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【第66回菊池寛賞】佐伯泰英さん、明治書院「新釈漢文大系」ほかが受賞

日本文学振興会は10月10日、第66回菊池寛賞の受賞者および受賞団体を発表しました。

 

第66回菊池寛賞が2名・2団体に決定

第66回菊池寛賞選考顧問会が10月3日に開催され、作家の佐伯泰英さん、明治書院「新釈漢文大系」など2名・2団体が選出されました。

佐伯泰英さんは、「1999年「密命」シリーズに始まる〈文庫書き下ろし時代小説〉という新たなジャンルを確立。平成の読者からの圧倒的支持を得て、累計発行部数は6300万部を突破、出版界を大いに活性化させた」ことを評価され、受賞となりました。

明治書院「新釈漢文大系」は、中国古典の代表的文献を幅広く網羅し、58年の歳月をかけて全120巻(別巻1)で完結させた。この文化遺産ともいうべき全集の執筆・編纂に関わった100人を超える漢文学者と版元の偉業」が評価されました。

 
他にも、歌手の松任谷由実さん、東海テレビドキュメンタリー劇場が受賞しています。

受賞理由など詳細は、http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/kikuchi/index.html をご覧ください。

 

菊池寛賞について

菊池寛賞は、文藝春秋の創業者でもある菊池寛(明治21年~昭和23年)が日本文化の各方面に遺した功績を記念するための賞です。日本文学振興会が主催。

同賞は、文学、映画・演劇、新聞、放送、出版、その他文化活動一般において最も清新かつ創造的な業績をあげた人もしくは団体に贈られます。対象期間は、前年9月から当年8月までの1年間。

受賞者には、正賞として置時計が、副賞として100万円が贈られます。

現在の選考顧問は、東海林さだおさん、平岩弓枝さん、保阪正康さん、養老孟司さん。

 

 
【関連】
菊池寛賞|公益財団法人日本文学振興会

 


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