角田光代さん×青木祐子さん×清水朔さん×友井羊さん×額賀澪さん×織守きょうやさん「美味しい」アンソロジー『今夜は、鍋。』が刊行
史上初(!?)の「鍋」アンソロジー、角田光代さん×青木祐子さん×清水朔さん×友井羊さん×額賀澪さん×織守きょうやさん著『今夜は、鍋。 温かな食卓を囲む7つの物語』が新潮文庫nexより刊行されました。温かくて美味しそうなカバーイラストは、『飯テロ!』のもみじ真魚さんの描き下ろしです。
人気作家による“読む絶品鍋”を召し上がれ!
『今夜は、鍋。』は、角田光代さんや青木祐子さんら人気作家たちによる食べ物アンソロジーです。
美味しいお鍋で、読めば心も体もぽっかぽか。大切な人たちと鍋を囲むひとときを描く珠玉の7篇を収録した、“読む絶品鍋”です。
【収録作品】
◆「合作、冬の餃子鍋」角田光代さん
ラブラブだけど食に対する意識の高低差の大きすぎるカップルの危機……
◆「四人いるから火鍋にしましょう」青木祐子さん
女性だけのシェアハウスに入り込んできた男性ひとり……
◆「初鍋ジンクス」清水朔さん
俺は土鍋。豪華な水炊きの初鍋を夢見るが、まさか猫鍋にされるとはーー
◆「両想い鍋パーティー事件」友井羊さん
だれもがベストカップルだと思う幼馴染の高校生男女には秘密がある――
◆「できない君と牡蠣を食べる」額賀澪さん
激務過ぎるアニメーターの彼は今夜こそ、立ち上がれるか。そう、絶倫メシの力で。
◆「やみ鍋」織守きょうやさん
新宿駅の構内で鍋をする男をみた――
◆「鍋セット」角田光代さん
上京した女子大生の一人暮らし、母がくれたのは鍋セット。
著者プロフィール
■角田光代(かくた・みつよ)さん
1967年生まれ、神奈川県出身。魚座。1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。2005年『対岸の彼女』で直木賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2012年『紙の月』で柴田錬三郎賞を受賞するなど、受賞歴・著書多数。
■青木祐子(あおき・ゆうこ)さん
獅子座、A型、長野県出身。『ぼくのズーマー』で2002年度ノベル大賞を受賞。『これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~』、「派遣社員あすみの家計簿」シリーズ、『幸せ戦争』他、著書多数。
■清水朔(しみず・はじめ)さん
唐津市出身。2017年『奇譚蒐集録一弔い少女の鎮魂歌―』が日本ファンタジーノベル大賞最終候補に。同シリーズに『奇譚蒐集録一北の大地のイコンヌ?゜―』『奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―』がある。
■友井羊(ともい・ひつじ)さん
1981年生まれ、群馬県出身。『僕はお父さんを訴えます』で「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞、2012年デビュー。他の著書に「さえこ照ラス」シリーズ、「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」シリーズなどがある。
■額賀澪(ぬかが・みお)さん
1990年生まれ、茨城県出身。2015年に『屋上のウインドノーツ』で松本清張賞を、『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。その他の著書に『青春をクビになって』『沖晴くんの涙を殺して』『転職の摩王様』などがある。
■織守きょうや(おりがみ・きょうや)さん
1980年、ロンドン生れ。元弁護士(休業中)。2013年『霊感検定』でデビュー。2015年「記憶屋」で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。他の作品に『リーガルーキーズ! 半熟法律家の事件簿』『隣人を疑うなかれ』『彼女はそこにいる』などがある。
今夜は、鍋。:温かな食卓を囲む7つの物語 (新潮文庫) 角田 光代 (著), 青木 祐子 (著), 清水 朔 (著), 友井 羊 (著), 額賀 澪 (著), 織守 きょうや (著) 今夜は、鍋にしよう。外は冷える。スーパーで好きな具材を買いこんで、飲みものも忘れずに。少しのわだかまりを抱える恋人たちも、久しぶりに会う友人たちも、人生の節目を迎える家族も……温かな湯気立つ食卓を囲めば、今宵は特別な夜。どんな食材も鍋に入れば絶品に。美味しい 鍋と、楽しいおしゃべり、至福の時間のはじまり。人気作家たちによる“鍋を囲むひととき”を描く、七篇。 |
【関連】
▼試し読み | 角田光代、青木祐子、清水朔、友井羊、額賀澪、織守きょうや 『今夜は、鍋。―温かな食卓を囲む7つの物語―』 | 新潮社
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