お金を払った後でしか内容やレベルがわからない」典型的な「経験財」です。したがって、よほど注意深く選ばないかぎり、多かれ少なかれ「思っていた内容と違った」「自分が求めているレベルと違った」などの「ミスマッチ」が起きてしまいます。

そこで本書では、優れたビジネス書を選ぶ方法についても伝授。自身にとって本当に必要な情報とは何かを明確にし、リアル書店・ネット書店それぞれでの本の選び方を読者に寄り添って解説します。

本書の構成

第一章　ビジネス書は、成長を加速させるエンジン

ネット記事が氾濫しているこの時代に「なぜ、あえてビジネス書を読む必要があるのか？」。その意味が理解ですれば、読書のモチベーションが高まる。「ビジネス書を読むからこそ得られる深い学び」を言語化し、そのメリットを明確に説明。

第二章　10倍読書の四大原則

「視点読書」や「法則読書」の具体的な読み方を理解する前に、その上位概念である「10倍読書の四大原則」を理解してもらうことで、それぞれの読み方の意味を明確にする。

第三章　視点を増やす「視点読書」　10倍読書［前篇］

方程式の前半部分である「視点読書」の具体的な方法を解説。単にビジネス書の内容を暗記するのではなく、その中に書かれている「視点」を発見することで、アウトプット先を何倍にも広げることができる。

第四章　法則を増やす「法則読書」　10倍読書［後篇］

方程式の後半部分である「法則読書」の具体的な方法を解説。「ああなれば→こうなりやすい」という法則性をたくさん発見することで、「的を射た」仮説を瞬時に導き出せるようになる。

第五章　10倍読書のアウトプット術

第三章・第四章で学び取った「視点」や「法則」を、自分の力に変え、組織の力に変え、ひいては社会の力に変えていくアウトプット法を解説。

第六章　ミスマッチを防ぐ！ 10倍読書の選書術

ミスマッチを防ぎ、優れたビジネス書を選ぶ方法について解説。自分にとって必要なレベルの本を、リアル書店やネット書店でどのように選ぶべきか、著者独自の選書術を開陳。

著者プロフィール

著者の羽田康祐（はだ・こうすけ／ハンドルネーム：k_bird）さんは、株式会社朝日広告社ストラテジックプランニング部プランニングディレクター。産業能率大学院経営情報学研究科修了(MBA)。日本マーケティング協会マーケティングマスターコース修了。外資系コンサルティングファームなどを経て現職。

「外資系コンサルティングファームで培ったロジック」と「広告代理店で培った発想力」のハイブリッド思考を武器に、メーカー・金融・小売り等、幅広い業種のクライアントを支援。本書では、以上のようなキャリアを築く土台となり、長年培ってきた、他に類を見ない独自の読書術を解説している。その一端は、マーケティングやブランディング、ビジネス思考をテーマにしたブログ「Mission Driven Brand」にも見て取れる。

著書にロングセラー『問題解決力を高める「推論」の技術』『無駄な仕事が全部消える超効率ハック』(いずれもフォレスト出版)がある。ロジカルで、再現性のある内容にこだわる姿勢が評価されている。

★「Mission Driven Brand」：https://www.missiondrivenbrand.jp/