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『大いなる謎 北条早雲への旅』没後500年を機に再評価 北条早雲は現代に何を残したのか

泉秀樹さん著『大いなる謎 北条早雲への旅 人生の真実とゆかりの地をたずねて』

泉秀樹さん著『大いなる謎 北条早雲への旅 人生の真実とゆかりの地をたずねて』

泉秀樹さん著『大いなる謎 北条早雲への旅 人生の真実とゆかりの地をたずねて』が、天夢人より刊行されました。

 

戦略と知謀で下克上を生きぬき、民を重んじて善政を行った名君の生き様を深掘り

日本史上初の国盗り大名にして、関東の覇者として東国に君臨した北条早雲。2019年は没後500年の大きな節目を迎え、再評価の機運が高まっています。

 
北条早雲は民に尽くし、臣下を重んじた武将として、右に出る存在がないほどの評価を得ています。ビジネスマンに人気が高いのは、早雲の治世と生涯に、現代に通じるマネージメントの秘密が隠されているからです。

テーマは「北条早雲は現代に何を残してくれたのか──」。
『泉秀樹の歴史を歩く』(J:COMテレビ)で人気の歴史小説家・泉秀樹さんが、北条早雲ゆかりの地を訪ねながらその生き様に迫り、早雲人気の謎に迫ります。

著者はフィールドワークを通じて、新説・旧説を一つひとつ検証。新しい早雲像を浮かび上がらせていきます。本書で“早雲歩き”を楽しめば、早雲が生涯をかけて実現したかった大志がきっと見えてきます! あなたも“早雲歩き”で、今を生きるヒントを見つけてみませんか。

 

本書の構成

第1章 「応仁の乱」の都から
誕生と幼少期の実像とは?
なぜ「応仁の乱」の京へのぼったのか
伊勢で近侍する足利義視と別れたのはなぜか
駿河に向かった七人の同志とは?
義理の兄・今川義忠はなぜ戦死したか
今川家を襲った相続問題とは?
早雲は今川家の内紛をいかに収めたか
どのように禅と兵法を学んだのか
コラム ゆかりの地を歩く(1)──岡山県井原市
コラム ゆかりの地を歩く(2)──京都府京都市
コラム ゆかりの地を歩く(3)──静岡県菊川市~焼津市

第2章 早雲、戦いの日々へ!
なぜ今川館を急襲したのか
いかにして興国寺城主となったか
早雲による「領民のための国づくり」とは
関東は、なぜ騒乱状態だったか
どのように伊豆に狙いをつけたのか
忍者・風魔小太郎と北条早雲の関係とは?
扇谷上杉家と同盟したのはなぜか
堀越公方を討つ大義名分をどうしたのか
コラム ゆかりの地を歩く(4)──神奈川県鎌倉市
コラム ゆかりの地を歩く(5)──静岡県沼津市

第3章 一国の主へ──伊豆国を盗る
堀越御所の急襲作戦はいかなるものか
早雲の戦いぶりと孫子の兵法
いちはやく領民の支持を得たのはなぜか
早雲の画期的な税制改革とは?
なぜ韮山城を築城したのか
一国支配に向けていかに戦ったか
苛烈な武将としての一面とは?
「明応大地震」にどう対処したか
コラム ゆかりの地を歩く(6)──静岡県伊豆の国市
コラム ゆかりの地を歩く(7)──静岡県伊豆市
コラム ゆかりの地を歩く(8)──静岡県下田市

第4章 二国の領主へ──相模攻略の道
いかに小田原を狙ったのか
あざやかな夜襲の成功とは?
小田原城攻略時の「火牛の計」の真実
切り取った「相模西部」での善政とは?
なぜ今川家への義理立てを続けたか
戦国大名として初の「検地」とは? 6
早雲による「領国支配の憲法」の内容とは?
コラム ゆかりの地を歩く(9)──神奈川県小田原市
コラム ゆかりの地を歩く(10)──神奈川県伊勢原市

第5章 相模統一と堂々たる晩年
早雲が完敗した「権現山の戦い」とは?
生涯の大敵「三浦道寸」といかに戦ったか
相模攻略を急がない理由
相模統一を果たした最後の激戦とは?
早雲が最後に築いた「幻の名城」
最晩年をいかに過ごしたか
早雲の夢を継いだ者たちとは?
北条早雲関係地図──駿河国・伊豆国/相模国
コラム ゆかりの地を歩く(11)──神奈川県三浦市
コラム ゆかりの地を歩く(12)──神奈川県足柄下郡箱根町
付録(1)全文掲載&解説「早雲時殿廿一箇条」
付録(2)天下の名城・小田原城こぼれ話
付録(3)北条五代百年は、なぜ滅んだのか

 

泉秀樹さん プロフィール

著者の泉秀樹(いずみ・ひでき)さんは、1943年生まれ。静岡県浜松市出身。慶應義塾大学文学部卒業。

産経新聞社、三田文学などで記者・編集者を経て、1973年に小説『剥製博物館』で第5回新潮新人賞を受賞。

主な著書に『文物の街道』(恒文社)、『海の往還記』(中公文庫)『士道の本懐』(PHP研究所)、『戦国なるほど人物事典』『歴史を歩く 深掘り神奈川』』『信長 戦いの若き日々』(以上、PHP文庫)などがある。J:COMテレビの歴史番組『泉秀樹の歴史を歩く』の原作・ナビゲーターも担当している。

 

 


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