哲学の泰斗が集結したシリーズ「哲学史入門」が創刊 第1巻は千葉雅也さん、納富信留さん、山内志朗さん、伊藤博明さん、斎藤哲也さん
創刊23年目をむかえたNHK出版新書より、新しいシリーズ『哲学史入門』全3巻が刊行開始されました。
シリーズ第1巻『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』は、著者に千葉雅也さん、納富信留さん、山内志朗さん、伊藤博明さんをむかえ、 斎藤哲也さんが聞き手を務めます。
全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! ありそうでなかった学び直しの決定版
NHK出版新書『哲学史入門』は、人文思想の分かりやすい解説に定評がある斎藤哲也さんが、日本を代表する研究者への「聞き書き」によって、哲学史の「核心」と「面白さ」に迫ります。ゼロからの学び方、いま学ぶことの意義・効用まで、ありそうでなかった究極の入門シリーズです。
第1巻『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』では、近代以降の哲学を理解するうえでも必須の、古代ギリシアからルネサンスまでを扱います。
ソクラテス、プラトン、アリストテレスをはじめ主要哲学者の思想の核心に迫り、この時代の哲学の重要論点とダイナミックな流れを浮かび上がらせます。
<シリーズ刊行予定(全3巻)>
◎『哲学史入門II デカルトからカント、ヘーゲルまで』:5月発売予定
◎『哲学史入門III 現象学・分析哲学から現代思想まで』:6月発売予定
『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』の構成
はじめに 斎藤哲也
序章 哲学史をいかに学ぶか 千葉雅也
第一章 「哲学の起源」を問う 古代ギリシア・ローマの哲学 納富信留
第二章 哲学と神学はいかに結びついたか 中世哲学の世界 山内志朗
第三章 ルネサンス哲学の核心 新しい人間観へ 伊藤博明
付録 関連年表 紀元前600―1600年代
著者プロフィール
■千葉雅也さん
1978年生まれ。立命館大学大学院教授。専門は、哲学および表象文化論。著書に『現代思想入門』(講談社現代新書)、『デッドライン』(新潮社)など。
■納富信留さん
1965年生まれ。東京大学大学院教授。専門は西洋古代哲学。著書『プラトンとの哲学』(岩波新書)、『ギリシア哲学史』(筑摩書房)など。
■山内志朗さん
1957年生まれ。慶應義塾大学名誉教授。専門は中世倫理哲学、スコラ哲学など。著書に『普遍論争』(平凡社)、『中世哲学入門』(ちくま新書)など。
■伊藤博明さん
1955年生まれ。専修大学教授。専門はルネサンス思想史・芸術論。著書に『ルネサンスの神秘思想』(講談社学術文庫)、『綺想の表象学』(ありな書房)など。
■[編]斎藤哲也さん
1971年生まれ。人文ライター。東京大学文学部哲学科卒業。著書に『試験に出る哲学』シリーズ(NHK出版新書)、監修に『哲学用語図鑑』(プレジデント社)など。
哲学史入門I: 古代ギリシアからルネサンスまで (1) (NHK出版新書) 千葉 雅也 (著), 納富 信留 (著), 山内 志朗 (著), 伊藤 博明 (著), 斎藤 哲也 (編集) 第一人者が「核心」と「面白さ」を論じ尽くす! 日本における哲学の泰斗が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 第1巻は、近代以降の哲学を理解するうえでも必須の古代ギリシアからルネサンスまで。哲学という営みはいかに誕生し、受け継がれていったか。主要哲学者の思想をもとに、この時代の哲学の重要論点とダイナミックな流れを浮かび上がらせる。ゼロからの学び方、いま学ぶことの意義・効用まで――、「聞き書き」によって哲学史の「核心」と「面白さ」に迫る。ありそうでなかった決定版の入門シリーズが誕生! |
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