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SINCE 1991

青森・八戸出身、京大院卒のピン芸人、九月さん初エッセイ『走る道化、浮かぶ日常』が刊行

悩める人々の相談に優しく・辛辣に回答し、最後には必ず自身のコント動画を添える Twitter アカウント「九月の『読む』ラジオ」が大バズリ中のピン芸人・九月さんの初の著書『走る道化、浮かぶ日常』が祥伝社より刊行されました。

 

地に足の着いた狂気――新たな書き手、爆誕!

「言われてみればそう」
「そうとも言い切れないだろ」

この中間くらいを狙った、渾身のエッセイ18篇を収録したエッセイ集『走る道化、浮かぶ日常』――。

重箱の隅をつついて、つついて、つついて壊す。壊した先には、何だかちょっと、軽やかな世界が広がっている……。芸人・九月さんの頭の中をのぞきこむと、何となく生きづらい・楽しくもない、いつもの生活が一転するかもしれません。

 
Twitter やnote界で「この人の言語化能力は気持ちいい」「この人の思想が好き」などと、10代~20代を中心に、たくさんの支持を集めている著者。「定期的にツイートがバズる人」としても有名で、本書にはバズったツイートにある内容の「完全版」ともいえるエピソードを複数収録。事務所無所属・フリーのピン芸人としては、自身をライブ会場にセルフ軟禁して行なう、最長72時間の狂気のコントライブを定期的に開催する著者のデビュー作です。

 
【著者・九月さんがバズったツイートのほんの一部】

 
<スピードワゴン 小沢 一敬さん 推薦!>

服を脱いでさらにもう一枚薄皮を脱いで見せてくれるような本。僕はセクシーだと思った。

 
★試し読み:https://shodensha.tameshiyo.me/9784396618094

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本書の目次

目次まであと三ページ

自分らしさはもうある

※この(文)章は一人称を使わずに書かれています

俺、酸素ボンベ要らんねん

太宰治ループから逃げろ

変なパン屋が増えますように

聞いたとかじゃないけど、知ってる

暗黒秘密結社「コーヒーブレイク」

センス、シュール、パワフル

万物の揚げ足を取りたい

頭でっかち屁理屈ぐうたら空想自我持ち肉団子

不快感早押しクイズ~人生大会~

僕は走っている

要らない応援を忘れろ

「好きなタイプは?」って聞いてくんな

説明なんか何一つつかなくていい

寂しさを舐めてはいけない

あの世の肉

「やや不思議ちゃん」とは何か

寿司とオーロラ

 

著者プロフィール

九月(くがつ)さんは、1992年生まれ、青森県八戸市出身。京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程修了。事務所無所属のピン芸人として、一人芝居風のコントを中心に活動中。劇場、アートギャラリー、バー、民家、廃墟、山、海など、全国各地で場所を選ばずコントライブを行なう。公演時間は短くて60分、長いと72時間にも及ぶ。このほかコラム、エッセイの執筆もしている。

★Twitter:https://twitter.com/kugatsu_main
★Twitter(九月の『読む』ラジオ):https://twitter.com/kugatsu_readio
★YouTube チャンネル「九月劇場」:https://www.youtube.com/channel/UC04k7X9-GZapcoL0PKNqvww

 

走る道化、浮かぶ日常
九月 (著)

重箱の隅をつついて…、つついて……、つついて壊す。
壊した先には、何だかちょっと、軽やかな世界が広がっている。
芸人・九月の頭の中をのぞきこむと、いつもの生活が楽しくなるかもしれません。

ぼんやりと感じていた、日常生活の中の違和感。
ズルズルと引き出しては、気持ちいい言葉を当てはめていく。

(「目次まであと三ページ」より)
内容としては、辛すぎることも甘すぎることもない。
四方八方へと毒舌と呪詛をまき散らし続けるタイプの本でもない
(部分的にはそうかもしれない)。
かと言って、世界を丸ごと肯定する子守歌のような本でもない
(部分的にはそうかもしれない)。
これは僕がふだん生きていて感じることを、ごく気ままに綴ったエッセイである。

どこからでも読めるし、どこで読み終えてもいいし、どこから読み直してもいい。
新時代のエッセー。新たな書き手の誕生を見よ!

 
【関連】
【試し読み】走る道化、浮かぶ日常

 


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