津村記久子さん×岡田利規さん×町田康さん×又吉直樹さん×大崎清夏さん掌篇小説アンソロジー『palmstories あなた』が刊行
2022年秋にスタートしたマイクロ出版社palmbooks2冊目の単行本『palmstories あなた』が8月末に刊行されます。
津村記久子さん、岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さんによる掌篇小説アンソロジー。文庫判よりすこし小さい、てのひらサイズの単行本です。
<「あなた」と「きみ」をめぐる、5つの“てのひら”の小説たち(パームストーリーズ)>
【収録作品】
◆あなたが私に寄越してくれたさまざまな物が、もしその時に手に入らなかったとしたらと考えると、ちょっと恐ろしいなという気がしてくる。
――津村記久子さん「六階を見習って」
◆なんであれば出来事とも呼べないかもしれないくらいのもの、きわめてうっすらとした出来事のようなものからでさえ、忘れがたい印象をふいに得る、ということはきみにももちろん時々起こる。
――岡田利規さん「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」
◆此の度は機会を与えてくれてありがとう。本当に感謝している。(…)そんな僕がつい、本当に、と書いてしまったのはマジで貴殿に感謝しているからだ。
――町田康さん「言ひ譯」
◆あなたは引っ越してきたばかりの街を一人で歩いている。真っ直ぐな道の果てに寺院と思しき白い塀が見える。
――又吉直樹さん「行列」
◆茂呂来さん、茂呂来さん、聞こえますか。(…)きっとそちらはいま、おくつろぎタイムですよね。
――大崎清夏さん「眼鏡のバレリーナのために」
palmstories あなた 津村記久子 (著), 岡田利規 (著), 町田康 (著), 又吉直樹 (著), 大崎清夏 (著) 「あなた」と「きみ」をめぐる、5つの“てのひら”の小説たち(パームストーリーズ) |
<palmbooks 既刊単行本>
じゃむパンの日 赤染晶子 (著) 時を超えて。生まれ育った京都へのおもい。こぼれだす笑い。 日常を描いていながら、想像が羽ばたき、 ことばで世界を様変わりさせていく。 ここに生きている人たちがいとおしくて、読んでいると、 ふしぎと気持ちがあたたかくなる。初のエッセイ集にして、マスターピース。 【著者プロフィール】 |
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