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『脳が若返る15の習慣』人の名前がすぐに出てこなくなったら、すぐ読んだほうがいい!脳の老化を防ぎ、若返らせる日常の習慣術を解説

飛松省三さん著『脳が若返る15の習慣』

飛松省三さん著『脳が若返る15の習慣』

脳波研究の第一人者・飛松省三さんが科学的根拠に基づいた「脳の健康寿命」を延ばす方法を解説する『脳が若返る15の習慣』が、フォレスト出版より刊行されました。

 

科学的根拠に基づいた「脳の健康寿命」を延ばす方法を徹底解説!

最近、「物忘れがひどくなった」「人の名前がすぐに出てこない」「昨夜食べたメニューが思い出せない」……。そんな経験があっても、「まあ、年をとってきたから、しょうがない」と楽観視している人は意外と多いようです。

 
しかし、この症状を軽視してはいけません。脳の老化が始まっているサインだからです。そのままにしておくと、脳の老化がどんどん進みます。早い人だと、40代からその兆候が出てきます。

 
そんな脳の老化を防ぎ、脳を若返らせる、画期的な方法をまとめたのが本書です。
画期的な方法といっても、特別な薬や医療機器は必要なし。毎日の行動や習慣をちょっと変えるだけ。

たとえば……、

◎スマホを「非利き手」でいじる
◎運動のテンポに合わせて、かけ声をかける
◎モノは、親指と、人指し指以外の指でつまむ
◎脳科学者もやっている「ボケない食事法」

など全15の習慣を、科学的根拠に基づいてわかりやすく解説しています。

しかも、15の習慣のうちどれか1つでも実践するだけでも、効果があるものばかりを厳選しています。

 
著者は、脳波研究の第一人者。頭痛、脳卒中、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、てんかんなどの研究、臨床を長年行なってきた、脳の病気に関するスペシャリストです。

取り上げている習慣の中には、アルツハイマー病のリハビリをヒントに生み出された習慣もあります。そんな著者自らも実践している脳のアンチエイジング術を完全公開しています。

 
なお、本書で紹介されている習慣はいずれも、著者が今日まで実際に行ない、国際英文誌に掲載された研究成果と、脳科学的に確からしいとされている脳科学の知識を組み合わせた【きわめて信頼性の高い内容】になっています。この点が、従来の脳科学関連書と大きく異なる点です。

 
人生100年時代、いくら「カラダの健康寿命」を延ばそうと頑張っても、「脳の健康寿命」を延ばさなければ、意味がありません。脳の老化は、誰でも起こるものです。でも、その脳の老化を抑え、若返らせることは、科学的根拠に基づいた効果的な習慣を実践している人にしかできません。

 

本書の構成

はじめに

【第1の習慣】スマホを「非利き手」でいじる
◎「利き手」と脳の関係
◎脳の指令で手を動かすメカニズム
◎「非利き手」を使うと、脳が活性化する

【第2の習慣】運動のテンポに合わせて、かけ声をかける
◎パーキンソン病患者のリハビリからのヒント
◎自己ペースを助ける方法
◎ウォーキングは「1、2」のテンポ

【第3の習慣】モノは、親指と、人指し指以外の指でつまむ
◎赤ちゃんの発達を診る部位
◎指の動きと脳の関係
◎指を動かせば、脳の中の広い領域を刺激できる
◎普段あまり使わない中指、薬指、小指をあえて使う

【第4の習慣】楽器を弾く──50の手習いでも遅くない
◎なぜ若い人に比べて、楽器の上達が遅いのか?
◎手先を使う反復訓練の大きな効用

【第5の習慣】メモをとるときは、できるだけ手書きで
◎手書きの効能
◎日本人と欧米人で、脳の働く場所が違う!?
◎手っ取り早く脳を活性化させる方法

【第6の習慣】俳句と川柳で「連想記憶」を鍛える
◎記憶のメカニズム
◎物忘れのとき、脳では何が起こっているのか?
◎俳句という連想ゲーム

【第7の習慣】日曜大工が脳を変える
◎「体で覚える」という脳への効用
◎認知症にも負けない、体で覚えた「手続き記憶」
◎複数の情報を組み立てて、問題を解決する「作業記憶」も一緒に鍛える方法

