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『つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく』外来生物は本当に悪者なのか?

小宮輝之さん監修『つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく』(構成・文:有沢重雄さん)

小宮輝之さん監修『つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく』(構成・文:有沢重雄さん)

偕成社は、上野動物園元園長・小宮輝之さんが監修する児童書『つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく』(構成・文:有沢重雄さん)を刊行しました。

 

人間によって持ちこまれたのに「悪者」とされている不満を、生物自身が「言い分」としてコミカルに語る異色の児童書が発売!

本書は、外来生物から48種を選び、人間によって持ちこまれたのに「悪者」とされている不満を、生物自身が「言い分」としてコミカルに語り、日本に持ちこまれた経緯とその後の状況、増えた理由についても解説する本。外来生物側の目線で外来生物を解説する、異色の児童書です。

 
今、池の水を抜く「かいぼり」が流行しています。 テレビや新聞でもとりあげられ、在来種と外来種に仕分けられる様子が映ります。

外来生物は、在来種の存続を脅かすことが多いため、悪者扱いされがちです。そのため、大人も子どもも、血まなこで外来生物をさがし、捕らえては歓声をあげますが ……それは正しいのでしょうか?

 
外来生物は、実は、ほとんどが、食用、観賞用、害獣退治など、人間の勝手な都合でつれてこられたものです。確かに日本の自然と生物多様性を脅かすものも多いですが、一方で「帰化動物」「帰化植物」と呼ばれ、日本人と長い間、くらしをともにしてきた生き物もいます。

 
外来生物も、在来生物と同じ一つの命。外来生物たちの言い分にもぜひ耳を傾けてほしい。本書は、そのような思いから企画されました。

 
人間の世界にも多様性を受け入れる文化が広がりつつあります。その過程で大事なことは、まずは「知ること」。外来生物というカテゴリで一方的にはねつけるのではなく、彼らのことをまずは「知り」、日本に暮らす生物の多様性にも目をむけてみませんか?

 

著者プロフィール

 
■監修:小宮輝之(こみや・てるゆき)さん

1947年、東京都生まれ。1972年、多摩動物公園の飼育係に就職。上野動物園、井の頭自然文化園の飼育係長、多摩動物公園、上野動物園の飼育課長を経て、2004年から2011年まで上野動物園園長を務める。

著書に『日本の家畜・家禽』『ほんとのおおきさ・てがたあしがた図鑑』『くらべてわかる哺乳類』『哺乳類の足型・足跡ハンドブック』『鳥の足型・足跡ハンドブック』『ZOOっとたのしー!動物園』『べんりなしっぽ!ふしぎなしっぽ!』『シマウマのしまはサカナのほね』『動物園ではたらく』『だれの手がた・足がた?』などがある。

 
■構成・文:有沢重雄(ありさわ・しげお)さん

高知県生まれ。出版社、編集プロダクションを経て独立。自然科学分野を中心にライティング、編集に携わる。

著書に『自由研究図鑑』『校庭のざっ草』(福音館書店)、『せんせい!これなあに?(全6巻)』『だれの手がた・足がた?』(ともに偕成社)、『花と葉で見わける野草』(小学館)、絵本『どうしてそんなかお?』全3巻(アリス館)、図鑑『生き物対決スタジアム』全4巻(旬報社)などがある。

 
■絵:今井桂三(いまい・けいぞう)さん

動物画家。1975年より、図鑑のさし絵を手がける。正確で迫力のある細密画には定評がある。

 
■絵:むらもとちひろさん

日本図書設計家協会会員。広告・装画を中心に活動中。動物・植物のほか、食べ物の絵が得意。

 
■絵:ウエタケヨーコさん

多摩美術大学卒業。印刷会社のデザイナーを経て、2013 年よりフリーのイラストレーター。

 
■絵:サトウマサノリさん

武蔵野美術大学卒業。企業等でキャラクター制作を経て、絵本づくりと立体デザインをしている。

 

つれてこられただけなのに: 外来生物の言い分をきく
小宮輝之 (監修), 有沢重雄 (著), 今井桂三 (イラスト), むらもとちひろ (イラスト), ウエタケヨーコ (イラスト), サトウマサノリ (イラスト)

外来生物48種が、人間が日本に持ちこんだのに「わるもの」となった不満を、生物自身の「言い分」としてコミカルに、味わい深いイラストとともに語り、持ちこまれた理由とその後の経緯も解説する本。監修は上野動物園元園長の小宮輝之氏。池や堀の水を抜くかいぼりや、釣りや川遊びで外来生物を捕らえたとき、多くの場合、おとなも子どもも持つ感情は「よそものは排除すべき」という……ちょっと待って。それは正しい? 外来生物も、在来生物と同じ一つの命。外来生物は、日本に来たくて来たわけじゃない。ほとんどが、食用、観賞用、害獣退治など、人間の勝手な都合でつれてこられたもの。たしかに日本の自然と生物多様性をおびやかしているものが多いけれど、つれてきたのは人間。外来生物たちはこう言いたいにちがいない。「つれてこられただけなのに」と。

 


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