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どんなに”良い子”じゃなくたって私は私らしく、大あばれして生きていく――エッセイスト・潮井エムコさん初著書『置かれた場所であばれたい』が刊行

潮井エムコさん著『置かれた場所であばれたい』(ブックデザイン:脇田あすかさん/イラスト:大津萌乃さん)

潮井エムコさん著『置かれた場所であばれたい』(ブックデザイン:脇田あすかさん/イラスト:大津萌乃さん)

SNSで累計30万超いいね、noteでも累計3.2万超スキ獲得のエッセイスト・潮井エムコさん初の著書『置かれた場所であばれたい』が朝日新聞出版より刊行されました。書籍化にあたり、著者のnoteに掲載されていた人気のエピソードを中心に大幅加筆、書き下ろし作品も加えて収録されています。

 

SNSで累計30万超いいねを獲得!新進気鋭のエッセイスト・潮井エムコさん初著書『置かれた場所であばれたい』

高校時代の家庭科の授業を書いた「学生結婚と子育て」がSNSやnoteなどで大反響を呼んだエッセイスト・潮井エムコさん。同級生と疑似結婚をして生卵を育てたエピソードは多くの感動と学びを届け、新聞でも記事として取り上げられました。

 
そんな潮井さんが書き綴った、絶望的に相性の悪い母親に激怒して4歳で家出を決意したり、反対に母から山に捨てられたりしていた辛い幼少期。自分の子どもの頃の経験を糧に幼児教育の道へ進んだ保育職時代。これまで出会ってきた人たちを中心に綴った大あばれエッセイたちが、『置かれた場所であばれたい』として書籍化。現代を生きる等身大の「わたし」を、みずみずしく躍動感のある文体で伝えてくれます。

 
<内容紹介>

◎勉強が大嫌いだった学生時代、著者が生み出した宿題への必勝法――「夏休みの宿題」
◎数学の先生と交わした“とんでもない契約”がきっかけで得た経験が、今でも私に勇気をくれる――「先生との契約」
◎祖母からもらったという名前。そこに隠された衝撃の事実と祖父からの愛のお話――「名前の由来」
◎幼い頃、世界のルールは親が決めていると思っていた。そんな幼少期に禁止されていたものたちとの決死の交流。――「母の教育方針」
◎たった1人の姉妹である姉は、結婚式に来なかった。そんな姉が届けてくれた秘密の餞――「結婚式に来なかった姉」
◎幼稚園教諭時代、「先生の1番の先生は、子どもたちですよ」という言葉を初めて理解できた日のこと――「せんせいって、だれのこと」
◎嫌々参加したはずの休み返上の研修会で訪れた”あのおにいさん”との再会。同世代は感涙必至――「ひろみちおにいさんといっしょ」

 
ばかばかしいエピソードの中にキラリと光る言葉が、くすっと笑みがこぼれてしまうような文章の中に胸を締め付けるような苦しさが見え隠れする本書。さらりと読めるのにじんと心に残ります。

 
人間関係がうまくいっていない……、一人深く思い悩んでしまう日が、誰しも一度はあるのではないでしょうか。本書で綴られる「置かれた場所であばれる」マインドと、そんな著者が引き寄せた周囲の人との温かなやり取りは、読んだ人の明日をちょっとだけ明るくしてくれます。

 

本書の目次

・学生結婚と子育て
・夏休みの宿題
・教室に響く銃声
・先生との契約
・優しい裏切り
・200円の使い道
・私はゴリラ
・庭木のピアノ
・巫女のアルバイト
・成人の日
・名前の由来
・祖父への質問
・母の教育方針
・4歳の家出
・捨て子の生き延び方
・実らぬ恋
・パステルブルーの指先
・結婚式に来なかった姉
・結婚式の招待状
・せんせいって、だれのこと
・うんちソムリエ
・姉からの鉄槌
・いい夫婦
・義父とメダカ
・走れ!たとえ痴女と思われようとも
・4月のママチャリロードレース
・ひろみちおにいさんといっしょ

※本書のために書き下ろした新作エピソード含む26編。

 

著者プロフィール

潮井エムコさんは、1993年4月1日生まれ。2021年より、noteにてエッセイの執筆を開始。「つらいときほど尻を振れ」をモットーに、日々エッセイをしたためている。本作が初めての著書。

★X(旧Twitter):https://twitter.com/m_emko
★note:https://note.com/mmmemko

 

置かれた場所であばれたい
潮井 エムコ (著)

SNSや各種メディアで大反響!
面白いのになんだか泣けます。

生卵を育てさせる先生、元スパイの祖母、娘を山に放り投げる母……。
一筋縄ではいかない人間模様を描いたnoteで人気のエッセイを、大幅加筆して書籍化。
いま大注目の書き手による初著書です!

「4分の4拍子が苦手で4分の3拍子が得意だなんて、あなたの体を流れているのは日本じゃなくてラテンのリズムね」――本書「庭木のピアノ」より

あの時自分の足で家を出た瞬間に見たキラキラの輝きを、私はこれからも忘れることができないだろう。断言してもいい。あれは紛れもなく幼い私が初めて手に入れた、自由の放つ輝きだったのだ。――本書「4歳の家出」より

今の私は、あの時の自分が羨ましくて唇を噛むような、そんな楽しい大人になっているだろうか。もしもそうなれていたら、パステルブルーに塗った指先で、あの頃の私を抱きしめてあげたい。――本書「パステルブルーの指先」より

 


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