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さだまさしさんについて本気で研究をしてきたプロ研究者たちの集大成!『さだまさし解体新書 ターヘル・サダトミア』が刊行

さだまさし研究会のプロ研究者たちが、本気でさだまさしさんを学問研究した『さだまさし解体新書 ターヘル・サダトミア』が大和書房より刊行されました。

 

50周年コンサート真っ最中のさだまさしさんについて、徹底的に研究的視点に立ってまとめあげた、異色のエンタメ論文集

本書は、「さだ研って本当に俺のこと研究してるのか?」という言葉に奮い立ったさだ研(さだまさし研究会)のプロ研究者たちが、本気でさだまさしさんを学問研究してまとめてみた一冊です。

 
国民的歌手・さだまさしさんの音楽、詩、あるいは存在そのものを、アカデミックに分析。本人インタビューやゴスペラーズの北山陽一さんが生徒役となる研究ストーリーも掲載。

 

本書の構成

第0章 研究対象、研究者に語る さだまさし巻頭インタビュー (聞き手:早稲田大学さだまさし研究会)
《さだまさし解体新書》

第1章 さだまさしのアクセント研究 「秋桜」の順行・逆行分析から探る (北山陽一/ゴスペラーズ、川原繁人/慶應義塾大学言語文化研究所、古澤里菜/国際基督教大学大学院生)

第2章 「水底の町」の時代 さだまさしの歌世界民俗誌 (伊藤龍平/國學院大學文学部教授・博士)

第3章 人生と老い、その豊かさ 生き直しの民俗学 (関沢まゆみ/国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授・博士)

第4章 さだまさしデザイナー論 音楽で表現される多種多様なイメージとその技法 (小熊 麦/早稲田大学さだまさし研究会第37代幹事長・会社員)

第5章 「神(様)」がいる国 ハーンが出会い、まさしが見つめる日本 (瀬戸邦弘/鳥取大学准教授・博士)

第6章 さだまさしに見る日本語再発見 現代日本語の問題点(宝福了悌/國學院大學大学院文学研究科博士後期課程)

 

著者プロフィール

さだまさし研究会には、早稲田大学さだまさし研究会、北山陽一、川原繁人、古澤里菜、伊藤龍平、関沢まゆみ、小熊麦、瀬戸邦弘、宝福了悌の各氏が参加。

なお、1980年に発足した「早稲田大学さだまさし研究会」をルーツに、全国の大学などに多くの「さだまさし研究会(さだ研)」が存在する。早稲田大学のさだ研は、過去にはメンバー不足などの危機を迎えながらも、現在も存続している。

 

 


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