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『鎌倉・大船の老舗薬局が教える こころ漢方』えっ!? カラダだけじゃない? “こころ”にも効く漢方の正しい使い方

杉本格朗さん著『鎌倉・大船の老舗薬局が教える こころ漢方』

杉本格朗さん著『鎌倉・大船の老舗薬局が教える こころ漢方』

杉本格朗さん著『鎌倉・大船の老舗薬局が教える こころ漢方』が、山と溪谷社より刊行されました。

 

漢方は身体の不調だけではなく、心の悩みにも応えてくれる!

“漢方”のお世話になったことはありますか。

日常的に服用されている方なら“よく効く”という実感をすでにお持ちでしょう。そうでない方でも、風邪のひき始めに飲む“葛根湯(かっこんとう)”の名前はご存知でしょうし、“花粉症に効く漢方がある”という話を聞いたことがあるかもしれません。

 
実際、漢方を正しく使えば身体の不調に大変よく効きます。しかし、 “こころ”の調子も整えることができることはあまり知られていないのではないでしょうか。

イライラする、落ち込んでいる、息がつまる、やる気が出ないなど、様々な “こころ”の不調がありますが、これらはすべて“気”の状態と密接に関係があります。

適切な漢方を服用することで、“気”が正常に巡るようになり、こころの状態を整えることができるのです。

 
さらに、漢方が有効なのは、身体やこころが不調なときだけではありません。たとえば、大事なプレゼンの前に“温胆湯(うんたんとう)”を飲んで “胆(きも)”を据えることで緊張しにくくなったり、満員電車に乗る前にあらかじめ“抑肝散(よくかんさん)”を飲んでおくことで、気持ちを穏やかにすることができるのです。

漢方と正しく付き合うことで、あなたの生活や仕事の質を上げることができるでしょう。

 
本書ではまず、鎌倉市大船にある杉本薬局の3代目・杉本格朗さんが、漢方の考え方の基本となる“気”や“陰陽五行説”などを平易な言葉で解説しています。

さらに、それらの考え方をベースに、こころの不調の種類やシチュエーションにマッチした漢方薬や養生法を教えてくれます。
巻末には、生薬などを使った簡単なレシピも載っています。

 

本書の構成

■Introduction 病は「気」から! 見えないけれどいちばん大切!

■Part1 はやわかり! この不調にこの漢方
頭に血が昇る、イライラする/考えこみやすい/落ち込む、クヨクヨする/気疲れする/ビクビクする/ノドや胸がつまる、息がつまる/やる気が出ない/ショックを受ける/眠れない、眠りが浅い/失恋する、人間関係がもつれる/集中できない、気が散る/ため息が出る/パニックになる

■Part2 まるで占いみたい!? 漢方の考え方
潤すことと温めることが大切/「血」は栄養と潤いを与える美容液/「水」を排出できないと、むくみやめまいが起こる/「気」と「血」と「水」のバランスが大切/五臓五腑はお互いがお互いを育てる

■Part3 不調のときだけじゃない! シチュエーション別の服用術
デートに行くとき/イベントやフェスに行くとき/満員電車に乗る前/旅行や出張に行くとき/座り仕事が多いとき/立ち仕事が多いとき/深夜に仕事をするとき/打ち合わせをする前/謝罪をする前/プレゼンをする前/インフルエンザ予防に/二日酔いを予防したいとき/リラックスしたいとき/恋人とケンカしそうなとき/食事の前後/体を動かした後/子どもの落ち着きがないとき/月曜日の憂鬱を吹き飛ばしたいとき(週末漢方)

■Part4 お酒にもスープにも! 生薬で作るリラックスレシピ
チャイ/ミントティー/サフランティー/お酒/スープ
・番外編:入浴剤
・番外編:軟膏

■Extra 五十音順 漢方薬と生薬リスト100

 

杉本格朗さん プロフィール

著者の杉本格朗(すぎもと・かくろう)さんは、1982年生まれ。1950年創業の杉本薬局(鎌倉市大船)の3代目。登録販売者。

薬局にはさまざまな世代の老若男女が訪れる。カウンセリングに重点を置き、患者さんと相談しながら漢方を用いた養生法を提案している。古典的で堅苦しいイメージの漢方をもっと身近に感じてもらおうと、和漢植物を使ったオリジナルのお茶や薬膳酒のワークショップやイベントを展開。

海外にも漢方を広めるべく、イギリスやフランス、イタリアでもワークショップや講演を開催している。また、「かまくら晴々堂」や「EN TEA」「eatrip」との商品開発にも携わる。

 

鎌倉・大船の老舗薬局が教える こころ漢方
杉本 格朗 (著)

漢方は、身体の不調だけではなく心の悩みにも応えてくれる!
「イライラする」、「落ち込んでいる」、「気疲れしている」、「ショックを受けた」など、13の心の不調を老舗薬局の三代目・杉本格朗先生が漢方の知識で解決します。
日々の生活やここぞという場面で役立つ「シチュエーション別の漢方の服用術」も紹介。
巻末には、手に入れやすい生薬でつくるお茶等のレシピや、生薬のリストも。

 


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