気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

『会話が上手い人 下手な人』「会話の上手な人」と「会話の下手な人」を比較すると見えてくる!会話上手になり愛される人になる秘訣とは

森優子さん著『会話が上手い人 下手な人』

森優子さん著『会話が上手い人 下手な人』

森優子さん著『会話が上手い人 下手な人』が、かんき出版より刊行されました。

 

気を遣うのではなく、心を使う

「一生懸命話しているのに、どうも相手に伝わっていない気がする……」
「面白い話ができなくて、相手を退屈させてしまう……」

…このように「自分は話し下手だ」と思っている人も少なくないかもしれません。

ですが、たくさん話すから上手だということでもありません。

 
本当の会話上手は、聞くことと話すことのバランスがほどよくとれていて、ちょっとした受け答えや仕草などで相手を明るい気持ちにさせる人です。その結果、感じのいい人だという印象を持ってもらうことができるのです。
そう、会話が上手な人は、気を遣うのではなく、心を使うのです。

 
本書では、コミュニケーション・アドバイザーとしてクライアントから絶大な支持を得る著者が、人生の成功者ともいえる一流の人たちが持っている特徴や会話のスキルを、実際にあったエピソードを紹介しながら伝授します。

各項目の冒頭で、「会話の上手い人」「会話の下手な人」を比較して端的にまとめているので、ポイントをつかみやすくなっています。例えば次のような形です。

 
<相手の気持ちになって話を聞く>
会話の上手い人は、相手を主語にして話を聞きます。
会話の下手な人は、自分が主語になります。
会話の上手い人は、ヒアリングに重点をおきます。
会話の下手な人は、スピーキング重視になります。
会話の上手い人は、提案は後からします。
会話の下手な人は、最初から売り込みます。

 
なぜでしょうか。
会話の上手い人は、「相手ファースト」という心構えができているからです。

 

会話のベースはやっぱり「愛」

本書では、プロローグの「相手ファーストで接する」で、会話が上手な人が持っている特徴のベースとなっている部分について説明しています。

 
第1章は「相手を気遣い声をかける」について解説しています。
自ら発する言葉に明るさやポジティブさがあるかないかで、相手が受ける印象は大きく変わります。

 
第2章は「相手が喜ぶ言葉をかける」方法。
会話が上手な人は、相手のことをよく見ていますから、気がついてポジティブな想いを言葉の中に入れて声をかけていけるのです。人に喜んでもらえることは、自分にとってもうれしいものです。

 
第3章は「相手のために自分の言葉で話す」。
同じ内容を伝えるにしても、状況によっては、言葉を優しさで包んで表現を変更したほうが相手の心を波立たせずにすみ、相手にも自分にもいいことがあります。それとは逆に、ストレートに自分の気持ちを言葉にしたほうが誠実さが伝わり、グッと印象がよくなることもあります。言葉のかけ方をちょっと変えるだけで、相手が受け取る印象は変わってくるのです。

 
第4章「さりげなく心に響くことをする」と第5章「自ら心を開いて信頼される」では、人として魅力あふれる人の会話術について解説していきます。

 
最後の第6章「愛されながら成功を引き寄せる」では、会話が上手になっていくと、どのようなすばらしいことが待っているのかについて解説しています。ベースはやっぱり「愛」です。アナログな表現ですが、愛こそすべてなのです。

 

本書の構成

プロローグ 会話が上手な人は、相手ファーストで接する

第1章 会話が上手な人は、相手を気遣い声をかける

第2章 会話が上手な人は、相手が喜ぶ言葉をかける

第3章 会話が上手な人は、相手のために自分の言葉で話す

第4章 会話が上手な人は、さりげなく心に響くことをする

第5章 会話が上手な人は、自ら心を開いて信頼される

第6章 会話が上手な人は、愛されながら成功を引き寄せる

 

著者プロフィール

著者の森優子(もり・ゆうこ)さんは、東京生まれ。コミュニケーション・アドバイザー。

短大卒業後、西武グループに入社。西武ライオンズのチアリーダーに従事する。結婚、離婚を経てシングルマザーになり、株式会社リクルート、株式会社リクルートキャリアにて求人広告の営業を担当。お客さんまの心をつかむ営業で入社2年目には、年間4クオーターを通して「売上、新規売上、新規社数」の全目標を達成した者だけに与えられる「グランドスラム賞」をとり表彰される。グループ内における月間MVP賞や月間売上トップ賞もたびたび獲得する。2020年1月にリクルートを退職。

その一方で、生活のために夜は銀座のクラブホステスとして14年間働き、ナンバーワンホステスの座をキープ。銀座全体が不況にあえぐなか、安定した売上を誇りチーママ的存在としてオーナーママや後輩ホステス、お客さんからも絶大な信頼を得る。2013年、両親の介護のために惜しまれながらホステスを引退。

14年間のダブルワークにおいて、大企業から中小企業、個人事業主までさまざまな業界の成功者、成功していく姿を数えきれないほど身近で観察。その数は1000人を超える。その貴重な経験で培った「人間審美眼」を生かして、社内・社外を問わず人づきあいのコミュニケーションスキルをアップさせるコンサルティング事務所「マリアージュ」を開業。お客さんの心をつかむ接客術、人心掌握術をはじめ、人生の目標を達成するための力をつけるコミュニケーション・アドバイザーとして、クライアントから絶大な信頼を得ている。

著書に『雑談が上手い人 下手な人』『嫌なことを言われた時のとっさの返し言葉』(いずれもかんき出版)がある。

 

会話が上手い人 下手な人
森 優子 (著)

昼のビジネスシーンでのスマートな会話、夜の銀座での粋な会話の進め方が、 豊富なエピソードを気軽に読めて身につきます。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です