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『腰痛の9割は水で治る』腰痛に悩んだらまずは「水」!1万人を診た治療師が腰痛の根本的な原因を解説

髙橋洋平さん著・梅津拓史さん監修『腰痛の9割は水で治る』

髙橋洋平さん著・梅津拓史さん監修『腰痛の9割は水で治る』

髙橋洋平さん著・梅津拓史さん監修『腰痛の9割は水で治る』が、かんき出版より刊行されました。

 

腰痛と水、どこに関係があるの?

痛みを感じたら、まずは「水」。
筋トレやストレッチは、実は二の次なのです。

そう語るのは、ひまわり中央整骨院代表の髙橋洋平さん。著者の接骨院には、若者から中高年まで、腰痛に悩む多くの方が来院します。

 
厚生労働省研究班の調査によると、日本人のおよそ4~5人に1人に相当する2800万人もの人々に腰痛の自覚症状があるといいます。

腰痛がやっかいなのは、病院で検査をしても80%以上は痛みの原因が特定できないことにあります。
痛みがひどいときに病院や整骨院などに通ってそのときは改善しても、しばらくしてまた痛みがぶり返す……という方が大勢います。

 
なぜ、腰痛の原因は特定できないのでしょうか。

腰痛は、その痛みの部分が原因ではないからです。だから、施術により痛みをとり除いても、同じ生活をくり返していればいずれまた同じ部分が痛みだすのです。

 
著者の接骨院では、開院以来わずか3年あまりで1万人超の腰痛の患者さんが来院し、9割以上の方が治癒しています。

今の痛みをとり除くだけではなく、痛みの原因をできるかぎり探しだし、腰痛になりづらい体になるように日常生活の指導を丁寧に行っている結果です。その指導のひとつが「水をたっぷり飲むこと」です。

 
人間の体の50~80%は水でできています。性別や年齢差はありますが、年を重ねるにしたがって水分量は減っていきます。

体の水分が不足するということは、筋肉が硬くなり、痛みやすい体になるということです。また、水分不足により老廃物が排出されにくくなります。これらは腰痛の元凶ともいえるのです。

体が水分不足だと、どんなに痛みをとり去っても必ずまたぶり返します。一時的に腰痛をとり除けても、一生腰痛にならない体をつくるのは、あなた自身なのです。

 
■本書に掲載されているQRコードから、著者のストレッチ動画もご覧になれます。

 

腰に悪い姿勢は「負の貯金」をしているのと同じ

「まっすぐに立つ」ときの腰の負担を「100」とし、ほかの姿勢で腰にかかる負担と比較してみます。

腰痛は日頃の習慣が生みだす「生活習慣病」ともいえます。そうでなければ、同じ重いものを持っても腰痛になる人とならない人がいる理由がわかりません。まっすぐ立ったときに腰にかかる負担を基準に、日常の姿勢によって腰にかかる負担を比較してみましょう。

上記のイラストにあるように、いちばん負担が少ないのは、仰向けに寝た姿勢です。意外なのは、イスに座ったときの負担が大きいこと。立った姿勢、座った姿勢で体を前に傾けると、さらに負担が増します。それは頭の重みを支えるためです。

 
頻繁に腰に負担をかける動作をおこなっている引っ越し業者や農業・漁業従事者などにかぎらず、座りっぱなしのデスクワークの人やタクシードライバー、立ち仕事のショップ店員など、長時間同じ姿勢が続けば、腰への負担は積み重なっていくのです。著者は、これを腰に悪い「負の貯金」と呼んでいます。

 
この「負の貯金」をやめなければ、腰痛の原因はとり除くことができず、何度も腰痛をぶり返すことになるのです。

「日常生活のクセ」「寝る」「飲む・食べる」「歩く」。これらを、腰痛を生みだす可能性の高い原因としてカテゴリー分けし、腰痛改善のコツを紹介していきます。

やっていませんか? ふだんの姿勢をチェック!この姿勢はすべてNG

やっていませんか? ふだんの姿勢をチェック!この姿勢はすべてNG

 
【本書の内容を一部紹介】

◎みんなが誤解している腰痛の原因
◎腰痛のほとんどが原因不明の理由
◎理想的な背骨の形状を知っていますか
◎筋トレやストレッチだけで腰痛は改善しない
◎水は「栄養・酸素の運び役」&「体の調整役」
◎1日で、どれだけの量の水分を失っているのか?
◎硬水と軟水はどっちが健康にいい?
◎酸性の水、アルカリ性の水
◎飲む量は体重×30ミリリットル
◎寝る前の水が体を「再生」させる
◎食事30分前の水をすすめて、食事中の水をすすめないわけ
◎まずは炭酸水から始めてもいい

 

本書の構成

第1章 これだけは知っておきたい「腰痛の基礎知識」

第2章 腰痛は水を飲んで治しなさい

第3章 1日2リットルの水を飲もう!

第4章 腰痛を解消するための28の習慣

 

著者プロフィール

■髙橋洋平(たかはし・ようへい)さん

ひまわり中央整骨院代表、株式会社IMPROVE 代表取締役、株式会社IDENTITY 代表取締役(治療家・治療院専門コンサルティング会社)、柔道整復師。

1985年生まれ。大学卒業後に就職した整形外科医院では、医師の元で医療知識と治療技術を習得。キャリアアップのため転職した整骨院では実績が評価され、最年少で院長に抜擢される。2015年ひまわり中央整骨院を開業、代表に就任。

紹介や口コミが広がり、開院3 年で延べ1万人の患者が受診。累計3 万6000回の施術実績、リピーターの患者は90%以上を占める。同業だけではなく医師や歯科医師、理学療法士、柔道整復師などの専門家からも支持を得て、地域一番の治療家、治療院といわれている。

 
■梅津拓史(うめつ・ひろし)さん

循環器科医師・心臓血管カテーテル治療室長。

通算カテーテル治療2000例以上、2015年の心臓カテーテル治療件数は医師1人あたりの症例数で全国3位となった。

 

腰痛の9割は水で治る
高橋洋平 (著), 梅津拓史 (監修)

【腰痛のいちばんの原因は体内の“水分不足”】
痛みの原因は、1日2リットルの水を飲んでいくことで、あなたの体はどんどん変わっていきます。

なぜか?
それは、腰の痛みは筋肉に炎症が起きているためであり、炎症は硬い体が原因で起きるのです。
「体が硬ければ、ストレッチをして、伸ばせばいいじゃないか」
と思われるかもしれませんが、大間違い。
水分不足の体で無理に動かしても、体を痛める可能性もあるのです。

まず、水不足で乾燥した筋肉は伸びずに「バチン! 」と切れてしまいます。
しなやかでよく伸びる筋肉にはすみずみまで水分が行きわたっています。

痛みを感じたら、まずは「水」。
筋トレやストレッチは、実は二の次なのです。

本書では、「水の選びかた」「効果的な水の飲みかた」「腰痛をやわらげる10秒ストレッチ」「腰痛にならないための習慣」など、腰痛にまつわる「へぇ~! 」な話をまとめています。

本書を読んで、「腰痛を改善」し、「二度と痛みを起こさない体づくり」を始めましょう!

 


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