【第8の習慣】義務感をできるだけ避ける
◎刺激で生じたひずみを元に戻そうとする防御反応
◎ストレスをコントロールする脳内物質「セロトニン」を増やす方法
◎「セロトニン」を増やす、もう1つの方法

【第9の習慣】ストレッチより週3回の有酸素運動
◎学会が認める、薬を使わずに認知症に効く治療法
◎1日あたりの歩行距離400m以下で、アルツハイマー病の危険度が2倍以上
◎有酸素運動で、海馬が1~2歳若返る
◎「脳トレ」は、効果がない!?
◎脳が喜ぶ運動の時間と強度、運動方法

【第10の習慣】脳科学者もやっている「ボケない食事法」
◎アルツハイマー病は、脳の糖尿病
◎アルツハイマー病とインスリンの深い関係
◎「HbA1c値7.0%未満」を目指して、血糖コントロール
◎国際アルツハイマー病協会も認めるアルツハイマー病を予防する食材

【第11の習慣】ダラダラしながら仕事をしない
◎選択と集中
◎脳における「注意」の2つの種類
◎「日間スケジュール」で、脳のエネルギーを省エネ化

【第12の習慣】スマホを使う時間を決める
◎映像が脳に与える影響
◎「ポケモンショック」事件
◎けいれん発作を引き起こした画像の真相
◎眼と脳の視覚野の関係と、けいれん発作のメカニズム
◎画面から遠ざかっても、明るくしても、刺激を受けるものだから、「時間」を制限する

【第13の習慣】毎朝決まった時間に起きる
◎脳には「2つの時計」がある
◎脳は、時間情報を正確に検出する
◎ブルーライトでリズムが狂っているから、毎日決まった時刻に起きてリズムを整える

【第14の習慣】脳が喜ぶ迷路パズル
◎なぜ認知症患者は迷子になるのか?
◎空間認知を鍛える

【第15の習慣】脳を鍛える「こころ」のエクササイズ
◎安静状態でも、脳は働き続けている
◎マインドフルネスで、脳のアイドリング状態を活発化

おわりに

 

飛松省三さん プロフィール

著者の飛松省三(とびまつ・しょうぞう)さんは、九州大学大学院医学研究院臨床神経生理学 教授。

1973年鹿児島ラ・サール高校卒業。1979年九州大学医学部卒業。1983年九州大学医学部脳研神経内科助手。1985年医学博士(九州大学)、シカゴ・ロヨラ大学医学部神経内科客員研究員。1987年九州大学医学部脳研生理助手。1991年同脳研臨床神経生理講師。1999年同大大学院医学系研究科脳研臨床神経生理教授。2000年より現職。

ヒトの脳の不思議に興味をもち、脳波、誘発脳波、脳磁図などの最先端の脳機能計測装置で研究を行なっている。脳の神経ネットワークの仕組みを解明し、病気の診断や治療、予防に役立てるために、心理学や工学分野と協力しながら脳研究を進めている。臨床脳波の第一人者。

著書に『ここに目をつける!脳波判読ナビ』『ここからはじめる!神経伝導検査・筋電図ナビ』『ベッドサイドの臨床神経生理学』などがある。英文専門誌に研究論文が160編以上掲載されている。医学研究院副研究院長(2006年~2014年)。医学研究院生命科学科長(2013年~2014年)。日本臨床神経生理学会理事長(2013年~2017年)。国際複合医学会理事長。認知神経科学会理事。日本てんかん学会理事。日本神経学会代議員。

 

脳が若返る15の習慣 (フォレスト2545新書)
飛松省三 (著)

【いくら身体の健康寿命を延ばしても、脳の健康寿命が延びなきゃ意味がない】

人の名前が出てこなくなったら、やったほうがいい。
脳波研究の第一人者がやっている、科学的根拠に基づいた、脳のスマートエイジング術。

 


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