青森・八戸出身、京大院卒のピン芸人、九月さん初エッセイ『走る道化、浮かぶ日常』が刊行
悩める人々の相談に優しく・辛辣に回答し、最後には必ず自身のコント動画を添える Twitter アカウント「九月の『読む』ラジオ」が大バズリ中のピン芸人・九月さんの初の著書『走る道化、浮かぶ日常』が祥伝社より刊行されました。
地に足の着いた狂気――新たな書き手、爆誕!
「言われてみればそう」
「そうとも言い切れないだろ」
この中間くらいを狙った、渾身のエッセイ18篇を収録したエッセイ集『走る道化、浮かぶ日常』――。
重箱の隅をつついて、つついて、つついて壊す。壊した先には、何だかちょっと、軽やかな世界が広がっている……。芸人・九月さんの頭の中をのぞきこむと、何となく生きづらい・楽しくもない、いつもの生活が一転するかもしれません。
Twitter やnote界で「この人の言語化能力は気持ちいい」「この人の思想が好き」などと、10代~20代を中心に、たくさんの支持を集めている著者。「定期的にツイートがバズる人」としても有名で、本書にはバズったツイートにある内容の「完全版」ともいえるエピソードを複数収録。事務所無所属・フリーのピン芸人としては、自身をライブ会場にセルフ軟禁して行なう、最長72時間の狂気のコントライブを定期的に開催する著者のデビュー作です。
【著者・九月さんがバズったツイートのほんの一部】
<スピードワゴン 小沢 一敬さん 推薦!>
服を脱いでさらにもう一枚薄皮を脱いで見せてくれるような本。僕はセクシーだと思った。
★試し読み:https://shodensha.tameshiyo.me/9784396618094

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本書の目次
目次まであと三ページ
自分らしさはもうある
※この(文)章は一人称を使わずに書かれています
俺、酸素ボンベ要らんねん
太宰治ループから逃げろ
変なパン屋が増えますように
聞いたとかじゃないけど、知ってる
暗黒秘密結社「コーヒーブレイク」
センス、シュール、パワフル
万物の揚げ足を取りたい
頭でっかち屁理屈ぐうたら空想自我持ち肉団子
不快感早押しクイズ~人生大会~
僕は走っている
要らない応援を忘れろ
「好きなタイプは?」って聞いてくんな
説明なんか何一つつかなくていい
寂しさを舐めてはいけない
あの世の肉
「やや不思議ちゃん」とは何か
寿司とオーロラ
著者プロフィール
九月(くがつ)さんは、1992年生まれ、青森県八戸市出身。京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程修了。事務所無所属のピン芸人として、一人芝居風のコントを中心に活動中。劇場、アートギャラリー、バー、民家、廃墟、山、海など、全国各地で場所を選ばずコントライブを行なう。公演時間は短くて60分、長いと72時間にも及ぶ。このほかコラム、エッセイの執筆もしている。
★Twitter:https://twitter.com/kugatsu_main
★Twitter(九月の『読む』ラジオ):https://twitter.com/kugatsu_readio
★YouTube チャンネル「九月劇場」:https://www.youtube.com/channel/UC04k7X9-GZapcoL0PKNqvww
走る道化、浮かぶ日常 九月 (著) 重箱の隅をつついて…、つついて……、つついて壊す。 ぼんやりと感じていた、日常生活の中の違和感。 (「目次まであと三ページ」より) どこからでも読めるし、どこで読み終えてもいいし、どこから読み直してもいい。 |
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