気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

『毎年120万円を配れば日本が幸せになる』国民1人当たり、年120万円までの給付が可能!? このコロナ禍で疲弊した日本経済を救うためにはベーシックインカムが必要だ!

井上智洋さん・小野盛司さん著『毎年120万円を配れば日本が幸せになる』

井上智洋さん・小野盛司さん著『毎年120万円を配れば日本が幸せになる』

井上智洋さん・小野盛司さん著『毎年120万円を配れば日本が幸せになる』が、扶桑社より刊行されました。

◎“お金配りおじさん”こと前澤友作さんは「ベーシックインカム」についての壮大な実験をしていた?
◎毎月10万円を、全国民に配り続ければ日本経済は必ず良くなる?
◎ベーシックインカムで人手不足が解消する?
…など2人の有識者が「ベーシックインカム」についてわかりやすく解説します。

 

疲弊した経済を救うためには「ベーシックインカムが必要」

「豊かな暮らしとマクロ経済の復活。デフレ追放の新しい道です」
――オリックス・シニアチェアマン 宮内義彦さん

 
コロナ禍で、多くの企業や労働者が苦しんでいます。失業者は増え、中小企業を中心に倒産が相次いでいます。GDPは激減し、日本経済が疲弊しています。

この現状を救うためには、個人への継続的な現金給付「ベーシックインカム」の導入が必要だと本書の著者である井上智洋さんと小野盛司さんは主張します。

 

国民1人当たり、年120万円までの給付が可能である

井上さんと小野さんの主張は、つまり、赤ちゃんからお年寄りまですべての国民に、無条件にお金を配るという政策です。

しかも特別定額給付金のように1回配ったきりではなく、継続して配る。そしてその額は、小野盛司さんがシミュレーションした結果「国民1人あたり年120万円までは十分可能」だといいます。

 
生活が苦しい人も、お金持ちも、中間所得層も、みんながより豊かになる。ほとんど誰も損をしない。
しかも日本経済が復活する。

――そんな可能性を秘めているのがベーシックインカムです。

 

財源はどうするのか?お金をもらうと働かない人がでてくるのでは?

◎しかし、財源はどうするのか?
◎将来世代が借金で苦しむのでは?
◎そんなにお金をもらうと働かなくなってしまうのでは?

…そんな疑問や日本経済が抱える課題を、本書ではグラフなどを使い、わかりやすく解説します。

 

本書の構成

はじめに(小野盛司)

第1章 お金をばらまくことはムダじゃない(井上智洋)
<コラム>世界中で進むベーシックインカムの社会実験
<コラム>批判者も無視できなくなってきた現代貨幣理論(MMT)

第2章 配らなければビンボーが続く(小野盛司)
<コラム>国民にはお金を出し渋り、アメリカには気前よく“仕送り”する日本政府

第3章 コロナ不況とデフレマインド
コロナ禍で日本はGDP40兆円を失った(小野盛司)
深刻になるのは二次的な不況(井上智洋)
<コラム>長引くコロナ禍で中小企業の倒産が止まらない
<コラム>必要な人に届かない休業補償・各種助成金
<コラム>注目すべき「前澤式ベーシックインカム社会実験」

第4章 お金がないなら、刷ればいい!
高橋是清の“ばらまき政策”から、高度成長期は始まっていた(井上智洋)
江戸時代の通貨発行を見習って、政府がお金を作ればいい! (小野盛司)

第5章  日本経済復活シミュレーション(小野盛司)
<コラム>なぜ日本はデフレから脱却できなかったのか 小野盛司氏の国会質問主意書から考える

第6章 対談「人々の幸福のための経済を」(井上智洋×小野盛司)

 

著者プロフィール

 
■井上智洋(いのうえ・ともひろ)さん

井上智洋さん

井上智洋さん

駒澤大学経済学部准教授、早稲田大学非常勤講師、慶應義塾大学SFC研究所上席研究員。博士(経済学)。2011年に早稲田大学大学院経済学研究科で博士号を取得。早稲田大学政治経済学部助教、駒澤大学経済学部講師を経て、2017年より同大学准教授。専門はマクロ経学。最近は人工知能が経済に与える影響について論じることが多い。

著書に『人工知能と経済の未来』(文春新書)、『ヘリコプターマネー』(日経BP)、『AI時代の新・ベーシックインカム論』(光文社新書)、『純粋機械化経済』(日本経済新聞出版)、『MMT』(講談社)など。

 
■小野盛司(おの・せいじ)さん

小野盛司さん

小野盛司さん

日本経済復活の会会長、日本ベーシックインカム学会理事。1974年東大大学院博士課程卒業、理学博士。1974~1984年カリフォルニア大学、パリ大学、CERN等にて、素粒子論の研究と教育を行う。1984年に帰国して東大英数理教室を設立、2018年まで代表取締役。

著書に『人間の行動と進化論』(東大英数理教室)、『政府貨幣発行で日本経済が甦る』『これでいける日本経済復活論』『ロボット・ウィズ・アス』『日本はここまで貧乏になった』『お金がなければ刷りなさい』(いずれもナビ出版)、『「資本主義」から「解放主義へ」』(創英社/三省堂書店)など。

 

毎年120万円を配れば日本が幸せになる
井上 智洋 (著), 小野 盛司 (著)

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です