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『賢い子を育てる夫婦の会話』AIに負けない!「言い聞かせる」から「考えて行動させる」子育てへ

天野ひかりさん著、汐見稔幸さん監修『賢い子を育てる夫婦の会話』

天野ひかりさん著、汐見稔幸さん監修『賢い子を育てる夫婦の会話』

天野ひかりさん著、汐見稔幸さん監修『賢い子を育てる夫婦の会話』が、あさ出版より刊行されました。

 

夫婦の会話で磨かれる5つの力

毎日忙しくて、夫婦の会話がなくなっていませんか。勉強しない、友だちや学校の話をしなくなった、自分を責める、きょうだいゲンカが多い、この原因は「夫婦の会話」かもしれません。子どもは夫婦の会話を聞いて影響を大きく受けているのです。

 
本書ではNHK 教育テレビ『すくすく子育て』でキャスターを務め、自らも子をもつ母である著者が、「夫婦の会話」で磨かれる子どもの「5つの力」と「夫婦の会話」の心得とコツについて解説しています。

 
<「夫婦の会話」で磨かれる子どもの「5つの力」>

(1)「コミュニケーション力」
(2)「多様な価値観を受け入れる力」
(3)「非認知的能力」
(4)「安定したアイデンティティ」
(5)「問題を見つけ出す力」

 

子どもを育む夫婦・家族の会話のコツ!(※本書より要約)

◆子どものテストの点がよくなかったとき

相手を信じる言葉をかけ合う

同じ言葉をくり返すことにより、相手に共感すること、相手のつらさをいっしょに乗り越えることが大切です。相手が、よくない結果で悩んでいるとき、励ましたり、「次は大丈夫だよ」と言ってみたり、いろいろアドバイスできないか考えてしまうものです。でも、基本は、相手の思いに寄り添うことです。そして、その中で、本人が次にすべきことを考えられることが大切です。結論は、自分の中にあるはずです。毎日の夫婦の会話でもそんな言葉をお互いにかけあえれば、子どもにも自然にそんな言葉がかけられると思います。

◆子どものわがままが止まらないとき

「わがまま」を「提案」にさせる言葉がけ

子どもが何かをほしいと言ったときこそ、提案する力をつけさせるチャンスです。自分のほしいものを、相手に認めさせて買わせるために、頭と言葉をフル活動させることが大切です。日頃の夫婦の間でも、何かほしいと思ったときは、お互い「ダメ」の一言で終わらせないように、いろいろなアイデアや情報を出し合いましょう。本当に必要なのか、ほかの考え方のほうが問題解決にならないのか、子ども といっしょに考えられるといいですね。そうしたやりとりを聞きながら、子どもは、人を説得する言葉を学んでいきます。

 

本書の構成

はじめに

第1章 賢い子どもは「夫婦の会話」でつくられる

第2章 夫婦の会話を変えると、子どもはこう育つ

第3章 “ありのまま”を認めると、夫婦関係も子育てもラクになる

第4章 子どもの「器」を育む夫婦・家族の会話のコツ 

 

著者プロフィ―ル

■著者:天野ひかり(あまの・ひかり)さん

上智大学文学部卒業。元テレビ愛知アナウンサー。現在はフリーアナウンサーとして活躍。

フリー転向後はNHKの番組を中心に出演し、2008年3月まで教育テレビの番組『すくすく子育て』でキャスターを務める。自身の結婚、出産、育児と仕事の両立を経験したことで、子育ての重要性を認識。「NPO法人親子コミュニケーションラボ」を立ち上げる。子どもの自己肯定感を育むための親子のコミュニケーション力をのばす講座や講演を全国の自治体や幼稚園、学校、企業などで開き、今までの受講者は5万人以上。

著書に、ベストセラー『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』がある。

 
■監修:汐見稔幸(しおみ・としゆき)さん

1947年生まれ。大阪府出身。東京大学名誉教授、日本保育学会会長、白梅学園大学名誉学長。専門は教育学、教育人間学、保育学、育児学。2017年告示保育所保育指針改定時には、厚生労働省社会保障審議会、児童部会保育専門委員会の委員長を務める。

自身も三人の子どもの育児を経験。現代の父親・母親の応援団長を目指している。保育者による本音の交流雑誌『エデュカーレ』編集長ほか、21世紀型の身の丈に合った生き方を探るエコビレッジ「ぐうたら村」村長など多数務める。

 

賢い子を育てる夫婦の会話
天野ひかり (著), 汐見稔幸 (監修)

ベストセラー『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』著者の最新作。
怒らないと勉強しない、友だちや学校の話をしなくなった、「自分なんて…」と自分を責める、きょうだいゲンカが多い……この原因は「夫婦の会話」にありました。
伝え方のプロで自らも子をもつ母である著者が、子どものふるまいが心配な人、
パートナーとの子育てに悩みがちな人に、子どもを賢く育て、夫婦関係もラクになる会話のコツを紹介します。

 


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