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『指示ゼロ経営』リーダーが「何もしない」と会社はうまくいく!?自律型組織をつくる最強のメソッドとは

米澤晋也さん著『指示ゼロ経営 リーダーが「何もしない」とうまくいく』

米澤晋也さん著『指示ゼロ経営 リーダーが「何もしない」とうまくいく』

米澤晋也さん著『指示ゼロ経営 リーダーが「何もしない」とうまくいく』が、内外出版社より刊行されました。

 

「会社が勝手によくなった! 」 「自分の限界を超える成果が出た! 」と実践者が続出!

本書は、8000人を超える集団や企業を「自ら考え動き出す」組織に変えてきた米澤晋也さんが、その考え方、ノウハウをあますところなく公開した一冊です。

発売にあたって、著者の米澤さんが、「何もしない」のに「自律型組織」を作ってしまう、その「指示ゼロ経営」について語っています。

 
<以下、米澤晋也さんコメント>

■なぜ今の時代に自律型組織が求められるのか?

まず、発売前から多く方が予約してくださり、たくさんの反響をいただいていて、とても嬉しいです。
昨年出版されて話題になった、F.ラルーの『ティール組織』やホラクラシーと言った自律型組織経営が注目されています。 今日の記事は、そもそもなぜ、今の時代に指示ゼロ経営なのか? 根本的なことを、改めて考えてみたいと思います。

 
■創造性の時代、変化が激しい時代に指示ゼロ経営が強い理由

提案力のある会社ってありますよね? 価格などのスペックではなく価値を提供できる会社です。あなたが思ってもみなかった商品・サービスを創ったり、期待を超える接客をする会社です。 そんな時に、お客様が思わず言うことは「そうそう、こういうのが欲しかったんだよ!」

今は、モノが一通り出揃って、十分に満たされて、生活者自身も何が欲しいか分からないでいます。 モノを買うだけだったら、より安いほうが良いに決まっていますよね。 でも、価格競争で身を削るのは辛いし儲かりません。

だから「そうそう!こういうのが…」をお客様に言っていただけるようになりたいわけです。創造的な集団に変容したい。 しかも、変化が速い時代だから、「現場で」「素早く」最適な意思決定をして欲しいわけです。 それが出来る集団のキーワードは「自由闊達」です。

どうすれば、そういう集団になるかは書籍を読んで欲しいのですが、指示ゼロ経営になると、社員集団が「勝手に」最適な状態をつくり出します。 「勝手に」というのは、リーダーの管理下ではなく、自分たちで課題を発見し、自分たちで考え判断し、決め、役割を決め、行動します。 同時に、行動の結果を自分たちで検証し次に活かします。 これらのプロセスを手段の知恵、「三人寄れば文殊の知恵」でワイワイガヤガヤと活発に行います。

リーダー1人の知恵を超えたアイデアを出しますし、その場、その時、その状況で素早く対応するので、変化が激しい時代に向いています。

集団が、あたかも1つの生命体のように活動するためには、リーダーには「集団と関わる」というスタンスが求められます。 指示ゼロ経営をマスターしたリーダーは、使う言葉が変わります。 「みんな」という言葉を使うようになります。
これは1人1人とは関わらないことを意味します。(絶対にではありません)図解にするとこんな感じです。

リーダーが1人1人と係る場合、学びの数は、部下が5人の場合「5」です。 しかし、指示ゼロ経営の場合、「20」になります。 しかもリーダーの号令ではなく、必要に応じて「勝手に」学び合うので、めっぽう速い。これが指示ゼロ経営の大きな特徴です。

 
■指示ゼロ経営は働く人の人生の開花を支援する

僕が指示ゼロ経営を17年間やってみて思うことがあります。 組織として創造的で迅速になることで、課題解決力が高まります。これはリーダーによるトップダウンと比べると、数倍になると思います。

仕事はPDSサイクルで回します。Plan(計画)→Do(実行)→See(検証)の循環です。 これを数多く回しクリエイティブだと、かけた時間あたりの仕事量が圧倒的に多くなりますよね。 仕事で成功する秘訣は、とにかく色々やってみることだと思います。 失敗の本質は「上手くいかない方法が分かること」だと思います。上手くいかない方法が分かれば違う方法にすればいい…これが成功する一番の方法だと考えています。

