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ここはまだ戦場だ――戦後の日本とアメリカに生きた若者を描く『線場のひと』上巻が刊行

小宮りさ麻吏奈さんのデビューコミック『線場のひと』上巻がリイド社より刊行されました。「戦後」と呼ばれる時代を日本とアメリカに生きた、異なるナショナリティ、セクシャリティ、バックグラウンドやアイディンティティをもつ4人の人間の物語です。

 

トーチwebで連載中の衝撃作を単行本化!

 
【あらすじ】

太平洋戦争により離れ離れになった頼子とハル。
進駐軍として日本にやってきたアーサー、スコット。

それぞれ立場の違う4人の視点が毎話入れ替わり、絡み合う。
「戦後」と呼ばれる時代。己の運命を国家や家族、そして時代に翻弄されながらも、日本とアメリカに生きた4人の人間の物語。

\人気漫画家の瀧波ユカリさん、志村貴子さん、社会学者・下地ローレンス吉孝さんも推薦!/

なまなましさに心を奪われていると、「ない」ことにされてきた人々の痛みが抱えきれないほどの質量で迫ってくる。凄まじい表現力に圧倒され、何度も目を閉じた。
──漫画家 瀧波ユカリさん

戦後の日本とアメリカという複雑な関係での4人の人生が解けるように離れてはまた絡み合う、それぞれの激動が静かな筆致で描かれる作品です。
──漫画家 志村貴子さん

誰かに線引きされた「歴史」の暴力によって消されてきた、人々の生きた姿。
線場のひと(わたしたち)は生きている。
戦争と虐殺が他人事ではない今この時代。この一冊をぜひ手に取ってください。
──社会学者 下地 ローレンス吉孝さん

 
★試し読み:https://to-ti.in/product/frontlines

 

著者プロフィール

小宮りさ麻吏奈(こみや・りさ・まりな)さんは、1992年生まれ、アトランタ出身。自身の身体を起点とし、クィア的視座から浮かび上がる新たな時間論への関心から「新しい生殖・繁殖の方法を模索する」ことをテーマにパフォーマンスや映像、 場所の運営などメディアにとらわれず活動している。

★X:https://twitter.com/mlkarter
★Instagram:https://www.instagram.com/monosugoiame/

 

線場のひと 上 (トーチコミックス)
小宮りさ麻吏奈 (著)

ここは、まだ戦場だ──。

「戦後」と呼ばれる時代。
己の運命を国家や家族、そして時代に翻弄されながらも、
日本とアメリカに生きた4人の人間の物語。

 
【関連】
トーチweb 線場のひと

 


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