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【第20回坊っちゃん文学賞】望月滋斗さん「ライフ・イズ・ア・ムービー」が大賞を受賞

愛媛県松山市は「第20回坊っちゃん文学賞表彰式」を1月25日に開催し、大賞および佳作作品を表彰しました。

 

坊っちゃん文学賞について

「坊っちゃん文学賞」は、近代俳句の父・正岡子規を生み、明治の文豪・夏目漱石の小説『坊っちやん』に描かれた街という、松山市の豊かな文学的土壌を生かして、同市の文化的なイメージを高め、全国にPRするため市制100周年を機に、昭和63年に創設されました。

 
第16回からは、もっとたくさんの人が文学にふれ、世代を問わず参加できるようにという思いから、ショートショートの文学賞にリニューアル。今回の第20回は、全国47都道府県に加えて海外からも作品が寄せられ、過去2番目に多い8,014点の応募がありました。

 
審査員は、田丸雅智さん(審査員長/ショートショート作家)、大原さやかさん(声優・ナレーター)、山戸結希さん(映画監督)。

 

「第20回坊っちゃん文学賞」受賞作品

 
「第20回坊っちゃん文学賞」大賞作

望月滋斗(もちづき・しげと)さん(茨城県/22歳)
「ライフ・イズ・ア・ムービー」

〔あらすじ〕
B級インド映画の世界に生まれてしまった主人公。半ば人生を諦めていた彼だったが、ある女性が現れたことをきっかけに 脚本に変化が起こり始める。

 
【評価されたポイント】
疾走感がありドキドキワクワクする展開で、ショートショートを作る上で、振り切ることの大事さが分かる作品。日常に近い世界にありえない要素を取り入れることは難しく、それを面白おかしく描いた手腕が素晴らしい。

 
<受賞者のコメント>
とても自信のある作品。作品を読んでいる数十分の間は嫌なことを忘れて楽しんでもらいたい。ショートショート作品はこれからもっと多くの人に読まれるようになると思うので、これからも書き続け盛り上げていきたい。

 
「第20回坊っちゃん文学賞」佳作作品

藤原チコ(ふじわら・ちこ)さん(愛媛県/38歳)
「鯉のぼり」

尻野ベロ彦(しりの・べろひこ)さん(東京都/46歳)
「砂道教室(さどうきょうしつ)」 

たておきちはるさん(岩手県/34歳)
「純愛の繭」

望月滋斗(もちづき・しげと)さん(茨城県/22歳)
「のどぼとけさま」

まり。さん(東京都/59)
「ルビぃなヤツら」

 
※各作品は松山市ホームページ(https://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisei/machizukuri/kotoba/bocchan.html)で閲覧できます。

 

受賞作の感想を募集!

多くの方に第20回坊っちゃん文学賞受賞作品を読んで、ショートショート作品に親しんでもらい、坊っちゃん文学賞の認知度をさらに高めるため、受賞作品の感想を募集中です。

 
【応募方法・募集締切】
2月25日(日)23時59分までに応募フォーム(https://bocchan-shortshort-matsuyama.jp/kanso-20-form.html)から応募してください。

【抽選・景品発送】
感想を応募された方の中から抽選で、30名の方にまつやま農林水産物ブランドなどをプレゼント。

 
【関連】
坊っちゃん文学賞 松山市公式ホームページ

 


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