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『押井守のニッポン人って誰だ!?』日本人はどのように生き、どこへ向かおうとしているのか――監督・押井守さんが独自の視点で語る、自由で過激でオモシロすぎる日本人論

押井守さん著『押井守のニッポン人って誰だ!?』(構成・文:渡辺麻紀さん/東京ニュース通信社)

押井守さん著『押井守のニッポン人って誰だ!?』(構成・文:渡辺麻紀さん/東京ニュース通信社)

押井守さん著『押井守のニッポン人って誰だ!?』(構成・文:渡辺麻紀さん)が、東京ニュース通信社より刊行されました。カバーイラストは、湯浅政明さん。

 

コロナ騒動で見えてきた、ニッポン人の正体!?

新型コロナを巡る対応には、“日本人の日本人っぽさ”がよく表れている。
それは、日本人の長所でもあり、弱点でもあり、ゆえに日本人の本質といえるのではないか――。

 
「コメ」「コトバ」「仏教」「ペリー」「マッカーサー」、そして「新型コロナ騒動」……。

本書は、歴史の潮流のなかから、日本人がどのように生き、そしてどこへ向かおうとしているのかを鬼才監督・押井守さんが独自の視点で語り尽くした、自由で過激でオモシロすぎる<日本人論>です。

 
「日本」なのか「ニッポン」なのか、どっちなんだろう……いえ、どっちが正しいとかそういう問題でなく、「日本」と書くことと「ニッポン」と口にすることの間には、いったいどんな気分の違いがあるのだろうか、とも考えます。そのときの気分に合わせて「日本」とも「ニッポン」とも使い分ける、そういう日本人てのは何なのさ、とも考えます。(中略)あくまでお気楽な読み物として「日本および日本人」について語る本を目指してみました。そういう意味では、「日本および日本人」についての本格的な思索の入門篇の、そのまた入門篇として読んでいただければ幸いです。 ――まえがきより

 

本書の目次(一部抜粋)

第一章 コメ食べて鉄を鍛える。
スパゲティと再構築/ブームとにわか/日本人と永遠の日常

第二章 ニッポンのコトバ。
ニッポンとニホン/『攻殻』と神道/日本人とわびさび

第三章 何もせんほうがええ。
日本人と仏教/信仰心と宗教心/若者と「水洗トイレの思想」/日本人と自己犠牲

第四章 ニッポンでだけ有名人。
日本人とペリー/日本人と歴史観/日本人とリア充

第五章 戦後日本を作った将軍。
わたしと戦後/改憲と破棄/ヤン・ウェンリーとラインハルト

第六章 NOW & FUTURE
日本人とオリンピック/日本人とコロナ/日本人と「お上」の正体

 

著者プロフィール

「押井守のニッポン人って誰だ?」押井守/著(東京ニュース通信社発行)

「押井守のニッポン人って誰だ?」押井守/著(東京ニュース通信社発行)

著者の押井守(おしい・まもる)さんは、1951年生まれ。東京都出身。映画監督。

1977年、竜の子プロダクション(現:タツノコプロ)に入社。スタジオぴえろ(現:ぴえろ)を経てフリーに。

主な監督作品に『うる星やつら オンリー・ユー』(1983)、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984)、『天使のたまご』(1985)、『機動警察パトレイバー THE MOVIE』(1989)、『機動警察パトレイバー2 the Movie』(1993)。

『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995)はアメリカ「ビルボード」誌セル・ビデオ部門で売り上げ1位を記録。『イノセンス』(2004)はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(2008)はヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品された。

そのほかの作品に『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズ全7章(2014~2015)、『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』、『東京無国籍少女』、『ガルム・ウォーズ』(すべて2015)などがある。

 

押井守のニッポン人って誰だ!?
押井 守 (著), 渡辺 麻紀 (著)

 


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