でも、僕が実感した効果は、この先にあります。 指示ゼロ経営ではPDSサイクルをチームで回します。 「何を」「どんな出来栄えで」「いつまでに」「誰が、誰と」「どんなやり方で」(場合によっては「いくらで」) これら「ひとしごと」を自分たちでやります。 すると、必ずと言ってよいほど、メンバー1人1人の個性が活きるようなたくらむのです。そして、自分が担当した仕事で、自分でPDSサイクルを回すようになります。

するとスタッフは深い悦びを得ます。自分が活きている、それで人の役に立つという悦びです。 僕は、人生において最も大きな悦びだと思っています。

そして、やがて、「生かされている」という感覚を得るスタッフが出ます。自分は、何か大いなるもの(グレートサムシング)の、いち役者だと感じるのです。 役を演じているような、不思議な感覚です。 壮大なたくらみには、顧客、社会、社内の仲間といった多くの役者がいますが、その一部に組み込まれているという、全体感を感じる。

個性と全体の統合…これが真の自由だと思います。
僕は、PDSサイクルを自分で回す人を「仕事の主」と呼んでいます。 サイクルはらせん状のように上昇していき、仕事の達人になっていきます。 でも、それでは終わらない。仕事の主の先に「人生の主」となっていくのです。

人生のハンドルを自分で握り、開花に向かい自由に行きていく…
僕が、今回の書籍に込めた想いです。
是非、書籍を手にして下さい。あなたも、あなたの大切なスタッフも、開花の人生を加速させるオープニングになると信じています。

 

米澤晋也さん プロフィール

著者の米澤晋也(よねざわ・しんや)さんは、株式会社たくらみ屋代表。株式会社Tao and Knowledge代表。一般社団法人ドリームペーパーコミュニケーションズ(夢新聞協会)代表理事。

先代の急逝で3代目として社員数40名の新聞販売店「共和堂」を継ぐ。その時24歳。集団の知恵で課題を解決する「指示ゼロ経営」を開発。共和堂を全国有数の新聞店にする。

現在は企業研修や学校でのキャリア教育などで「指示ゼロ経営」を伝えることをライフワークにしている。

★URL:https://www.shijizero.jp

 

指示ゼロ経営 リーダーが「何もしない」とうまくいく。
リーダーががんばればがんばるほど、チームはバラバラ、メンバーのモチベーションは上がらない、不平・不満だらけ…。

そんなリーダーたちにお伝えしたい、「何もしない」のに、いつの間にか「最強の自律型組織」になってしまう方法があります。
それが「指示ゼロ経営」です。

これからのリーダーは、
●指示しなくていい。
●引っ張らなくていい。
●ひとり一人と関わらなくていい。

することは、
●環境を整えて
●あとは待つだけ。

人はそもそも自律的に考えて動く素質を備えています。
それを引き出すのが「指示ゼロ経営」です。

「会社が勝手によくなった! 」 「自分の限界を超える成果が出た! 」と実践者続出!
8000人を超える集団や企業が 「自ら考え動き出す」組織に変わった最強メソッド=「指示ゼロ経営」の仕組み、取り入れ方、実例を丁寧に解説します。

目まぐるしく変化するビジネス環境、そんな正解のない時代だからこそ、これからはメンバーそれぞれの知恵・アイデアを引き出すマネジメントが必要です。

リーダーの皆さん、これからは、「何もしない」ことをがんばってみてください。

 
【出版社からのコメント】
この本は…
朝、出社すると、部下から、

「昨日、●●の問題が起きたのですが、みんなで話し合い、すでに原因の解明は終わっています。
で、Aさんがリーダーになり、BさんとCさんがお客様にお詫びに行きました。
その後、みんなで作業工程の見直しをして、解決と再発防止にあたっています。
結果はまた報告しますね!」

っていう部下からの報告を受けられる自律型組織のつくり方の本です。

 


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