写真集『TSUKIJI WONDERLAND』 見たことのない築地の姿!
山と溪谷社より、写真集『TSUKIJI WONDERLAND』が刊行されました。
謎と魅惑の世界を記録した、築地市場の写真集
日本橋より移転して約80年間、日本人の台所と称され、私たちの食文化を支えてきた築地市場は役目を終え、新転地である豊洲へ移転します。
本書は、この世界最大級の魚市場である築地を、2016年10月に公開された映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』(製作・配給:松竹)製作時、市場初の1年4ヶ月にわたり6名のカメラマンによって記録した写真集です。
早朝のセリに向け全国各地から運ばれる多種多様な魚たち、競り場での活気、仲卸店舗で働く人々……。築地で培われたここにしかない技、働く人や場所の生き生きとした一瞬を切り取った写真は、まさに私たちを見たことのないワンダーランドへと誘います。
巻末にはすべての写真の解説(INDEX)、そして、築地市場にまつわる寄稿文を掲載しました。また、昨今、日本のみならず、海外からも注目を集める築地市場。すべてのテキストを対英訳付で解説しました。海外からの渡航者のお土産にもなる一冊です。
7月26日には、映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』DVD&Blu-rayも松竹より発売予定です。
【寄稿文内容】
『築地は美しきアラベスク』テオドル・C・ベスター(文化人類学者・ハーバード大学教授)
『仲卸がつくるお魚と人の未来』島津修(築地市場 水産仲卸人)
『365日、日々繰り返されること』遠藤尚太郎(映画監督)
<参加写真家>
遠藤尚太郎さん・神戸千木さん・キムアルムさん・田中宏幸さん・フルタヨウスケさん・星野仁宏さん
編者プロフィール
編者の遠藤尚太郎(えんどう・なおたろう)さんは、1978年東京都杉並区生まれ。映画監督。
『偶然のつづき』が第27回ぴあフィルムフェスティバルに入選、観客賞を受賞。広告やミュージックビデオなどを幅広く手掛ける。2016年に公開された映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』(製作・配給:松竹株式会社)がサンセバスチャン国際映画祭など9つの国際映画祭に正式出品され、築地市場の知られざる姿と日本の食文化の神髄に迫る作品が評価を受け、世界各国で上映される。
約1年4ヶ月(600時間)の撮影でとらえた「はじめて見る築地の姿」
本書は、映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』(製作・配給:松竹株式会社)の製作中、約1年4ヶ月(600時間)に及ぶ撮影でとらえられた築地市場の写真集。
日本だけでなく、世界的にも注目があつまる築地市場の謎と魅惑に溢れた姿と表情は、まさにワンダーランドと呼ぶにふさわしい。
巻末にはテオドル・C・ベスター(ハーバード大学社会文化人類学教授)、島津修(築地仲卸人)、遠藤尚太郎(映画監督)が、それぞれの考える「築地考」を寄稿する。
TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド) [Blu-ray]
世界一の魚市場と称される築地市場を通して日本の食文化の真髄に迫るフードドキュメンタリー。撮影困難と言われる築地で1年4ヵ月にわたる長期撮影を敢行。そこに集う魚のプロフェッショナルたちの日々の営みと使命感に満ちた熱い生き様を綴る。