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今村翔吾さん〈モンゴル帝国の襲来「元寇」〉をテーマにした歴史大河小説『海を破る者』が刊行

今村翔吾さん著『海を破る者』(文藝春秋)

今村翔吾さん著『海を破る者』(文藝春秋)

今村翔吾さんによる、モンゴル帝国の襲来〈元寇〉をテーマにした歴史大河小説『海を破る者』が文藝春秋より刊行されました。

 

なぜ、人は争わねばならないのか

 
【あらすじ】

かつては源頼朝から「源、北条に次ぐ」と言われた伊予の名門・河野家。しかし、一族の内紛により、いまは見る影もないほどに没落していた。
現在の当主・河野通有も一族の惣領の地位を巡り、伯父と争うことを余儀なくされていた。

 
しかしそんな折、海の向こうから元が侵攻してくるという知らせがもたらされる。いまは一族で骨肉の争いに明け暮れている場合ではない。通有は、ばらばらになった河野家をまとめあげ、元を迎え撃つべく九州に向かうが……

 
人類史上最大の帝国の侵略を退けた立役者・河野通有が対峙する一族相克の葛藤と活躍を描く歴史大河小説。

 

著者プロフィール

今村翔吾(いまむら・しょうご)さんは、1984年生まれ、京都府出身。滋賀県在住。関西大学文学部卒業。ダンスインストラクター、作曲家、守山市埋蔵文化財調査員を経て作家デビュー。

2016年「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞、2018年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞、同年「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞(刊行時『童の神』と改題)。2020年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞、第8回野村胡堂文学賞、同年『じんかん』で第11回山田風太郎賞、2021年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第6回吉川英治文庫賞、2022年『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞。

現在、TBS報道番組(JNN系列)「Nスタ」、ABC朝日放送「newsおかえり」レギュラーコメンテーターとして出演中。また、初の冠番組 ABCラジオ(関西ローカル)「今村翔吾×山崎怜奈の言って聞かせて」毎週木曜深夜放送中。
大阪府箕面市「きのしたブックセンター」、佐賀県佐賀市の「佐賀之書店」、東京都千代田区のシェア型書店「ほんまる」のオーナーも務める。

 

海を破る者
今村 翔吾 (著)

なぜ、人と人は争わねばならないのか?
日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。

 
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