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芥川賞作家・金原ひとみさん〈オーディオファースト作品〉『ナチュラルボーンチキン』を声優・日笠陽子さんが朗読

オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazon オーディブル(Audible)」は、芥川賞作家・金原ひとみさんの書き下ろし小説『ナチュラルボーンチキン』の配信をスタートしました。朗読を務めるのは、声優の日笠陽子さんです。

 

金原ひとみさんが贈る、中年版「君たちはどう生きるか」

『ナチュラルボーンチキン』はAudibleオリジナルタイトルの「オーディオファースト作品」で、最初に「オーディオ」でリリースした後、書籍として出版される予定です。Audibleはこれまでに出版社との共同プロジェクトとして10作品以上の「オーディオファースト作品」を配信しています。

★オーディオファースト作品について:https://www.audible.co.jp/ep/audio-first-titles

 
金原ひとみさんは本作について、「立ち止まったままの迷走、言語化できてしまう虚しさ、理解できてしまう道理。想像力を身につけ、物分かりがよくなり、泣くことも喚くこともできなくなった全ての大人たちに捧ぐ、中年版「君たちはどう生きるか」です。」と語っています。

 
<『ナチュラルボーンチキン』概要>

著者:金原ひとみさん
ナレーター:日笠陽子さん
URL:https://amzn.to/4bKYLNy

 
仕事と動画とご飯のルーティン生活を送る、45歳一人暮らしの労務課勤務・浜野文乃(はまの・あやの)。
趣味も友達もなくそれで充足した人生を歩む浜野は、ある日上司の命令で、在宅勤務ばかりで出社しない編集部の平木直理(ひらき・なおり)の家へ行くことになるのだったが、その散らかった部屋には、ホストクラブの高額レシートの束と、シャンパングラスに生ハム、そして仕事用のiPadが転がっていて――。

 

著者プロフィール

金原ひとみ(かねはら・ひとみ)さんは、1983年生まれ、東京都出身。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞。翌年、同作で芥川賞を受賞。

2010年『TRIP TRAP(トリップ・トラップ)』で織田作之助賞、2012年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2020年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、2021年『アンソーシャル ディスタンス』で谷崎潤一郎賞、2022年『ミーツ・ザ・ワールド』で柴田錬三郎賞を受賞。

著書に『アッシュベイビー』『AMEBIC』『ハイドラ』『持たざる者』『マリアージュ・マリアージュ』『軽薄』『fishy』『デクリネゾン』『腹を空かせた勇者ども』『ハジケテマザレ』、エッセイにパリでの移住生活、そして帰国後の東京での日々を綴った『パリの砂漠、東京の蜃気楼』などがある。

 

オーディオファースト作品について

“オーディオファースト”とは、「音声の可能性への挑戦」をコンセプトにした出版社との新しい取り組みです。オーディブルのために書き下ろされたオリジナル作品を、オーディオブックとして先行配信した後、書籍として出版します。メディアの枠を超えて作品に触れる機会を創出することで、出版業界を盛り上げていくことを目指しています。

 
2021年に第1弾として川上未映子さん著『春のこわいもの』を配信して以降、10作品以上を配信しています。

 

ナチュラルボーンチキン Audible版
金原 ひとみ (著), 日笠 陽子 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

金原ひとみが贈る、中年版「君たちはどう生きるか」。

 


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