第10回新潮ミステリー大賞の隠し玉!大神晃さん『天狗屋敷の殺人』が刊行
昨年(2023年)9月に発表された第10回新潮ミステリー大賞で最終候補に入った、大神晃さん著『天狗屋敷の殺人』(応募時のタイトル「天狗屋敷の怪事件」を改題)が「新潮ミステリー大賞の隠し玉」として新潮文庫より刊行されました。装画はイラストレータの遠田志帆さんが担当。
〈新潮ミステリー大賞の隠し玉〉『天狗屋敷の殺人』が発売! 道尾秀介さん「これだから小説は面白い。」
「怖いもの知らずが書いた壮大な嘘。
そうそう、何をやってもいいんだよ。小説なんだから。
これから出版業界で暴れまくってくれることを期待しています!」
――道尾秀介さん
【あらすじ】
棺から消えた当主の遺体、天狗の毒矢、山奥の怪事件に秘められた”ありえない”規格外の“謎”
全ミステリファン瞠目の「新潮ミステリー大賞の隠し玉」
ヤンデレな恋人・翠に、婚約者として無理やり連れていかれた彼女の実家は、山奥に立つ霊是(りょうぜ)一族の“天狗屋敷”だった。
失踪した当主の遺言状開封、莫大な山林を巡る遺産争い、棺から忽然と消えた遺体。奇怪な難事件を次々と解き明かすのは、あやしい「何でも屋」さん!?
「いつかまた会えたらいいね」――夏が来るたび思い出す、あの陰惨な事件と、彼女の涙を。横溝正史へのオマージュに満ちた、ミステリの怪作。
「分からんのか? つまり、犬神家状態ってわけだよ!」
★装画を担当したイラストレータ遠田志帆(@techicoo)さんのX:https://x.com/techicoo/status/1795751132641554573
著者プロフィール
大神晃(おおがみ・こう)さんは、1994年生まれ、奈良県出身。2023年『天狗屋敷の殺人』で新潮ミステリー大賞最終候補となる。
![]() | 天狗屋敷の殺人 (新潮文庫) 大神 晃 (著) |
【関連】
▼試し読み | 大神晃 『天狗屋敷の殺人』 | 新潮社
◆多重人格者が物語る、新潮文庫史上最厚1,088ページ!マット・ラフさん『魂に秩序を』が刊行 | 本のページ
◆ヒッチコック映画「第十七番」原作小説『すべては〈十七〉に始まった』が初邦訳 | 本のページ
◆王谷晶さん『ババヤガの夜』がロサンゼルス・タイムス「この夏読むべきミステリー5冊(2024年)」に選出 | 本のページ
◆「横浜駅SF」柞刈湯葉さん書き下ろし青春SF小説『幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする』が刊行 | 本のページ