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『僕たちはヒーローになれなかった。』映画化「僕たちは世界を変えることができない。」から8年、”僕”はまだ、もがいている。

葉田甲太さん著『僕たちはヒーローになれなかった。』

葉田甲太さん著『僕たちはヒーローになれなかった。』

葉田甲太さん著『僕たちはヒーローになれなかった。』が、あさ出版より刊行されました。

 

ヒット作『僕たちは世界を変えることができない』の続編が刊行!

本書は、向井理さん初主演(葉田甲太役)で、東映より映画化され話題にもなったノンフィクション小説『僕たちは世界を変えることができない。』(小学館)の8年後の物語を描いています。

 
社会人になった著者が、学生時代には感じなかった、苦労や挫折に衝突しながらも前進していく物語です。カンボジアでの挫折、川原先生の言葉、沖縄の女子中学生との出会い、さまざまな出来事が“カンボジアに新しい病院を建てる事”の実現へと著者を導いていきます。

本書の印税は、すべてNPO法人あおぞらを通じて、タンザニア病院建設プロジェクトなどに寄付されます。

 
<向井理さん 推薦コメント>

「献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語」

 

『僕たちはヒーローになれなかった。』より一部抜粋(要約)

 
有名人になったみたいだった。ただただ調子に乗っていた。

『僕たちは世界を変えることができない。』が累計10万部を突破して、映画も大ヒットして、主演の向井理さんたちにも会えた。テレビやラジオなどたくさんのメディアからインタビューを受け、日本全国で講演もした。有名人になったみたいだった。ただただ調子に乗っていた。
僕はもしかしたらすごい人なんじゃないかと思っていた。

 
僕は何をしたかったんだ?

小学校を建てた責任があるので、僕はカンボジアへ通って、継続支援を続けていた。
といっても、1年に1回がやっとだけど……

2014年2月に小学校を訪れた際、村長から数日前、生後22日目の赤ちゃんが肺炎で亡くなったことを聞いた。
赤ちゃんのお母さんが、お墓の前で泣いている姿を見た時、「かわいそうだなー」と思ったと同時に

「でも、僕には何もできないしなー」と思った自分にびっくりした。

ポキッ

心が折れる音が聞こえた。

 
まずは自分のやれることをやりなさい。

今から8年前、川原さんは、医療関係者がいなかったガダーレフ州シェリフ・ハサバラ村で、州の保健知事の要請を受け、1人で診療を開始した。僕は、その川原さんが支援されている村に行った。
その日、僕たちは村長の家に泊めていただいた。室内は暑いから、みんなでベッドを外に運んで、外で寝ることになった。

空いっぱいの星を見ながら「どうして僕は行動できないんだろう。
戦争がなくて最低限の衣食住もある。
だったら、自分にとって本当に大切なこと以外は、捨ててもいいんじゃないだろうか。
実は、そのほうが人生を豊かにしてくれるんじゃないだろうか」と考えていた。

そして、川原先生がふとした時に言われた「まずは自分のやれることをやりなさい。そのあと、みんなの力が集まればすごい力になるから」という言葉をかみしめていた。

 
ボロボロの背中を、意外と人は見てくれているのかもしれない。

もし、それで失敗したのなら、仕方ない。
今まで自分の見てきたことややってきたこと、うまくいかなかったこと、思いを述べ、カンボジアの僻地の現状を変えるには新生児蘇生法が必要であること、嶋岡先生の力を必要としていることを詰め込んだ。

そして、最後に「亡くなる赤ちゃんを少しでも減らすために、力を貸してください」と書いてメールを送った。

5分後に、嶋岡先生から連絡がきた。「やります。協力します」

カンボジアに小学校を建設した時も、本を出版した時も、いつも自分がボロボロの時にだけ、救世主は現れる。もうやめようと思うギリギリのところで、手伝ってくれるのだ。
ボロボロの背中を、意外と人は見てくれているのかもしれない。

 

本書の目次

プロローグ

第1章 はじまりのはじまり

第2章 やっぱり人生は一度きり

第3章 離島の女子中学生が教えてくれたこと

第4章 カンボジアの僻地に病院を建設し、8000人の命を守る

第5章 笑顔の開院式へ

エピローグ

 

葉田甲太さん プロフィール

著者の葉田甲太(はだ・こおた)さんは、1984年、兵庫県生まれ。医師(総合診療医)/NPO法人あおぞら代表/関西学院大学 非常勤講師。

2005年、大学生の時に150万円でカンボジアに小学校が建つことを知り、仲間とともに実現。その体験を綴った『僕たちは世界を変えることができない。』(小学館)は東映より、深作健太さん監督、向井理さん主演で映画化された。

2014年にカンボジアの僻地で赤ちゃんを亡くしたお母さんと出会い、離島や僻地で総合診療医として勤務し、2018年2月にカンボジア僻地、バンティ・ミエンチャイ州にサンブール保健センターを建設。2019年5月より「タンザニアに新病院を開院し、5万人の命を守るプロジェクト」を開始。

著書『僕たちは世界を変えることができない。』『それでも運命にイエスという。』(ともに小学館)は、台湾や韓国でも出版され、累計10万部となっている。2018年地域支援大賞受賞。

 

僕たちはヒーローになれなかった。
葉田 甲太 (著)

大ヒット作『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia』.から8年後――。
著書が累計10万部を突破し、映画化にもなった。
主演の向井理さんたちにも会うことができ、テレビやラジオなどたくさんのメディアからインタビューを受けた。
今でもライブで泣いてしまうぐらいに大好きな銀杏BOYZの峯田和伸さんとも対談をした。
本や映画をきっかけに「葉田さんに会いたいです」という連絡をもらい、全国各地で講演会もした。
みんなにちやほやされていた。

有名人になったみたいだった。 ただただ調子に乗っていた。 僕はもしかしたらすごい人なんじゃないかと思っていた。

――そして今。
医者として働きながら、目の前のことで精一杯。 先輩には怒られるし、キャリアや収入に目が眩む。

そんな僕を変えたのは1人の涙だった。
僕は何をしたかったんだ!?

NPOを設立し、国内外の僻地でボランティアに勤しむことを書いた実話。 夢をあきらめた人や行動できない思い込んでいるあなたに捧げる自己啓発ノンフィクション!

■既刊

“僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.” (小学館文庫)
https://amzn.to/37dkgWU
葉田 甲太 (著)

医大生の甲太は受験勉強をして大学に入ったものの平凡な日常に疑問を抱いていた。そんなある日「百五十万円寄付してもらえればカンボジアに小学校が建つ」というパンフレットを偶然見かける。これだ!と感じた甲太は、勢いで仲間を募り、クラブイベントを企画して、寄付金の捻出をはかろうと奔走する。同時に、カンボジアにも出向き、地雷除去、ゴミ山で暮らす家族、売春宿で働く少女やエイズ問題などの過酷な現実に触れ、自分のダメさ加減と正対することになり…。決してきれい事だけではない、一歩踏み出す勇気を与えてくれるノンフィクション。

 
【関連】
「僕たちはヒーローになれなかった。」出版47都道府県全国ツアー。

 


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