気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

『13億人のトイレ 下から見た経済大国インド』トイレを見れば、丸わかり!ありそうでなかった「トイレから見た国家」!

佐藤大介さん著『13億人のトイレ 下から見た経済大国インド』

佐藤大介さん著『13億人のトイレ 下から見た経済大国インド』

佐藤大介さん著『13億人のトイレ 下から見た経済大国インド』(角川新書)が、KADOKAWAより刊行されました。

 

インドはトイレなき経済成長だった!?

インドでは、携帯電話の契約件数は11億件以上、トイレのない生活を送っている人は約6億人。経済データという「上から」ではなく、トイレ事情という「下から」経済大国に特派員が迫ります。

 
◎家にトイレはないけれど、携帯電話ならある
◎モディ政権の看板政策(トイレ建設)の成功は忖度の産物?
◎トイレに行くのも命がけ
◎盗水と盗電で生きる人たち
◎「乾式トイレ」清掃の過酷さはブラック企業を超える
◎マニュアル・スカベンジャーだった女性がカーストを否定しない理由とは?
◎「差別」ではなく「区別」と強弁する僧
◎差別される清掃労働者を救うためにベンチャーが作ったあるモノとは?
◎アジア最大のスラムの実情 etc.

……など、ありそうでなかった、トイレから国家を斬るルポルタージュです。

 

本書の構成

はじめに

第一章 「史上最大のトイレ作戦」――看板政策の実像と虚像
ガンジー誕生日/「スワッチ・バーラト」/人口の半分がトレイのない暮らしをしている/家にトイレはないけれど、携帯電話ならある/スワッチ・バーラトの「成功」/使われていないトイレ/トイレは妻のたっての希望でつくられた/「野外排せつゼロ」のカラクリ/トイレ設置が進んでも野外排せつが減らない/補助金の「もらえる詐欺」/ペーパートイレ/インド社会にも強い「忖度」がある/目玉政策だった「通貨廃止」の実態/モディの政治は「小泉流」だ/抗議の辞職/カシミールに生まれて

第二章 トイレなき日常生活――農村部と経済格差
野焼きの煙/トイレに行くのも命がけ/「安全のため」にトイレが欲しい/「トイレを作る余裕がない」/トイレなき経済成長/「村長が作れとうるさいから」/マジック/自殺する農民が後を絶たない

第三章 人口爆発とトイレ――成長する都市の光と影
汚れた「聖なる川」/信じる者は救われる?/疲れ切った川/都会の持つ別の顔/聖なるドブ川/下水インフラは都市部でも未発達だ/行政のアクションは鈍い/盗水と盗電/地下水の減少も進んでいる/「スラムドッグ・ミリオネラ」のロケ地/「非公認」のスラム

第四章 トイレとカースト――清掃を担う人たち
赤い目の清掃人/悪臭の中で/首まで汚水につかることもある/ある清掃労働者の死/「ダリット」という存在/「乾式トイレ」清掃の過酷さはブラック企業を超える/名ばかりの「ザル法」/いったい「カースト」とは何だろうか/インドはカーストを否定していない/「浄」「不浄」とダリット/二人の子どもはなぜ殺されたのか/「トランプ村」を訪れる/「不浄」なるトイレ/「それはやりたくない」/「差別」ではなく「区別」と強弁する僧/トイレの「聖人」/「不可触民の子どもだ」/ダリットの環境そのものを改善する/ガンジー主義者/「私もバラモンになりたい」/「聖人」のモディ評価

第五章 トイレというビジネス――地べたからのイノベーション
「スタートアップ大国」インド/トイレ清掃ロボットを開発する/安全と尊厳を取り戻す/ターゲットは農村/トイレで進出する日本企業/簡易トイレがインドの農村に根付く日

終章 コロナとトイレ――清掃労働者の苦渋
コロナはインドの暗部を浮き上がらせた/コロナ禍の清掃労働者たち/アジア最大のスラムの実情/「対策の中に私たちは含まれていないのか」

おわりに
主要参考文献一覧

 

著者プロフィール

著者の佐藤大介(さとう・だいすけ)さんは、1972年、北海道生まれ。共同通信社記者。

明治学院大学法学部卒業後、毎日新聞社入社。社会部などを経て2002年、共同通信社入社。2006年に外信部へ配属され、2007年6月から1年間、韓国・延世大学に社命留学。2009年3月から2011年末までソウル特派員。帰国後、経済部で経済産業省を担当するなどし、2016年9月から2020年5月までニューデリー特派員。インド各地の都市や農村だけでなく、スリランカ、バングラデシュなどの周辺国も担当し、取材で現地をめぐってきた。同6月より外信部所属。

著書に『オーディション社会 韓国』(新潮新書)、『ドキュメント 死刑に直面する人たち』(岩波書店)などがある。

 

13億人のトイレ 下から見た経済大国インド (角川新書)
佐藤 大介 (著)

トイレを見れば、丸わかり。
都市と農村、カーストとイノベーション……
ありそうでなかった、「トイレから見た国家」。
海外特派員が地べたから徹底取材!!

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です