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ミステリー作家大集合!「第69回江戸川乱歩賞」「第76回日本推理作家協会賞」贈呈式を今年も一般公開!

第69回江戸川乱歩賞第76回日本推理作家協会賞の贈呈式が11月1日(水)午後6時より開催されます。

 

「名探偵コナン」「特捜9」脚本家が乱歩賞作家になった! 推理小説の最前線を目撃せよ!

従来、業界の関係者、招待者のみで実施していた「文学賞の贈呈式」。江戸川乱歩賞は2021年度より豊島区の協力を得て、一般読者を招待した大規模イベントとして贈呈式を実施しています。

 
贈呈式では受賞者による喜びのスピーチ、選考委員による講評・選評、「正賞」と呼ばれる「乱歩像」や「名入り時計」の授与、受賞作の紹介PVや日本推理作家協会の紹介VTRの上映などを実施。会場では乱歩像の展示なども予定されています。

 
日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門受賞『夜の道標』の芦沢央さん、『君のクイズ』の小川哲さん、短編部門受賞『異分子の彼女』の西澤保彦さん、評論・研究部門受賞『シャーロック・ホームズ・バイブル 永遠の名探偵をめぐる170年の物語』の日暮雅通さん、翻訳部門(試行)受賞『1794』『1795』のニクラス・ナット・オ・ダーグさん、ヘレンハルメ美穂さん(映像出演)、そして、大正期に実在した女流作家・田中古代子をモデルに異色の推理活劇を描いた江戸川乱歩賞受賞の『蒼天の鳥』の三上幸四郎さんなど、ミステリ界を盛り上げる注目作家が多数登場します。

すべて無料。誰でも参加が可能です!

 
<登壇予定者>
※予告なく変更、またはリモートでの参加となる場合があります

貫井徳郎さん(日本推理作家協会代表理事)
京極夏彦さん(江戸川乱歩賞選考委員/司会)
柴田よしきさん(江戸川乱歩賞選考委員)
横関大さん(江戸川乱歩賞選考委員)
月村了衛さん(日本推理作家協会賞選考委員)
喜国雅彦さん(日本推理作家協会賞選考委員)
今野敏さん(日本推理作家協会賞選考委員)
柴田哲孝さん(日本推理作家協会賞選考委員)
湊かなえさん(日本推理作家協会賞選考委員)
恒川光太郎さん(日本推理作家協会賞選考委員)
柚月裕子さん(日本推理作家協会賞選考委員)
法月綸太郞さん(日本推理作家協会賞選考委員)
北村薫さん(日本推理作家協会賞選考委員)
杉江松恋さん(日本推理作家協会賞選考委員)

三上幸四郎さん(江戸川乱歩賞受賞者)
芦沢央さん(日本推理作家協会賞受賞者)
小川哲さん(日本推理作家協会賞受賞者)
西澤保彦さん(日本推理作家協会賞受賞者)
日暮雅通さん(日本推理作家協会賞受賞者)

and more……

 

「第69回江戸川乱歩賞/第76回日本推理作家協会賞 贈呈式」開催概要

■日時:令和5年11月1日(水)午後6時(開場 午後5時)

■会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
〔住所〕豊島区東池袋4丁目5番2号 ライズアリーナビル2F

■チケット:全席無料/一人2枚まで

■一般参加者申込:10月20日午後6時まで(結果発表:10月23日以降)
※申込みはオンラインのみ、郵送では受付けていません。
※応募者多数の場合は抽選となります。
※一人2枚まで申込が可能です。同行者とは同時入場をお願いします。
※登壇作家、時間、場所、開催方法は変更になる可能性があります。ご了承ください。

★応募フォーム:https://t.livepocket.jp/e/jj138

 

蒼天の鳥
三上 幸四郎 (著)

第69回江戸川乱歩賞受賞作。

『名探偵コナン』『電脳コイル』『特命係長 只野仁』『特捜9』など数多くのテレビドラマ、アニメを手がけてきた、大ベテラン脚本家が、江戸川乱歩賞を受賞!

歴史に埋もれた鳥たちが、いま羽ばたく。

大正十三(1924)年七月、鳥取県鳥取市──。
主人公の田中古代子は、女性の地位向上を目指し「新しい女」の潮流を訴える女流作家である。本格的に作家として活動するため、娘の千鳥と内縁の夫・涌島義博の三人で、鳥取から東京に引っ越しをする予定を立てていた。移住直前のある日、古代子は千鳥と共に、活動写真「兇賊ジゴマ」を観るために鳥取市内の劇場「鳥取座」に向かう。ところが観劇中、場内で火事が発生。取り残された古代子と千鳥が目にしたのは、煙につつまれる舞台上に立つ「本物」の「兇賊ジゴマ」であった。逃げようとする二人の目の前で、ジゴマはひとりの男を刺殺し、逃亡する。命からがら鳥取県気高郡浜村の自宅に逃げ帰った古代子と千鳥であったが、一息つく暇もなく、再び謎の人物に襲われるのだった。
果たしてこの世の中に、本物のジゴマなどいるものだろうか……? 謎は思いがけない事態へと発展していく。
鳥取出身の実在の作家・田中古代子をモデルに、友人の女流作家・尾崎翠や鳥取に流れてきた過激アナキスト集団「露亜党」、関東大震災など、大正期を鮮やかに描く歴史活劇ミステリー!

