『全店舗閉店して会社を清算することにしました。』コロナで全店舗閉店、事業清算、再出発を選んだ社長の話
福井寿和さん著『全店舗閉店して会社を清算することにしました。 コロナで全店舗閉店、事業清算、再出発を選んだ社長の話』が、実業之日本社より刊行されました。
本書は、メディアプラットフォームnoteに投稿された、福井寿和さんの記事「全店舗閉店して会社を清算することに決めました」(https://note.com/aomorio/n/nd4264eabe912)に、大幅に書き下ろしを加え構成されています。
決断に迷う全ての人へ―― コロナ禍の経営者の葛藤を描いたnoteの記事が書籍化
本書は、コロナ禍の経営者の葛藤を語って、多くの人の共感を呼んだnoteを書籍化したものです。
2児の父として、経営者として、困難な選択を迫られた著者は、経営していた飲食店5店舗の閉店を決め、会社の清算もしました。コロナ禍における経営者の苦悩や葛藤など、リアルなストーリーが描かれており、前向きに考えることができるヒントとなる一冊です。
<著者・福井寿和さんからのコメント>
noteの記事「全店舗閉店して会社を清算することに決めました」を読んでくださった実業之日本社の白戸さんが声をかけてくださり、この度出版することになりました。
この本は、2020年春に新型コロナウイルスの影響を受け、経営していた飲食店を全店舗閉店して会社を清算した、いわば廃業の経験を書いたものです。本音を言えば、経営が悪化した数ヶ月間を思い出しながら書くことは苦痛以外の何ものでもありませんでした。しかし、これまで表立って廃業したことを言う人が少なかったからこそ、私の廃業経験には価値があり、その経験を共有することにはもっと価値があると信じていました。
また、こうして会社をたたむことになった人間が、次のステップに向けて明るい人生を送っている姿を伝えることで、再チャレンジできることを世の中に伝えていきたい。このような思いから本を書きました。コロナの影響で今なお経営難に苦しんでいる方々、実際に会社経営に携わっている人、そして人生の決断に迷う人にもぜひ読んでいただければと思っています。
本書の構成
第一章 創業からコロナ襲来まで【創業~2019年末】
第二章 コロナ影響開始~閉店決断【2019年12月~4月】
第三章 会社清算開始~「決断」の反響【2020年4月~5月】
第四章 全店舗閉店後~これからの挑戦【2020年5月以降】
第五章 全店舗閉店の経営者が今だからこそ伝えられること
著者プロフィール
著者の福井寿和(ふくい・としかず)さんは、1987年生まれ、青森県出身。2015年に1店舗目の飲食店となる「CAFE 202 青森店」をオープン。2017年に株式会社イロモアの代表取締役に就任し、2019年までに青森と仙台に合計5店舗の飲食店を開業する。
事業が軌道に乗り始めた矢先に新型コロナウイルスが襲来。難しい選択を迫られる中、「全店舗閉店、事業清算」という苦渋の決断を下す。2020年8月、株式会社グラバーを設立。「廃業支援」など倒産の経験を生かした事業をスタート。本書が初の著書となる。
★note:https://note.com/aomorio
★Twitter(@aomorio):https://twitter.com/aomorio
全店舗閉店して会社を清算することにしました。 コロナで全店舗閉店、事業清算、再出発を選んだ社長の話 福井 寿和 (著) ―決断に迷う全ての人へー 2児の父として、経営者として、困難な選択を迫られた著者は、経営していた飲食店5店舗の閉店を決め、会社の清算もした。 |
【関連】
▼全店舗閉店して会社を清算することに決めました|福井寿和@倒産を経験した社長|note
◆『再建の神様』江上剛さんが元銀行マンの挑戦を描く、倒産と「3.11」を乗り越えた温泉旅館の「再生小説」 | 本のページ