『企業存続のために知っておいてほしいこと』ファンケル創業者から従業員へのメッセージ集「ひとつの事業は永遠ではない」
ファンケル創業者で代表取締役会長の池森賢二さんからの従業員へのメッセージ集『企業存続のために知っておいてほしいこと』が、PHP研究所より刊行されました。
FANCLを立て直すために、何を社員へ語り、何を行ってきたのか
本書は、2003年から2018年にかけてファンケルの社内報に毎月掲載された、ファンケルの創業者・池森賢二さんから従業員へのメッセージをまとめたものです。
この16年間は、池森さんが経営の第一線から退き、その後業績が低迷したため再び経営に復帰した時期に重なります。
たったひとりでファンケルを起業した池森さんは、「ひとつの事業は永遠ではない。常に手を打ち、新しいビジネスチャンスに挑戦しなければ企業の存続はありえない」との信条をもっています。
池森さんがファンケルを立て直すために、従業員に何を語り、どのような改革を行ってⅤ字回復を成し遂げたのか、本書には「Ⅴ字回復の軌跡」が綴られています。
ファンケルのみならず、すべてのビジネスパーソンが身につけるべき考え方、行動指針ともなるメッセージ集です。
池森賢二さん プロフィール
著者の池森賢二さんは、1937年生まれ。三重県出身。1959年、小田原瓦斯株式会社に入社。1973年に退職し、1980年に無添加化粧品事業を個人創業。翌年に株式会社ファンケルを設立し、代表取締役社長に就任。1998年に株式を店頭公開し、翌年に東証一部上場。2005年に名誉会長となり、経営の第一線から退く。同社の経営を立て直すため、2013年6月に代表取締役会長執行役員に就任。現在に至る。
高齢社会を迎えた日本の医療費削減と「健康寿命」を延ばすための予防医療の必要性を掲げ、2013年に私費を投じ東京・銀座に医療法人財団健康院「健康院クリニック」を開院。公益社団法人日本通信販売協会副会長、同協会第7代会長、社会福祉法人訪問の家後援会第2代会長を歴任し、現在、一般社団法人高機能玄米協会会長を務める。
著書に、『ファンケルあくなき挑戦』(神奈川新聞社)、『社長から社員への手紙』(飛鳥新社)、『優しさと感動のこだま』(講談社)、『物事は単純に考えよう』(PHP研究所)など。
企業存続のために知っておいてほしいこと 池森賢二 (著) ひとつの事業は永遠ではない たったひとりで起業し、FANCLをトップブランドに育て上げた著者。彼は倒産を免れるために、どのような手を打ち続けてきたのか。 「この本には、業績が悪化し出したころからV字回復を成し遂げるまで、私が日々感じて社員へ贈ったメッセージが詰まっています。その意味では、『V字回復の軌跡』といえるかもしれません」 |