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北沢陶さん「第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」受賞作『をんごく』が刊行 第一幕全文&黒川博行さんとの対談を公開

今年4月に第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞した北沢陶(受賞時の筆名は「露野目ナキロ」)さん「をんごく」が書籍化され、KADOKAWAより刊行されました。

 

綾辻行人さん、黒川博行さん、米澤穂信さんら全選考委員激賞!「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」史上初の3冠受賞作が発売! 『をんごく』第一幕全文試し読みもスタート

本作は、選考委員満場一致で激賞を受け「第43回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞」〈大賞〉を受賞。また、一般から選ばれたモニター審査員により最も多く支持された作品に与えられる〈読者賞〉、Web小説サイト「カクヨム」ユーザーにより最も多く支持された作品に与えられる〈カクヨム賞〉(今回より新設)にも選出され、史上初のトリプル受賞となりました。

 
大正末期の大阪・船場の商家を舞台にした謎×ホラーで「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」にふさわしい作品。KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」では、本書の発売を記念し、第一幕全文試し読みを特別公開中です。

 
<「第43回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞」選評より抜粋>

「優れた怪談小説であると同時に優れた「謎物語」。」
――綾辻行人さん

「待望の〈強い受賞作〉。」
――有栖川有栖さん

「正統派和風ゴシックホラー〈中略〉推せてうれしい。」
――黒川博行さん

「滴るようなホラーの色気がある傑作。」
――辻村深月さん

「文句なしに推すことができた。」
――道尾秀介さん

「一読、今年はこれだと確信した。」
――米澤穂信さん

★試し読み:https://kadobun.jp/trial/wongoku/entry-80642.html

★【刊行記念対談】北沢陶さん×黒川博行さん:https://kadobun.jp/feature/talks/entry-80186.html

 

家に、死んだはずの妻がいる。この世に留めるのは、未練か、呪いか。

北沢陶さん『をんごく』KADOKAWA 書店店頭用POP画像

北沢陶さん『をんごく』KADOKAWA 書店店頭用POP画像

【あらすじ】

嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよ――

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。
未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。
巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。
倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。
エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。
壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面する――。

 

著者プロフィール

北沢 陶(きたざわ・とう)さんは、大阪府出身。イギリス・ニューカッスル大学大学院英文学・英語研究科修士課程修了。

2023年「をんごく」で第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈大賞〉〈読者賞〉〈カクヨム賞〉をトリプル受賞し、デビュー。

 

横溝正史ミステリ&ホラー大賞について

横溝正史ミステリ&ホラー大賞は、KADOKAWAの新人文学賞として、ともに四半世紀以上の歴史を持つ「横溝正史ミステリ大賞(第38回まで)」と「日本ホラー小説大賞(第25回まで)」を統合し、ミステリとホラーの2大ジャンルを対象とした新たな新人文学賞として2018年2月に創設(横溝正史ミステリ大賞の回数を通算し、第39回からとしています)。

50余年にわたり推理・探偵小説を精力的に執筆し続け、また怪奇・ホラー小説にも親和性が高い横溝正史さんの名を冠し、エンタテインメント性にあふれた、新たなミステリ小説またはホラー小説を公募する文学賞です。

対象となるのは、広義のミステリ小説、又は、広義のホラー小説。年齢・プロアマは不問。ただし未発表の作品に限ります。原稿は、40字×40行で75枚以上150枚以内。手書き原稿は、400字詰め原稿用紙300枚以上600枚以内。

★公式サイト:https://awards.kadobun.jp/yokomizo/

 

をんごく
北沢 陶 (著)

 
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