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『限界を乗り超える最強の心身』9つのフルマラソンを完走した高僧が説く、心身を鍛え日々確実に成長していく技術

サキョン・ミパムさん著『限界を乗り超える最強の心身 チベット高僧が教える瞑想とランニング』(訳:松丸さとみさん)

サキョン・ミパムさん著『限界を乗り超える最強の心身 チベット高僧が教える瞑想とランニング』(訳:松丸さとみさん)

チベット仏教の高僧・サキョン・ミパムさん著『限界を乗り超える最強の心身 チベット高僧が教える瞑想とランニング』(訳:松丸さとみさん)が、CCCメディアハウスより刊行されました。

 

9つのフルマラソンを完走した高僧が説く、走り、瞑想することを通じて、人として確実に成長する技術とは

瞑想を重視するシャンバラ仏教の最高指導者である著者は、ランニングに真剣に取り組むなかで瞑想とランニングの自然な関係について考察を深めました。

瞑想は心の、ランニングは体のトレーニングで、どちらも継続しながら一つずつハードルを超えていくことで人として成長できるのです。

 
本書では瞑想とランニングをその習熟の度合いによって、チベットの4つの尊い存在であるタイガー、ライオン、ガルーダ、ドラゴンに分けています。これらの存在は、段階的な進歩を示していると同時に、互いに頼り合う包括的な存在でもあります。そして4つの段階を経たとき、長寿、健康、成功、幸福をもたらす強い風の馬「ルンタ」の高みに達することができます。

 
基礎を築くとはどういうことか? ランニングや瞑想を日常化させるにはどうするか? 怠けたい心にどう向き合うか? 目標の設定はどうするか? 体を痛めたときはどうするか? 呼吸に向き合うとはどういうことか? 人と話しながら走る意味とは? 私たちは走ることで何を目指すのか?

著者は「瞑想とランニングは違う」としながらも、両者の原則を統合しながらやさしく読者に語り掛けます。

ランニングも瞑想も「心を込める」いい機会です。本書を読めばランニングをしているひとは瞑想を、瞑想をしているひとはランニングをはじめたくなり、それぞれの初心者から熟練者にいたるまで、明日も一歩前に踏み出す勇気がみなぎってくることでしょう。

 

本書の目次

Prologue 喜びをもって瞑想し、楽しみながら走ろう!

Chapter 1 瞑想とランニング
1 瞑想とランニング
2 基礎を築く
3 呼吸を管理する
4 基本的な瞑想のしかた
5 心を制御する瞑想
6 洞察力を鍛える瞑想
7 「習慣になるまで」を乗り切るには?
8 モチベーションの保ちかた
9 初めてのマラソンを走った日
10 走ることで「四つの尊い存在」になる

Chapter 2 タイガー:集中力を鍛える
11 マインドフルでいるために
12 姿勢は意識しなければ改善しない
13 身体的違和感は進歩のサイン
14 ランニングは「心を込める」機会
15 現実的なレベルで継続できるか?
16「Just Do It(とにかくやる)」ただしやさしく
17 手放す力でストレスフリーに
18 ウォーキングとヨガの効果
19 自身を乗り超え自信を持って走る
【 タイガーの瞑想:自分のモチベーションを確認し維持する 】

Chapter 3 ライオン:走る喜びを知る
20 自然体の瞑想やランニングで幸せを感じる
21 パノラマ的気づき
22 「基本的に健全である」という前提
23 痛いときにはどうするか?
24 心の掃除の時間を確保する
25 瞑想とランニングには幸せになるコツがある
26 誇りと驕りは違う
【ライオンの瞑想:「いま、ここ」で幸運を感じる】

Chapter 4 ガルーダ:自らの限界に挑む
27 知性を持って大胆な挑戦をする
28 期待と不安の向こう側
29 マンネリの打開に「思いつき」
30 違った体験をトレイル・ランニングで
31 空のように自然にある明瞭な心
32 自分を正当に評価する
33 あまりにも遠く
【ガルーダの瞑想:他者への愛で自由になる】

Chapter 5 ドラゴン:自我を見つめる
34 言葉を超えた深遠な経験
35 呼吸は人生
36 心とは何か?
37 意志の力
【ドラゴンの瞑想: 自我を捨て、自分を乗り超える】

Chapter 6 風の馬(ルンタ):そして世界のために
38 思いやりの会話
39 ピース・ラン
40 風の馬(ルンタ)になる
【風の馬(ルンタ)の瞑想:私たち生来の善良さを認める】

Epilogue 熱意、喜び、痛みを分かち合う

Special Thanks

訳者あとがき 個人の心が安らげば世界は平和になる

 

サキョン・ミパムさん プロフィール

サキョン・ミパムさんは、シャンバラ仏教瞑想センターの最高指導者でありチベット仏教の高僧。

シャンバラ仏教はサキョン・ミパムさんの父親がチベットから亡命した後、悟りの方法として瞑想を使う宗派として創立。そのため、現在の最高指導者である著者も瞑想が生活そのものとなっている。

米国を拠点に世界中を指導して回るなかで、生活の一部としてランニングを取り入れている。

 

 


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