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社内政治力はミドルリーダー必須のスキル! 芦屋広太さん著『上司も部下も思い通りに動かす 社内政治力』がフォレスト出版より刊行。付加価値の高い仕事を効率よく行うために必要な、社内調整力や部下掌握力など6つの社内政治力を手に入れる方法を解説。

芦屋広太さん著『上司も部下も思い通りに動かす 社内政治力』

芦屋広太さん著『上司も部下も思い通りに動かす 社内政治力』

芦屋広太さん著『上司も部下も思い通りに動かす 社内政治力』が、フォレスト出版より刊行されました。

 

社内政治力はミドルリーダー必須のスキル

「働き方改革」時代に突入した今、労働時間ではなく、成果主義で評価する体系への移行はより加速度を増していきます。

つまり、無駄を排し、少ない時間で付加価値の高い仕事を効率よく行う必要がありますが、そのための能力として最も重要なものが「社内政治力」です。

なぜなら、仕事を遅延させるような障害を避け、付加価値を生み出すための時間を増やさなければならないからです。

論理的な話し方、わかりやすい資料のつくり方をマスターすることはもちろん大切です。しかし、社会でも社内でも「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」のほうが重視されます。たとえ正論であろうが、理路整然としていようが、有力役員や社長に近い人の「俺の経験では……」の一言で敗北します。そうした権力者や彼らに一目置かれているような人の前では、正攻法とは違う戦略を考えなければなりません。

 
また、「関係部門に反対され、協力してもらえない」「部下が自分の思うように動かない」「上司と相性が悪い、支援してもらえない」「社内に敵が多く(味方が少なく)、支援してもらえない」「社内権力者との関係が弱く、話を通すことができない」……といった、ミドルリーダーならではの悩みもあるでしょう。

 
これらを改善し、仕事の自由度を上げるには何が必要か?
それが以下の6つの社内政治力であり、本書ではその力を手に入れる方法を解説しています。

 
【6つの社内政治力】

1.社内調整力:関係部門に反対されず、協力してもらえる力
2.部下掌握力:部下が自分の思うように動く力
3.上司懐柔力:上司との関係を良好に保ち、支援してもらえる力
4.社内人脈力:社内に敵を少なくし(味方を多くし)、支援してもらえる力
5.権力操り力:社内・社外権力者との関係を強くし、話を通すことができる力
6.社外人脈力:社外での活動力、社外人脈を持つことで、社内発言力を強める力

 

結果を出すリーダーは裏で何をしているのか?

社内政治力を手に入れ、それを使うには、「何が何でも部下に言うことを聞かせる」「必ず上司に自分を認めさせる」「周囲に圧倒的に自分の力を認めさせる」など、手段を選ばず、使える手は何でも使う多少荒っぽく人を動かすようなスキルが必要になります。

 
本書ではそうした手法を「ダーク・マネジメント」とし、5つのスキルにまとめています。

もちろん、悪用厳禁。自分の利益はもちろんですが、チームの利益のため、さらにそれが会社の利益のためになる平和利用に限定して使うことを薦めています。

 
【5つのダーク・マネジメント】

1.同盟作戦:多数派工作
2.諜報作戦:情報を使っての誘導
3.囲み攻め:会議において数で押す
4.兵糧攻め:相手のリソース供給停止
5.水攻め :権力者から高い圧力を加える

 

芦屋広太さん プロフィール

著者の芦屋広太(あしや・こうた)さんは、財閥系金融機関の情報技術部門と販売企画部門を兼務する部長。

マネジメント・コンサルタント、IT分野における国家試験対策の論文指導などコミュニケーション、マネジメント、思考力を指導する教育コンサルタント、コーチとしても活躍。教育・教材の企画開発、研修、講演、コンサルティングを手がける。

「ITpro」の「一つ上のヒューマンマネジメント」はミドルリーダー必読の超人気コラム。雑誌記事やネット記事執筆は400以上。

 

 


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