京極夏彦さん〈百鬼夜行シリーズ〉17年ぶり新作長編『鵼 の碑』が刊行
京極夏彦さんの「百鬼夜行シリーズ」新作書き下ろし長編『鵼 の碑(ぬえのいしぶみ)』が講談社より刊行されました。単行本・講談社ノベルス同時発売です。
今回の新作のタイトルが発表されたのは17年前(!)、『邪魅の雫』(2006年刊)の巻末予告としてでした。
『姑獲鳥の夏』から30年読みつがれ愛されてきた「百鬼夜行」シリーズ。ついに発売されます。京極堂に、また会えます!
なお、デビュー30周年を記念して、YouTubeチャンネルで各作品のPVを毎週月曜日21時に配信中。
★URL:https://www.youtube.com/@30thAnniversary-nd9xp
『鵼 の碑』あらすじ
殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。妖光に翻弄される学僧。失踪者を追い求める探偵。死者の声を聞くために訪れた女。そして見え隠れする公安の影。
発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、縺れ合いキメラの如き様相を示す“化け物の幽霊”を祓えるか。シリーズ最新作。
著者プロフィール
京極夏彦(きょうごく・なつひこ)さんは、1963年生まれ、北海道出身。小説家・意匠家。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。
1996年『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞長編部門賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花賞、2003年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、2022年『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞を受賞。
鵼
の碑 (講談社ノベルス) 京極 夏彦 (著) 百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに! |
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