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「この本をオレの遺言と思ってくれていいよ。あと50年は生きるけど」高田純次さん『最後の適当日記(仮)』が刊行

高田純次さん著『最後の適当日記(仮)』(ダイヤモンド社)

高田純次さん著『最後の適当日記(仮)』(ダイヤモンド社)

高田純次さんが喜寿・77歳を迎えるまでの1年間を綴った『最後の適当日記(仮)』がダイヤモンド社より刊行されました。

 

ついに断筆…!これが本当に最後の書籍かも!?

「日記を書きませんか?16年ぶりに」「タレント高田純次の最後の足跡を後世に残すことができます」

 
2008年に発売された『適当日記』(著:高田純次さん/ダイヤモンド社)から16年。そんな担当者の誘い文句に「もうすぐ死ぬ前提?!」と不満を抱えながらも、再び筆をとった著者の高田純次さん。本書は、76歳の誕生日を迎えた2023年1月21日から、同年12月31日までを“無理やり書かされた”日記です。

 
2024年1月に77歳を迎える高田純次さんは、「適当男」という芸能界で独自のポジションを築き、老若男女から愛されています。日記に記された毎日も、そのイメージを裏切りません。

 
日々の何気ない出来事の報告はもちろん、野球について熱く語る日もあれば、「ア」の一文字しか書かれていない日も。最後の日記らしく、過去を語ったり、語らなかったり……形式に捉われない、まさに『適当日記』!前作同様「無理やり書かされた」というだけあって、愚痴もあり、サボる日もありと、高田さんの人間味が随所に溢れ出ています。

 
おなじみの“適当”加減と、ユーモアたっぷりの日記は、笑えるだけでなく、読んでいるとなんだか少し気が楽になり、ふっと肩の力が抜けていきます。つい頑張りすぎてしまう現代人必読!その生き様に元気をもらえる一冊です。

 

高田純次さん コメント

まず、この『最後の適当日記』を10冊買って欲しい。
その10冊を、君の知り合いや、家族でも親戚でもいいから1冊ずつプレゼントして欲しい。
そして、本を配るときは、「この本を受け取ったら、必ず、同じ適当日記を10冊買うように」とキツく約束すること。
そして、その本をまた10人に配って、その10人に「必ず10冊買え」と伝える。
これをやると、君もきっと、高田純次になるはず。間違いない。

高田純次さん著『最後の適当日記(仮)』(ダイヤモンド社) 撮影:下村しのぶ

高田純次さん著『最後の適当日記(仮)』(ダイヤモンド社) 撮影:下村しのぶ

 

終活、卵かけご飯、WBC、ポリープ…気になる毎日が明らかに!

(本文より抜粋)

●1月25日(水)
今朝、卵かけご飯を食ってるときに思い出したんだけど、昨日の朝も卵かけご飯を食ったね。
でも、昨日の昼と夜に何を食ったか思い出せないんだ。
そもそも、昼と夜に、飯、食ったっけ?腹が減らなかったから、何かを食ったんだろう。
この程度だから、この話は延びないよね。

●2月16日(木)
侍ジャパンが、WBCに向けて強化合宿を始めたみたいだから、オレも、そろそろやろうかな。

●2月17日(金)
でも、面倒くさいよなぁ。肩もまだ仕上がっていないし。

●2月18 日(土)
今日こそ、キャンプを張ろうと思ったけど止めて、代わりに腰にカイロを貼ったよ。
腰を温めるのは大事だね。でも、そういう日に限ってバカ陽気なんだ。

 

著者プロフィール

高田純次さん著『最後の適当日記(仮)』(ダイヤモンド社)

高田純次さん著『最後の適当日記(仮)』(ダイヤモンド社)

高田純次(たかだ・じゅんじ)さんは、1947年生まれ、東京都出身。東京デザイナー学院卒業。1971年に「自由劇場」の研究生となるが、1年後退団しイッセー尾形さんらと劇団を結成。その後4年間サラリーマン生活をし、1977年に劇団「東京乾電池」に参加。1989年に独立。以後、バラエティー番組やドラマなどに出演し、「適当男」として芸能界で独自のポジションを築く。

 

最後の適当日記(仮)
高田 純次 (著)

売れてももう本当にこれが最後の本だよ。 すごい売れたら考えるけど。 高田純次、最終章。 喜寿を目前とした1年間の日記をベースに、過去の人生を語るのか、語らないのか。 付録にデビュー以来出演歴をまとめた「全仕事」も!

<既刊>

適当日記
高田 純次 (著)

発言の「適当さ」「無責任さ」が魅力となり、一般視聴者はもちろん、各界の著名人にもファンの多い高田純次。本書は、還暦を迎えた2007年1月21日から“無理やり書かされ始めた”彼の日々の生活がすべてわかる日記。
「スタッドレスタイヤを外すかどうかで1週間」「椎名林檎からのメールにうわつきまくる」「日記にどこまで書いていいか、出版社を試すために下ネタを書く」「トンチンカンな子しか来ない合コンでため息をつく」……。
世界一日記が似合わない男の、テレビで見るよりさらに適当な日常が、今ここで明らかになる!
脚注には、書き終えた後に行った「日記に関する一問一答190問」を掲載。また、付録として特製しおり付き。今なら特別に「定価でお譲りします」。

【本文抜粋】
1月21日 日曜日
ついにこの日が来ちゃった。
60歳の誕生日が来てしまったのよ。
めでたいんだか、めでたくないんだか、還暦が……。
でも去年の誕生日の頃から、うすうす来年は還暦だな、って気づいてたんだけどね。
ほら、ボクって、先の読める男だから。 (後略)

2月1日 木曜日
びっくりしたね~。
もう充分かと思ったら、「今月も日記を書け」って言うんだぜ。
その言葉を聞いたときには、
オレっていう人間をちゃんと理解してるのか、耳を疑ったよ。

6月4日 月曜日
この前、事務所に手紙つきの小包が届いたんだ。開けたら、中身はDVD付きのCDボックス。手紙は、「はじめまして。ずっと前から大ファンです」っていう書き出しで始まる、ファンレターっていうより、むしろ恋文っていう感じの文章なんだ。
「私、J-POPの仕事をしています、椎名林檎と申します」
って、知ってますよ~! オレだって! 椎名林檎さんですよね?
ヒット曲がいっぱいある……。まあ、曲名はあえて挙げないようにするけど。(中略)
そのうち、『高田純次、熟年離婚!』って記事が出たら、次のステップに向けて、
「高田が動き出したんだな」と思ってもらって間違いないんじゃないかな。

6月22日 金曜日
文化放送『東京パラダイス』生放送のため、沖縄入り。
沖縄料理中心のお店に招待されて
「さあ、高田さん。お好きな沖縄料理を召し上がってください」って言われたから、
「じゃあ、トンカツとソーセージ」
って、頼んでおいたよ。
ホテルの人が、ちょっと悲しそうな顔をしていたな。

 


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