『ノートを書くだけで脳がみるみる蘇る』毎月1000人の患者を診察する認知症専門医が教える40代からの“記憶力アップ”術
長谷川嘉哉さん著『ノートを書くだけで脳がみるみる蘇る』が、宝島社より刊行されました。
脳神経内科医歴30年の医師がたどり着いた“脳活”は、「手書き」
本書の著者は、認知症の祖父と過ごした経験から、認知症専門医を志し、現在毎月1000人の認知症患者を診ている脳神経内科医の長谷川嘉哉さん。
毎月大勢の認知症患者と向き合ってきた長谷川さんがたどり着いた脳の活性化方法が、 「ノートを書く」こと。ペンを指先で持ち、文字そのものを思い出しながら「手書き」することは、運動神経と連動しつつ脳の様々な機能を働かせ、若々しい脳を取り戻します。
本書では、「手書き」の効用や、情報処理能力との関係などを詳しく解説し、著者が実践する脳の活性化に効果的なノートの書き方を公開しています。
20代を過ぎると脳細胞は1日10万個死滅し、人・物の名前が出てこない「あれあれ症候群」も40代から増加すると言われています。
1日1分、その日の出来事や予定を「書く」だけの「脳活ノート」は忙しい方にも簡単にでき、若いうちから「手で書く」ことの習慣化は、ビジネスや生活上にも様々なメリットをもたらします。また、脳は何歳からでもパフォーマンスの向上が可能なので、高齢の方にもおすすめの脳活方法です。
日記、メモ etc. スマホ時代に、あえて「手書き」が脳のパフォーマンスを上げる!
脳に入れた情報を「書いて」アウトプットをすることで、脳はワーキングメモリ(情報処理能力)を解放し、その後、メモを再度見ると書いたことが情報として長期記憶化されます。
「書く」ことはスマホやPCでもできますが、 「手書き」は、指先に集中し文字自体を思い出しながら、脳細胞を活性化し、脳のパフォーマンスを上げます。
一方で、スマホに文字を打ち込むときは、指先は決まった法則に従って動かせばいいだけなので、脳への刺激が少なくなります。書く機会が減り、脳が急激に退化していると言える現代だからこそ、著者は、あえて「手書き」を推奨します。
<1日1分、脳を活性化させる3つのノート>
■「日記」
(ポイント)
「映画やDVD」「心に残った言葉」など、毎日これだけは書き留めようという「核」があると日記は続けやすくなり、振り返ったときに様々な情報とともに思い出しやすくなる!
■「思い出せなかったノート」
(ポイント)
「思い出せなかったこと」を書いたら、そのままにせずに時々見返し、忘れやすい言葉の傾向を知ることで自分自身の記憶の弱点を補強する!
■「どこでも持ち歩きノート」
(ポイント)
TO DO リストや買い物メモ、ブログのネタなど、とにかくなんでもすぐにメモして記憶する!
「書くべきこと」のルールは決めなくてOK!
本書の構成
Chapter1 手で文字を書くことがなぜ脳にいいのか?
Chapter2 脳活ノートを書く基本ルール
Chapter3 記憶力を活性化させる3つの脳活ノート術
Chapter4 「書く習慣」が脳を蘇らせる!
長谷川嘉哉さん プロフィール
著者の長谷川嘉哉(はせがわ・よしや)さんは、1966 年、名古屋市生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。医学博士、日本神経学会専門医、日本内科学会専門医、日本老年病学会専門医。
毎月1000人の認知症患者を診察する、日本有数の脳神経内科、認知症の専門医。祖父が認知症であった経験から2000年に、認知症専門外来および在宅医療のためのクリニックを岐阜県土岐市に開業。半径100キロ圏の遠方からも多くの患者さんが集まり、開業以来、5万件以上の訪問診療、500件以上の在宅看取りを実践している。
日常生活、仕事のなかで日記やメモを毎日取ることを実践し、手で文字を書くことの重要性を啓蒙している。
ノートを書くだけで脳がみるみる蘇る! 長谷川 嘉哉 (著) 45歳を過ぎたあたりから増えてくる、人の名前や固有名詞をすぐに思い出せない「あれあれ症候群」。本書は脳の専門家が実践する1日1分脳活ノート術の本です。毎月1,000人の認知症患者さんたちと向き合ってきた専門医である著者の結論が、「手で文字を書く習慣が脳を活性化させて、高齢になっても機能が維持される」。何歳からでも脳の機能を活性化することができる、文字を書く重要性を説いたノート術の数々を紹介。 |