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『鳥が好きすぎて、すみません』ひとつのことを極めている著者の鳥エッセイ

細川博昭さん著『鳥が好きすぎて、すみません』

細川博昭さん著『鳥が好きすぎて、すみません』

細川博昭さんの初の鳥エッセイ『鳥が好きすぎて、すみません』が、誠文堂新光社より刊行されました。

 

「鳥」に関する本を数多く出すサイエンスライター・細川 博昭さんの笑いあり涙ありの鳥エッセイ

「今の自分があるのも、鳥たちのおかげといっても過言ではない」と言う著者が、世の中の鳥のイメージを客観的に見るところから始め、自身の子供の頃からの鳥とのつきあい、今までの本に書ききれなかった鳥の面白いところやすごいところ、鳥に教えてもらった大切なことなどを、鳥への愛情あふれる文章でつづります。

エッセイとして楽しく読めながら、飼い鳥のことを中心に、身近な野鳥のことも出てきて、鳥の知識も得られる、さらに、ひとつのことを極めている著者のもの書きになるまでの過程や、鳥から教えてもらった大切なことなどからは、人生への学ぶべき点も多く見つけられる……そんな類まれな本となっています。

また、本書の魅力をより引き出している、”ものゆう” さんのほっこりしたイラストも必見です。

 

本書の目次

1章 世の中の鳥のイメージ、鳥への目線 
ハシビロコウ先輩に乾杯!/鳥の本が増えた!/世界にあふれかえる恐竜たち/カラスは好きですか?/緑のインコの定着は約半世紀前/飼われている鳥は幸せ?/違法飼育と消えた鳥文化 

2章 未来を決めた日、鳥と深い縁ができた理由
ニワトリにごめんなさい/鳥がいるのがあたりまえだった/ホトトギスの声は深夜の定番/作家になると決めた日/二月十一日は、インコ記念日/アルという名のオカメインコのこと 

3章 鳥と暮らしてわかったこと 
飼い鳥は、野生とはちがう生きもの/怠惰で横着な一面も/飼い鳥はなぜ「まね」をするのか/鳥とわかりあう、その先にあること/変化する人格(鳥格)/老鳥と老人のケアの基本はおなじ/心配性な鳥もいて 

4章 驚異の能力! 脳力!?
だれが認めなくても、鳥は賢い/鳥の巣はバカにできない/鳥が道具を使う意味/記憶はよりよく生きるためのもの/白内障でもまわりが見えている?/はるかな指の記憶/その体で、なぜ長寿?

5章 鳥の行動からその心を知る
冠羽がうらやましい?/鳥の性格は一羽一羽ちがっていて/嫉妬、期待、不満/鳥の遊びと好奇心/人間の言葉で話してくれたら/美味しいものをください 

6章 鳥が教えてくれた大事なこと
鳥にだって、心も感情もある/余計なことを考えすぎない/「好き」を伝えることの大切さ/運命との向き合い方/幸せのかたち/価値観はちがうもの/鳥に学ぶ気持ちの伝え方 

 

細川博昭さん プロフィール

著者の細川博昭(ほそかわ・ひろあき)さんは、作家、サイエンスライター。鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュするほか、先端の科学・技術を紹介する記事を執筆。

おもな著作に、サイエンス・アイ『教養として知っておくべき20の科学理論』『マンガでわまるインコの気持ち』『身近な鳥のふしぎ』『鳥の脳力を探る』(SBクリエイティブ)、『鳥を識る』(春秋社)、『インコのひみつ』(イーストプレス)、『インコの謎』『インコの心理がわかる本』『うちの鳥の老いじたく』(誠文堂新光社)などがある。

日本鳥学会、ヒトと動物の関係学会、ほか所属。

 

 


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