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直木賞作家・大沢在昌さん〈オーディオファースト作品〉『夜刑事』を声優・福山潤さんが朗読

オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazon オーディブル(Audible)」は、直木賞作家・大沢在昌さんの書き下ろし小説『夜刑事(ヨルデカ)』の配信をスタートしました。朗読を務めるのは、声優・歌手の福山潤さんです。

 

大沢作品史上最も孤独なヒーローが誕生!

『夜刑事(ヨルデカ)』はAudibleオリジナルタイトルの「オーディオファースト作品」で、最初に「オーディオ」でリリースした後、2書籍として出版される予定です。Audibleはこれまでに出版社との共同プロジェクトとして10作品以上の「オーディオファースト作品」を配信しています。

★オーディオファースト作品について:https://www.audible.co.jp/ep/audio-first-titles

 
大沢在昌さんは本作について、「オーディブル先行という企画に向け、新しいキャラクターを作ろうと思いたった。主人公は刑事。ある理由で夜しか活動できず、犯罪者だけでなく同じ警察官からも憎まれている。これまでに書いてきた、どの刑事も孤独で、絶望と背中あわせの日々を生きている。そんな男の捜査が、福山潤さんの声で血肉を得た。楽しんでいただきたい。」と読者への思いを寄せています。

 
<『夜刑事(ヨルデカ)』概要>

著者:大沢在昌さん
ナレーター:福山潤さん
URL:https://amzn.to/3WUF5SW

 
ヴァンパイアウイルスと呼ばれる未知のウイルスに感染し、夜しか活動できなくなった刑事の岬田は、その代償として、極端に研ぎ澄まされた五感を手に入れた。岬田は、ウイルスに感染した犯罪者たち、そして感染者を排除しようとする活動家たちの思惑に巻き込まれながらも特命任務にあたり、ウイルスを感染させた元恋人の明林を探そうとする――。警察からも犯罪者からも疎まれた、大沢在昌史上最も孤独なヒーローを描く、傑作エンターテインメント!

 

著者プロフィール

大沢在昌(おおさわ・ありまさ)さんは、1956年生まれ、愛知県出身。慶応義塾大学中退。1979年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞し作家デビュー。

1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞、1994年『無間人形 新宿鮫IV』で直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞を受賞。2010年には、文学界への多大な貢献に対して日本ミステリー文学大賞を受賞。2012年の『絆回廊 新宿鮫Ⅹ』では4度目の日本冒険小説協会大賞を受賞。2013年にはロイヤルアングラー賞受賞し、2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞。2022年秋 紫綬褒章を受章。

 

オーディオファースト作品について

“オーディオファースト”とは、「音声の可能性への挑戦」をコンセプトにした出版社との新しい取り組みです。オーディブルのために書き下ろされたオリジナル作品を、オーディオブックとして先行配信した後、書籍として出版します。メディアの枠を超えて作品に触れる機会を創出することで、出版業界を盛り上げていくことを目指しています。

 
2021年に第1弾として川上未映子さん著『春のこわいもの』を配信して以降、10作品以上を配信しています。

 

夜刑事(ヨルデカ) Audible版
大沢 在昌 (著), 福山 潤 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

 


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