夜の道標
芦沢 央 (著)

あの手の指す方へ行けば間違いないと思っていた――
1996年、横浜市内で塾の経営者が殺害された。早々に被害者の元教え子が被疑者として捜査線上に浮かぶが、事件発生から2年経った今も、被疑者の足取りはつかめていない。
殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受け、半地下で暮らす殺人犯から小さな窓越しに食糧をもらって生き延びる少年。
それぞれに守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を見せていく――。
『火のないところに煙は』『汚れた手をそこで拭かない』の著者による、慟哭の長篇ミステリー。

君のクイズ
小川 哲 (著)

面白すぎる!! 驚くべき謎を解くミステリーとしても最高だし、こんなに興奮する小説に出会ったのも久しぶり。頼まれてもいないのに「推薦コメントを書かせて!」とお願いしてしまいました。小川哲さん、ほんとすごいな。 ――伊坂幸太郎氏

一度本を開いたらもう終わりだ。面白すぎてそのまま読み切ってしまった。 熱くて、ワクワクして、予想もつかない感動が襲ってくる。 ミステリーでも、バトルものでも、人生ドラマでもある。 でもそれだけじゃない。ジャンルはたぶん「面白い小説」だ。 ――佐久間宣行氏
   *    *     *     *
『ゲームの王国』『嘘と正典』『地図と拳』。一作ごとに現代小説の到達点を更新し続ける著者の才気がほとばしる、唯一無二の<クイズ小説>が誕生しました。雑誌掲載時から共同通信や図書新聞の文芸時評等に取り上げられ、またSNSでも盛り上がりを見せる、話題沸騰の一冊です! ストーリー:生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。 読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される!
「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!

<短編部門受賞作「異分子の彼女」収録>

異分子の彼女 腕貫探偵オンライン
西澤 保彦 (著)

名探偵もテレワーク!? 異才が放つ“王道”の安楽椅子探偵!

61歳の男が介護問題で揉めて妻を殺害――ニュースを聞いたおれは驚愕した。
被害者も加害者も学生時代の旧友。
しかも妻の方は34年前、挙式当日に新郎を殺され、犯人も見つからずじまい。
そして再婚した夫に殺されたというわけだ。
おれは不安な気持ちを吐露したくなり、「リモート相談窓口」に向かうが……(「異分子の彼女」)。
コロナ禍の櫃洗市で発生する奇怪な事件の謎を、公務員探偵がオンラインで鮮やかに解決!
累計40万部突破の腕貫探偵シリーズ、最新作! 

シャーロック・ホームズ・バイブル: 永遠の名探偵をめぐる170年の物語
日暮 雅通 (著)

時代と世代を超えて愛される名探偵ホームズ。物語を生んだ時代背景から、著者ドイルの葛藤、登場人物の誕生秘話、人気を陰で支えた人々、シャーロッキアンの生態、翻訳移入史に至るまで、ホームズ研究の第一人者が、永遠の名探偵の魅力と謎に迫る画期的ガイド。

1794 (小学館文庫)
ニクラス・ナット・オ・ダーグ (著), ヘレンハルメ 美穂 (翻訳)

北欧発、超弩級歴史ミステリー三部作第二弾

フランス革命の影響を受け、陰謀と暴力、貧困と死に満ちた1794年のストックホルム。その前年、カリブ海に浮かぶ植民地サン・バルテルミー島での過酷な日々を終えて故国に帰還した若者エリックは、幾多の困難を乗り越え将来を誓い合った娘リネーアと、ついに夫婦となろうとしていた。しかし幸福の絶頂である婚礼の日の夜、エリックは地獄へと突き落とされる。戦場帰りの風紀取締官カルデルと、亡き相棒の弟エーミルは共に深い傷を抱えながらも、人のなりをした怪物の正体を暴くため、暴力と奸計渦巻く北の都を奔走するーー。
スウェーデン発の大ベストセラーにして、日本のミステリーファンに大きな衝撃を与え絶賛された『1793』。その続編がついに日本に初上陸!混沌の時代に正義を貫かんとする者たちを描く、超弩級の歴史ミステリー第二弾。

1795 (小学館文庫)
ニクラス・ナット・オ・ダーグ (著), ヘレンハルメ 美穂 (翻訳)

北欧歴史ミステリー至高の三部作、完結篇!

フランス革命の影響は未だ色濃く残り、暴力と奸計が常態化していた1795年のストックホルム。
事件を捜索することで立ち直りつつあった戦場帰りの引っ立て屋カルデルと心を病んでいた学生エーミル。彼らの善意が招いた悲劇によって、前年に多くの命が失われた。彼らと、幸せを願いながら愛する子どもたちを手放したアンナ・スティーナは一瞬にして打ちのめされ、絶望の大きさに動くことすらできなくなっていた。一方その悲劇によって追い詰められた怪物は、自らの起死回生を賭けたおぞましい計画を立て、さらなる惨劇が起きようとしていた。
戦争、暗殺、人権蹂躙。腐敗しきった18世紀末の北の都と、その中で己の正義に従い生きる者たちを力強く描き、北欧ミステリーの歴史を塗り替えた至高の三部作、堂々の完結篇!

 
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