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『一生食えるプロのPDCA』「役に立たない」という前に、ちょっと待った!本当にPDCAを回せてる?

清水久三子さん著『一生食えるプロのPDCA』

清水久三子さん著『一生食えるプロのPDCA』

清水久三子さん著『一生食えるプロのPDCA』が、かんき出版より刊行されました。

 

そのPLANはそもそも正しい「P」なのか?

「PDCAは古い。役に立たないし、変化についていけない」「今さらPDCA?」と思われているかもしれません。

こうおっしゃる方の中には、PDCAの間違った使い方をしているケースがあります。新規事業の立ち上げなど重厚長大な日本企業とは別物のスピード感で複雑性の高い環境で成果を上げているシリコンバレーのスタートアップ企業でも、PDCAをベースに動いています。現在の激しい時代変化に追いつけないという人は、PDCAを高速で回せていないかもしれません。

 
本来PDCAは使える領域も広く、学びや成果につながる考え方です。まさに「広くて深い」のがPDCAなのですが、その回し方が遅かったり、深い検証ができていないため、役に立たないと判断されてしまうことが多々あります。

世の中の変化のスピードが速いわけですから、速いサイクルでPDCAを回すべきなのに、年に1回などのスローペースでやっていては、変化についていけなくて当たり前です。ちなみに本書では、「週間」での振り返りを推奨しています。

そこで本書では、著者が実践している
「頑張らなくても習慣化できる」
「気づいたら回っている」
PDCAサイクルについて解説してます。

 
PDCAにおいて成果に繋がりやすい超重要ポイントを絞り込んでいるので、真っ先にやるべきことが一目で分かり、読んで真似するだけで仕事のミスがなくなり、スピードも効果的に速くなります。

具体的な事例(定型業務やプロジェクト業務、個人のスキルUPやキャリア形成など)もあり、読むとPDCAがありありとイメージできることが特徴です。

 

著者が小学生の愛娘のために書いた本 ―著者よりメッセージ―

「『一生食えるプロのPDCA』と大仰なタイトルがをつけていますが、この本はPDCAなど知らなかった、かつての自分や小学生である娘に向けて書きました。本書を通して「PDCAを回せるかどうかで人生の景色は変わる」ことを伝えたい、という思いで書きました。

かつてPDCAが身についていなかった私は、漠然とした不安や不満を抱え、仕事で失敗すると「なんて自分はダメなんだ…」とよく落ち込んでいました。自己肯定感も自己効力感も、ともに低かったのです。

そんな私に訪れた転機は、外資系コンサルティング会社への転職でした。コンサルタントとしてロジカルシンキングやリーダーシップ、プロジェクトマネジメント・スキルなどを身につけ、新規事業の立ち上げや業務改革、人材育成…と様々な領域で仕事をしてきましたが、PDCAはそれらで結果を出すための「土台」でした。
PDCAの考え方を理解してからは、「失敗」に対する考えが大きく変わりました。
それまでは「失敗は汚点」「あってはいけないもの」と考えていたのですが、検証から得られる「学び」と捉えることができるようになりました。すると失敗を恐れなくなった結果、仕事そのものが楽しく回せるようになり、それまでのように苦しまずとも成果が速く出せるようになっていったのです。

その後、2013年に会社を辞めて独立した時も、PDCAはしっかりと私を支えてくれました。
現在の私は、本の執筆や講演・研修、コンサルティング活動を行っています。本書は17冊目の本で、海外では8冊が翻訳出版されています。講演・研修講師としての登壇は年に150日を超えており、決して安くない受講料にもかかわらず、1回で100人を超える方がセミナーに参加してくださいます。研修ラインナップとしても10種類以上のプログラムがあり、セミナー会社の方からも「幅が広い」と評価をいただいています。
また、最近では「印象管理」を始めとする新しい領域へのビジネスも展開していて、お陰様で外貨系コンサルタント時代の倍の収入を得ています。
こう書くと自慢のように聞こえるかもしれませんが、それぞれの本や研修コンテンツは、PDCAを回すことで得られた私の「学びの結晶」であり、それが皆さんのお役に立てていることが嬉しいというのが真意です。

本書はPDCAの必要性や変化の歴史から始まり、基本的な考え方やフォーマット、様々な領域での活用方法をお伝えすることで、ご自身のPDCAを回せるようになることを目指しています。」

 

本書の構成

序章 いまPDCAが求められる3つの理由

第1章 プロのPDCAとは

第2章 Vision & Question

第3章 Plan & Do

第4章 Check & Action

第5章 仕事タイプ別PDCA 全テクニック

 

清水久三子さん プロフィール

著者の清水久三子(しみず・くみこ)さんは、1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社後、企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして、新規事業戦略立案・展開プロジェクトをリード。

2005年に当時の社長から「強いプロフェッショナルを育ててほしい」と命を受け、コンサルティングサービス&SI事業の人材開発部門リーダーを務める。延べ3000人のコンサルタントの指導育成経験を持つ「プロを育てるプロ」として知られている。

2013年に独立。執筆・講演・研修を中心に活動を開始。年間4冊を超えるビジネス書の執筆や全国での講演・研修活動を行い、毎期売上を倍に成長させている。

2015年6月にダイバーシティ、ワーク・ライフバランスの実現支援を使命とする株式会社 AND CREATEを設立。創造性と生産性を向上させるスキルアップのプログラムを提供している。

著書に、『1時間の仕事を15分で終わらせる』(かんき出版)、『プロの課題設定力』『プロの資料作成力』『一流の学び方』(いずれも東洋経済新報社)などがある。

 

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