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『ぜんぶ、すてれば』「悩みも不安も、ぜんぶ、捨てていい」伝説の経営者が語る”個の時代”で自立する生き方

中野善壽さん著『ぜんぶ、すてれば』

中野善壽さん著『ぜんぶ、すてれば』

寺田倉庫の元代表取締役社長兼CEO・中野善壽さん初の著書『ぜんぶ、すてれば』が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。

 

隈研吾さんが「日本の経営者のなかでも破格の存在」と絶賛!

寺田倉庫の経営改革をはじめ、異例の実績を重ねながらも、メディアにほとんど姿を現さず、実在すら疑われていた伝説の経営者が、ついに初の著書を出版しました。

 
中野善壽さんは、寺田倉庫の経営改革を担い、天王洲をアートの街に変貌させることによって「モンブラン国際文化賞」の法人受賞を果たすなど、斬新な視点と迅速な行動で数々の実績を残してきた75歳の経営者です。

その生き方の根幹にあるのは、「ぜんぶ、捨てる」こと。「何も持たなければ、本来の自分のまま、今日を楽しむことができる」という考えのもと、家やクルマはもちろん、時計も持たず、酒やタバコも嗜みません。また、若いころから生活に必要な分以外のお金は寄付をしてきました。

 
メディアには滅多に姿を現さず、「本当に実在するのか」と疑われていた中野さんですが、初の書籍として、その生き方を「不確実な現代を自立して生きるためのヒント」としてまとめました。。

刊行に際し、隈研吾さんも「ビジネスとかアートとか、結局のところ「切れ味」だということを、日本で唯一中野さんだけが直感的に理解し実践している!」と推薦を寄せています。

 
<主な内容>
◎今日がすべて。颯爽と軽やかに、ぜんぶ捨てれば
◎人の評価は気にしない。 自分自身が納得できるか
◎会社はただの箱でしかない。 愛社精神なんて持たなくていい
◎目標はいらない。 がんばり過ぎたら、やめていい
◎五年後なんて考えなくていい。 今日を楽しく、 夢中になれることに集中する
◎所有は安定を生まない。 ものを捨てれば、自由になれる
◎自分だったらこうやる。 批判精神が仕事を磨く
…など、「今を楽しく、自立して生きる」ための82の言葉と文章を掲載。

 

「今日がすべて。颯爽と軽やかに。ぜんぶ、捨てれば」――変化の激しい“個の時代”を生きる全ての人に贈る今を楽しく、自立して生きるための言葉

(“今日がすべて。颯爽と軽やかに、ぜんぶ捨てれば” より)

僕が何より伝えたいのは、「今日がすべて」という言葉です。
情報が多く、将来のことも、周りの人も気になる時代において、「今に集中する」のはどんどん難しくなっているのかもしれません。しかし、事実として、夢中になって楽しむことができるのは今しかありません。
今この瞬間、ここにいる自分をもう一度見つめてみる。
過去にとらわれず、未来に揺さぶられず、確かに味わうことができる今日に集中して精一杯楽しむ。
その結果は、先々にいろんな形となって巡って来るはずです。
明日地球が滅びるかもしれないし、誰かをあてにしてもしょうがない。
自分を花開かせることができるのは、自分自身に他ならない。
すべては因果応報。将来をつくるのは、今日の自分。
今日の自分を妨げるものはぜんぶ捨てて、颯爽と軽やかに、歩いていこうじゃありませんか。

 

著者プロフィール

著者の中野善壽(なかの・よしひさ)さんは、1944年生まれ。東方文化支援財団代表理事/元寺田倉庫代表取締役社長兼CEO。

幼少期、祖父母の元で「全ては自己責任」という考え方を厳しく叩き込まれ、 その意識は人一倍強く持っていると自負する。好きな言葉は「因果応報」。

その後、弘前高校、千葉商科大学卒業後、伊勢丹に入社。子会社のマミーナにて 社会人としてのスタートを切る。1973年、鈴屋に転職、海外事業にも深く携わる。1991年、退社後すぐに台湾に渡る。 台湾では、力覇集団百貨店部門代表、遠東集団董事長特別顧問及び 亜東百貨COOを歴任。

2010年、寺田倉庫に入社、2011年、代表取締役社長兼CEOとなり、2013年から寺田倉庫が拠点とする天王洲アイルエリアを アートの力で独特の雰囲気、文化を感じる街に変身させた。2018年、日本の法人格としては初となるモンブラン国際文化賞の受賞を果たす。

2015年12月、台湾の文化部国際政策諮問委員となる。2019年6月寺田倉庫退社、2019年8月、地域や国境を越えた 信頼感の醸成をはかり、東方文化を極めたいという飛躍したビジョンを持つ「東方文化支援財団」を設立し、代表理事に。現在に至る。

 

ぜんぶ、すてれば
中野 善壽 (著)

 


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