『まともがゆれる』「親の年金を使ってキャバクラ」京都の障害福祉施設の「まともじゃない」日常に、現代をラクに生きるコツを学ぶ

木ノ戸昌幸さん著『まともがゆれる 常識をやめる「スウィング」の実験』
木ノ戸昌幸さん著『まともがゆれる 常識をやめる「スウィング」の実験』が、朝日出版社より刊行されました。
お金、老後、病い――それぞれの切実な「行き詰まり」を抱える人へ 「できない」ままで生きてもいい!競争地獄を抜け出す本が発売!

Delicious Sweets Ⅳ/かなえ/2018
「なぜこの本は愉快なのか? それは、彼らのいる「スウィング」という場所が、「できない」ということにこだわっていないからである。こだわらなければ敗北も失敗もない。そしてこだわらないだけで、なぜか「できる」がどんどん増えてくるのである。」
(寄稿:稲垣えみ子さん)
★稲垣さんの寄稿文(全文):https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255010977/
親の年金でキャバクラに通い、その度落ち込んで引きこもっていた増田さん。
何をやっても自信が持てない一応「健常」な施設スタッフ沼田君。
「足が腐った」とか「定期をトイレに流した」とか、まばゆいばかりの屁理屈で仕事をサボろうとするQさん。
毎夕、意味不明なワン切りをし続けるひーちゃん。
本書に描かれているのは、障害福祉NPO「スウィング」に集う、障害を持つ人・持たない人たちの、ぜんぜん「まともじゃない」エピソード。時に笑えて、時に胸に迫ってくるそれらには、「何でもできるようにならなければならない」という、堅苦しい思い込みから解放してくれるヒントがつまっています。
「知らない人の輪にうまく入って行けない」「時間が守れない」「お金の管理ができない」「友だちができたことがない」等々、それぞれ抱えた自分の欠点を受け入れることで、できないことを隠さねばならない心のつかえから解放され、徐々にその世界が広がっていったスウィングの人々。
戦うべくは自分の弱みではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」であることを彼らは教えてくれます。

戦車/Q/2012(本文中には脱力系の詩も多数収録)
木ノ戸昌幸さん プロフィール

著者の木ノ戸昌幸(きのと・まさゆき)さんは、1977年生まれ。愛媛県出身。立命館大学文学部卒業。NPO法人スウィング理事長。
引きこもり支援NPO、演劇、遺跡発掘、社会福祉法人勤務等の活動・職業を経て、2006年にNPO法人スウィングを立ち上げ「障害福祉」の枠を超えた創造的実践を展開中。
★スウィングHP:http://www.swing-npo.com/
まともがゆれる ―常識をやめる「スウィング」の実験弱くていいのだ。ダメでいいのだ。ダメだから人に救われるし、救われたら人を救おうと思うのである。
こうしてダメがダメを救っていく。世の中を回しているのはお金じゃなくて「ダメさ」「弱さ」であっていいんじゃないか。
……寄稿 稲垣えみ子
「できない」ままで生きてもいい!
自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。
障害福祉NPO法人「スウィング」に集う、障害を持つ人・持たない人たちの「できないこと」にこだわらないエピソードと、心の栓を抜く、脱力しきった詩の数々。
誰かが決めた「まとも」を見つめ直し、ゆらしたりずらしたりすることで、それぞれの生きづらさを緩めるヒントとなる一冊。









