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『なぜあの学校は危機対応を間違えたのか』相次ぐいじめ、不祥事への不適切な対応に喝! 被害を最小限に抑え信頼を守るクライシスコミュニケーション

石川慶子さん著『なぜあの学校は危機対応を間違えたのか 被害を最小限に抑え信頼を守るクライシスコミュニケーション』

石川慶子さん著『なぜあの学校は危機対応を間違えたのか 被害を最小限に抑え信頼を守るクライシスコミュニケーション』

危機管理・広報コンサルタントの石川慶子さん著『なぜあの学校は危機対応を間違えたのか 被害を最小限に抑え信頼を守るクライシスコミュニケーション』が、教育開発研究所より刊行されました。

 

本当に守るべきものは何か? 困っていることを語る勇気を!

危機管理として予防策は大事で、本書の大部分でも触れられていますが、リスクはゼロにはできません。同じくらい大事なのは危機発生以降の判断と行動であり、それへの十分な備えです。

 
事実、学校がかかわる世間を騒がす問題については、問題発覚後の対応、記者会見の言動におかしな点があり、それがさらなる危機的状況を招いているケースがあとを絶ちません。

 
危機(クライシス)はその後の「分岐点」です。
そのとき、子どもたちや保護者、教職員を守るために、どう対応するのが適切か。クライシスコミュニケーションの重要さを鮮明に印象づける一冊です。

 
<本書の特長>
◆都市部でなくとも、メディアの情報網はいたるところに張りめぐらされています。学校が危機対応を誤ると、地域が荒れてしまいます。
◆マニュアルは刻一刻と古くなります。平時の備えから緊急時のマスコミ対応まで、時代で揺るがない危機管理の心がまえができます。
◆服装、姿勢、歩き方、立ち居振る舞いなどは、先生方の印象をつくります。見た目で損しない「外見リスク」の視点も得られます。
◆「分析・コメントが的確」「対岸の火事とは思えない」「組織改革に役立つ」など、ファン多数。月刊『教職研修』の人気連載「学校CC入門」を大幅に加筆・修正。

 

本書の構成

第1章 学校CC入門
なぜクライシスコミュニケーションが重要なのか
ダメージを最小限にする初動3原則

第2章 リスクマネジメントの訓練
リスクマネジメントの進め方
トレーニングの組み立て方

第3章緊急記者会見への備え
記者会見の開き方
非言語メッセージも意識する

第4章 あの事件・事故の教訓
滝川市立小学校 いじめ自殺事件
石巻市立小学校 津波死亡事故
調布市立小学校 食物アレルギー死亡事故
某市 LGBT中学生自殺事件

第5章 【対談】外から見た学校CC
弁護士/臨床心理士/スタイリスト/ウォーキングディレクター

 

石川慶子さん プロフィール

著者の石川慶子(いしかわ・けいこ)さんは、東京都生まれ。東京女子大学卒業。危機管理/広報コンサルタント。

国会職員として勤務後、劇場映画やテレビ番組の制作を経て広報PR会社へ。二人目の出産を機に2001年独立し、危機対応に強い広報プロフェッショナルとして活動開始。リーダー対象にリスクマネジメントの観点から戦略的かつ実践的なメディアトレーニングプログラムを提供。講演活動や学会発表も多数行っている。

2015年、外見リスクマネジメントを提唱。有限会社シン取締役社長。調布市教育委員(2012~16年)、日本リスクマネジャー&コンサルタント協会理事、日本広報学会理事、公共コミュニケーション学会理事等も歴任。

著書に『マスコミ対応緊急マニュアル 広報活動のプロフェッショナル』(ダイヤモンド社)がある。

 

なぜあの学校は危機対応を間違えたのか 被害を最小限に抑え信頼を守るクライシスコミュニケーション
石川 慶子 (著)

困っていることを語る勇気を

相次ぐいじめ、不祥事問題……危機的状況の言動(CC:クライシスコミュニケーション)次第で、周囲との関係性が良くも悪くもなる。実際に起きた失敗事例を踏まえ危機対応のプロが伝える、適切な「学校CC」の考え方とスキル。

校長のみならず全教職員が意識しなければならない要素が、ここにある!

 


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