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『思い出すと心がざわつく こわれた関係のなおし方』昔の様な関係に戻りたい――こわれた人間関係からくるもやもやを解消する14のレッスン

イルセ・サンさん著『思い出すと心がざわつく こわれた関係のなおし方』(訳:浦谷計子さん)

イルセ・サンさん著『思い出すと心がざわつく こわれた関係のなおし方』(訳:浦谷計子さん)

イルセ・サンさん著『思い出すと心がざわつく こわれた関係のなおし方』(訳:浦谷計子さん)が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。

 

心の奥にひっかかっている人はいませんか?

◎仲がよかった親友と疎遠になってしまった
◎信頼していたパートナーとの関係が冷え切ってしまった
◎親と離れて暮らしているが、思い出すと心がざわざわする
◎娘や息子と、もう一度心を通わせたい
◎新しい友人関係が長続きしない

…こうした問題は、誰にでも起こりうるものですが、修復の仕方を知っている人は多くありません。

 
大切だった人間関係の喪失は、じわじわと心を蝕みます。
「離れてよかった」と思うような関係でも、心に傷を残すことがあるのです。

 

心理療法士が教える14のレッスンで、心のもやもやを解消

本書は、デンマーク出身の心理療法士である著者が感情の棚卸しから、向き合い方まで、人間関係からくるもやもやを解消する方法を紹介。うまくいかなくなった人間関係を回復・改善するためのさまざまな手立てを伝授します。

具体的な事例を引き合いに出しながら、 シチュエーションごとに役立つフレーズや表現を盛り込んでいます。

 
各章末のエクササイズは、あなた自身の考えや感情、そしてあなたの人間関係の課題をより明確に把握するためのものです。感情を揺さぶるようなエクササイズもありますから、取り組む前に、話し相手になってくれそうな友だち(第三者)を見つけておくことをおすすめします。

 
最初から最後まで読んでもいいし、自分に当てはまる部分を拾い読みしてもかまいません。目次と各章末のまとめを見れば、必要な情報がどこに書かれているかがわかるでしょう。

 

レッスン後には自己診断テストで準備度をチェック!

巻末には、自己診断テストがあります。疎遠になってしまった人に対してアプローチしようという、あなたの意欲の度合いを測るためのものです。

 
人間関係全般に関するテストではなく、特定の人物に対して、どれくらいかかわりをもつ準備ができているかを測ります。現時点での自分の心構えを知る手がかりになるでしょう。

 

本書の構成

はじめに

第1章 やり残した人間関係の宿題に取り組む

第2章 相手に対する自分の願いを掘り起こす

第3章 自分の中の抵抗、怒り、いらだちを見つめる

第4章 相手には相手の視点があるということを認める

第5章 はじめの一歩 相手との接点をつくる

第6章 仲がこじれた理由を率直に話し合う

第7章 聞きたくなかったことだとしても相手の言葉に耳を傾ける

第8章 向き合ってくれない人であってもできる限り受け取る

第9章 怒りだけが理由とは限らない、隠れた原因を推測する

第10章 相手と自分を混同しない

第11章 家族関係に目を向ける

第12章 関係を終わらせることにした理由について考える

第13章 きちんと別れを告げる

第14章 気持ちよく分かれる

エピローグ

自己診断テスト
参考文献

 

著者プロフィール

 
■著者:イルセ・サン(Ilse Sand)さん

心理療法士。デンマークのオーフス大学で神学を学び、C・G・ユングとキルケゴールに関する修士論文を執筆。また、いくつかの心理療法的アプローチの訓練を受けており、デンマークの心理療法協会の会員でもある。

数年間、デンマーク国教会の教区司祭を務め、現在はスーパーバイザー、トレーナー、講演者、セラピストとして活動している。

おもな著書に『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』『心が繋がるのが怖いー愛と自己防衛』『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント』(すべてディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

 
■訳者:浦谷計子(うらたに・かずこ)さん

立教大学文学部英米文学科卒業。翻訳家/ヨガ講師。

外資系製薬企業に勤務したのち、海外居住経験を経て、フリーランスの翻訳家に

訳書に『母から受けた傷を癒す本』(さくら舎)、『「対話」がはじまるとき』(英治出版)、『判断力』(マグロウヒル・エデュケーション)、『APA倫理規準による心理学倫理問題事例集』(創元社)などがある。

 

思い出すと心がざわつく こわれた関係のなおし方 (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ)
イルセ・サン (著), 浦谷 計子 (翻訳)

心の奥にひっかかっている人はいませんか?
『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』がベストセラー!
世界20か国のHSPを癒した心理療法士、イルセ・サン最新作

<< 豊富な事例と、具体的なエクササイズ が満載>>
【感情の棚卸し】から【向き合う】【別れる】まで、
誰も教えてくれなかった「こわれた関係との向き合い方」を心理療法の観点からご紹介します。
●エクササイズ相手との問題を客観視する「なぜ相手と連絡を絶っているのですか」?
●エクササイズ相手への願いを言葉にする「相手からの手紙を自分自身で書いてみましょう」
●エクササイズ相手の言葉を聞き入れる「相手のネガティブな感情を引き出す練習をしましょう」
●エクササイズ相手へリクエストする「相手から、どんな言葉をかけてほしいですか」?
●エクササイズ家族のなかの問題について考えてみる「家族のなかにどんな問題がありますか」?
●エクササイズ相手を許す「和解のために、あなたには何ができそうですか」? ……etc.

 


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