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『魔法をかける編集』 編集力が必要なのは編集者だけじゃない!問題解決や行き詰った現状を変えられる!

『魔法をかける編集』 編集力が必要なのは編集者だけじゃない!問題解決や行き詰った現状を変えられる!

『魔法をかける編集』 編集力が必要なのは編集者だけじゃない!問題解決や行き詰った現状を変えられる!

インプレスは、ミシマ社とのコラボレーベル「しごとのわ」から、藤本智士さんの『魔法をかける編集(しごとのわ)』を発売しました。

 

ビジネスの武器となる編集力を身に付ける

「編集」と聞くと、紙やウェブなどのメディアに文章を編集するイメージですが、本書で語る編集はもっと広義に解釈し、商品・町・店・人もメディアと捉え編集する方法とコツを紹介します。

「新商品が売れない」「田舎に人が来ない」「一過性で終わるイベント」など、上手くいかない理由の1つには思い描いたビジョンとメディアが結びついていないからです。そこで必要なのがメディアとビジョンを結ぶ手段=編集なのです。

本書『魔法をかける編集』では、水筒(ステンレスボトル)に編集をかけた著者の実例も紹介。水筒に「マイボトル」という新しい呼び名を付け、小売店でマイボトルの給水スポットを作るなど、働く女性たちにマイボトルのある暮らしを提案しました。その結果、2004年には約600万本だった生産本数が2016年には約1800万本にまで増加しました(魔法瓶工業組合のデータより)。

このように編集力を身に付けることで、問題解決や行き詰った現状を変えることができます。

 

今、もっとも地方を沸かす編集者がその知見を公開

著者は関西を拠点に、雑誌『Re:S』(リス)や秋田県庁発行のフリーペーパー『のんびり』の編集長を務めた藤本智士さん。書籍や雑誌の編集はもちろん、水筒やフィルムカメラ、御朱印帳ブームを作った藤本さんが、本書では商品、田舎、アーティストなど多様なメディアを使って、これまで当たり前だったことに新しい価値を付加していくプロセスとコツをすべて公開します。

企画や商品開発、マーケティング、広報、町おこしなど、どんな仕事にも役立つ編手力が身に付きます。

 

『魔法をかける編集』 目次

 
はじめに
第1章 冒険の旅に出る <ローカルメディアを自分のものに!>
第2章 勇者はこんなところにも <文書を扱わない編集者>
第3章 魔法の書をしたためる <紙の雑誌「Re:S」>
第4章 仲間を手に入れる <秋田県で「のんびり」という挑戦>
第5章 武器を八つ装備する <編集術を身につけろ!>
第6章 いざ戦いのとき <編集を最大限に活かした「池田修三」>
第7章 冒険はまだこの先に <これからのメディア>
最後に

 

藤本智士さん プロフィール

著者の藤本智士(ふじもと・さとし)さんは、1974年兵庫県生まれ。編集者。有限会社りす代表。雑誌『Re:S』編集長を経て、秋田県発行フリーマガジン『のんびり』、webマガジン「なんも大学」の編集長に。

自著に『風と土の秋田』『ほんとうのニッポンに出会う旅』(共に、リトルモア)。イラストレーターの福田利之さんとの共著に『いまからノート』(青幻舎)、編著として『池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗』(ナナロク社)などがある。編集・原稿執筆した『るろうにほん 熊本へ』(ワニブックス)、『ニッポンの嵐』(KADOKAWA9ほか、手がけた書籍多数。

 

しごとのわレーベルとは

仕事について考えるとき、成果や時間、お金を意識することがあっても、輪を意識することは少ないのではないでしょうか。小さい輪でも大きな輪でも構いません。 会社や家庭、地域、過去と未来、わたしとあなた。切り離さなければ、輪はできます。仕事を考えるときそんな輪を大切にしたいという想いからミシマ社とインプレスの2つの出版社で起ち上げたレーベルです。

 

ミシマ社について

株式会社ミシマ社は、2006年10月に東京・自由が丘に三島邦弘さんが創業したほがらかな出版社。今年で創業10周年を迎え、現在は9名のメンバーとともに「原点回帰」を標榜した出版活動を行っています。

一冊入魂の出版活動に全国の書店員に支持者が多く、京都市内にもオフィス兼「ミシマ社の本屋さん」(毎週金曜日のみ開店)を運営しています。

 

魔法をかける編集 (しごとのわ)
「今」を変える編集という魔法
○。●・.◎
ミシマ社×インプレスで起ち上げた「しごとのわ」レーベル。
本書のテーマは、「編集」。

編集と言うと、文章を仕事にしている人たちだけに必要なスキルと思われがちですが、企画やマーケティング、広報、町おこし……あらゆるビジネスに役立つ技術なのです。

足りないのは、編集です!
「すごくいい商品なのに伝わらない」
「田舎に人が来なくて諦めモード」
「イベントやっても盛り上がらない」
このような悩みも解決できる「編集力」を身に付けましょう。

「編集」とは、理想とする「ビジョン」を、多様な「メディア」を活用して実現させようとするための手段です。
メディアと言うと、紙やウェブ、テレビだけと捉えられがちですが、モノ・店・街・人(自分自身だって)もメディアなのです。

そんなメディアを編集することで、マイナスをプラスに変えたり、忘れられていたものを人気商品にしたり、ローカルから全国へ発信できたりします。
たとえば、水筒に「マイボトル」というネーミングを付け、新しい価値を付加することによって、全国のOLさんたちが水筒を持ち歩くようになりました。
編集という魔法をあらゆるメディアにかけていくと、「今」という現状をよい方向に変えられるのです。

 
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Re:S[りす]
株式会社ミシマ社 | 自由が丘の原点回帰の出版社、おもしろ、楽しく!

 


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