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【ビジネス書大賞2018】「ナイキ」の創業物語『SHOE DOG 靴にすべてを。』が大賞を受賞

「ビジネス書大賞2018」大賞『SHOE DOG(シュードッグ)』

「ビジネス書大賞2018」大賞『SHOE DOG(シュードッグ)』

ビジネス書大賞2018実行委員会は、「ビジネス書大賞2018」の受賞作品を発表しました。

 

「ビジネス書大賞2018」受賞作品

「ビジネス書大賞2018」では、2017年発売のビジネス書の中から、書店員、ブロガー、出版社、マスコミの代表、六本木アカデミーヒルズライブラリー会員および一般読者の一次投票によってノミネート10作品を選出。その後、最終審査員による審査のもと、大賞ほか各賞が決定しました。

 
【ビジネス書大賞2018」受賞作品】 ※敬称略

■大賞:『SHOE DOG 靴にすべてを。』(著:フィル・ナイト、訳:大田黒奉之/東洋経済新報社)

■準大賞:『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(山口周/光文社)

■準大賞:『隷属なき道』(著:ルトガー・ブレグマン、訳:野中香方子/文藝春秋

■審査員特別賞:『お金 2.0』(佐藤航陽/幻冬舎)

 
<ノミネート作品> ※敬称略
『MBA100 の基本』(グロービス、嶋田毅/東洋経済新報社)
『お金2.0』(佐藤航陽/幻冬舎)
『革命のファンファーレ』(西野亮廣/幻冬舎)
『「原因と結果」の経済学』(中室牧子、津川友介/ダイヤモンド社)
『SHOE DOG 靴にすべてを。』(著:フィル・ナイト、訳:大田黒奉之/東洋経済新報社)
『スタンフォード式 最高の睡眠』(西野精治/サンマーク出版)
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(山口周/光文社)
『漫画 君たちはどう生きるか』(吉野源三郎、羽賀翔一/マガジンハウス)
『未来の年表』(河合雅司/講談社)
『隷属なき道』(著:ルトガー・ブレグマン、訳:野中香方子/文藝春秋)

 

最終選考会での選考委員による総評

・「これからの時代をどう生きるのか?」という大きな課題に目を向けることがビジネス書の大切な役割となっている。ビジネス書の定義の変化を象徴する授賞結果となった。先人の生き方から学ぶことも、大きな枠組みで世の中を捉えるために大切なこと。今回の授賞作はいずれも、その視点の高さが共通点だ。

・ビジネスパーソンが悩んでいる時代だと感じている。企業理念といっても、かつては会社のパンフレットにどう書くかで悩んでいたのが、経営の拠り所として、本気で悩み、大切にする経営者が増えている。そうした時代に、今回のような本が授賞作に選ばれたのは納得感があるし、後から振り返って「こういう年だったのか」と感じさせるものになるはずだ。

・経営者という立場から、読むことを勧める本という観点で選んだ。今回、上位の作品は全て読むことを勧めたい。

・時代性が選考基準に入ってくるのは当然だが、時代性と言いながら、その先に歴史的な背景や普遍的な価値の再発見があることが、今回の授賞作から見えてくる共通点だ。逆に言えば、授賞作には、普遍的な大きな視点があるからこそ、時代の本質を突くものとなったと言える。

・妥当な選考結果だ。私が共通点だと感じたのは、どれもが読者を勇気付けるものであること。知識や経験で勝負する旧世代的な戦い方ではなく、知識も経験も不足していて、未熟で不安かもしれないけれど、心を未来に向ければ勝負できる――そんな勇気を与える本が選ばれた。これこそ今の世の中のトレンドだし、本賞がその流れを加速するものになるといいと思う。

 
【本年の最終審査員(敬称略・50音順)】

<経済界の方>
雑賀 大介:三井製糖株式会社 代表取締役社長
田中 一行:株式会社日立製作所 取締役 兼 日立化成株式会社 取締役会長

<若手実業家の方>
佐々木 裕子:株式会社チェンジウェーブ 代表
高橋 祥子:株式会社ジーンクエスト 代表取締役社長
瀧口 浩平:株式会社メドレー 代表取締役社長
柳澤 大輔:株式会社カヤック 代表取締役CEO

<ビジネス系メディアの方>
阪上 大葉:株式会社講談社 「現代ビジネス」編集長
佐々木 紀彦:株式会社ニューズピックス 取締役 最高コンテンツ責任者
竹下 隆一郎:ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社 ハフポスト日本版 編集長
浜田 敬子:株式会社メディアジーン Business Insider Japan 統括編集長
山田 俊浩:株式会社東洋経済新報社 東洋経済オンライン 編集長

<協力会社の方>
浅香 健:日本出版販売株式会社 仕入部 書籍仕入課 専門書係 係長
上田 渉:株式会社オトバンク 代表取締役会長
葛城 伸一:株式会社紀伊國屋書店 和書販売促進部 部長
西川 仁:株式会社丸善ジュンク堂書店 営業本部 西日本営業部部長 兼 丸善京都本店 店長

<実行委員会より>
小林 麻実:アカデミーヒルズ六本木ライブラリー アドバイザー
干場 弓子:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 取締役社長

※肩書きは2018年4月17日時点のものです。

 

「ビジネス書大賞」について

ビジネス書大賞は、オトバンク、日本出版販売、トーハンの協力のもと、ディスカヴァー・トゥエンティワン、アカデミーヒルズ六本木ライブラリーによる実行委員会が運営。その年を代表するビジネス書を選出し表彰するビジネス書専門の賞です。

なお、ここでいうビジネス書とは「ビジネスパーソンにとって学びや気づきがある本」と広く定義し、単行本・新書等の体裁や実用書・文芸等のジャンルにはこだわらない考えです。

賞の選考は、書店、ブロガー、出版社、マスコミの代表と一般読者の投票によって進めます。これは、現在のビジネス書が、単に著者の力だけでなく、多くの関係者の力がまとまって一つのムーブメントになることで初めて、読者の広い支持を受けるようになる現状を反映したものとするため。

 

SHOE DOG(シュードッグ)
★世界最強のブランドはいかにして生まれたか?創業者が自ら語る、ナイキの創業秘話!

父親から借りた50ドルを元手に、アディダス、プーマを超える売上げ300億ドルの会社を創り上げた男が、ビジネスと人生のすべてを語る!

1962年晩秋、24歳のあるアメリカ人が日本に降り立った。彼の名はフィル・ナイト。のちに世界最強のブランドの一つとなる、ナイキの創業経営者だ。

オニツカという会社がつくるシューズ「タイガー」に惚れ込んでいた彼は、神戸にあるオニツカのオフィスを訪れ、役員たちに売り込みをする。
自分に、タイガーをアメリカで売らせてほしいと。

スタンフォード大MBA卒のエリートでありながら、なぜあえて靴のビジネスを選んだのか?しかもかつての敵国、日本の企業と組んでまで。

「日本のシューズをアメリカで売る」。
人生を賭けた挑戦が、このとき始まった!

 
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