【第17回R-18文学賞】中津川てんさん『森のかげからこんにちは』が受賞 読者賞は礼夏さん『You Can Use My Car』
新潮社は、2017年8月15日より公募していた第17回「女による女のためのR-18文学賞」の受賞作品を発表しました。
R-18文学賞について
R-18文学賞は、新潮社が主催。応募を女性に限定した「女による女のための」公募の文学賞です。
新潮社の女性編集者が第一次・第二次選考を担当した後、三浦しをんさんと辻村深月さんの二人の女性作家が選考委員として、選ばれた候補作品の中から大賞を決定します。
また、最終選考候補作品の全文を公開し、作品に対するコメントを募集、その「コメントの数とその熱さ」で「読者賞」が決定されます。
ほかに、特別賞として友近さんが選考委員を務める「友近賞」が設けられています。
大賞には賞金30万円が、読者賞には賞金10万円が、友近賞には賞金5万円が贈られます。
※辻村深月さんの「辻」の字は、正しくは二点しんにょうです。
第17回「女による女のためのR-18文学賞」受賞作品
第17回「女による女のためのR-18文学賞」の大賞、読者賞、友近賞の受賞作品は次の通りです。
■大賞:中津川てんさん『森のかげからこんにちは』
■読者賞:礼夏(れいな)さん『You Can Use My Car』
■友近賞:山本渚(やまもと・なぎさ)さん『アップル・デイズ』
受賞作ならびに受賞の言葉、選考委員による選評は、『小説新潮』5月号(4月21日発売)に掲載予定です。
なお、最終候補作品は次の6作品でした。
【最終候補作品】
『You Can Use My Car』(礼夏さん)
『卒業旅行』(宮島ムーさん)
『アップル・デイズ』(山本渚さん)
『蝶々むすび』(畑下香住さん)
『森のかげからこんにちは』(中津川てんさん)
『猫と暮らせば』(長谷川未緒さん)
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