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登場人物は全員ワルモノ!方丈貴恵さん『アミュレット・ホテル』が刊行

ミステリ作家・方丈貴恵さんの最新刊『アミュレット・ホテル』が光文社より刊行されました。

 

登場人物は全員ワルモノ 犯罪者御用達ホテルが舞台の本格ミステリ

これまで3冊の長編作品を発表している著者の方丈貴恵さんは、年末のミステリ・ランキングなどでも上位に位置する、本格ミステリ界が今もっとも注目する才能です。絶海の孤島、惨劇の館、密室、見立て殺人など古式ゆかしい本格ミステリの要素と、タイムリープやVRなどを組み合わせた”特殊設定ミステリ”の名手として知られ、斬新なトリックや鮮烈なロジックでミステリファンの心をわしづかみにしてきました。

 
そんな方丈貴恵さんの新作『アミュレット・ホテル』はこれまでの作風は維持しつつ、よりエンタメ度をアップさせた、ぶっとんだ設定が魅力。犯罪者専用のホテル、登場人物すべてが犯罪者というキャッチ―な設定は、8月5日放送の「王様のブランチ」でも取り上げられ、話題となりました。

 
【あらすじ】

アミュレット・ホテルは犯罪者たちの楽園。殺し屋、詐欺師、窃盗グループなど……多くの大物犯罪者たちに愛される御用達ホテルだ。彼らが望むどんなサービスでもすみやかに提供し、偽造パスポートでも、グレネードランチャーでも、ルームサービスで対応してくれる。

ただし、2つのルールを守っていれば……。
一、ホテルに損害を与えない
二、ホテルの敷地内で傷害・殺人事件を起こさない

ルールを破った相手には、それ相応の対価を支払ってもらうのが決まり。警察の介入を一切許さない空間、ホテル探偵・桐生が独自の捜査で真相を究明し、犯人を追い詰める。

 

著者プロフィール

著者の方丈貴恵(ほうじょう・きえ)さんは、1984年生まれ、兵庫県出身。京都大学卒業。在学時は京都大学推理小説研究会に所属。

2019年『時空旅行者の砂時計』で第29回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。続く長編『孤島の来訪者』は「2020年SRの会ミステリーベスト10」で第1位に選出。長編三作目となる『名探偵に甘美なる死を』は第23回本格ミステリ大賞の最終候補となるなど、本格ミステリ界の新鋭として注目されている。

 

アミュレット・ホテル
方丈貴恵 (著)

警察の介入が一切なく、偽造パスポートでもグレネードランチャーでもルームサービスでお届け可能な犯罪者御用達ホテル。そこでは守るべき2つのルールが存在する。(1)ホテルに損害を与えない。(2)ホテルの敷地内で障害・殺人事件を起こさない。そんな絶対的なルールが破られる時、ホテル探偵が独自の捜査で犯人を追い詰める。

 


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