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『土偶を読むを読む』刊行記念!編著者・望月昭秀さん×藤岡みなみさんトークイベントを開催

『土偶を読むを読む』(文学通信)の刊行を記念して、今野書店(東京・杉並)にて、本書の編著者・望月昭秀さんと文筆家・藤岡みなみさんによるトークイベント「遮光器土偶は電気パンダの夢を見るか」が7月22日(土)にオンライン&リアル開催されます。

 

トークイベント「『土偶を読むを読む』 刊行記念縄文トーク 望月昭秀(縄文ZINE)×藤岡みなみ 遮光器土偶は電気パンダの夢を見るか」開催概要

今回のイベントでは、第43回サントリー学芸賞を受賞した竹倉史人さん著『土偶を読む』(晶文社)を批判・検証した『土偶を読むを読む』の編著者で、「縄文ZINE」編集長の望月昭秀さんと、文筆家で、「100日間、所持品ほぼ0からはじめて1日1つアイテムを取り出す」という決まりで生活するプロジェクト(『ふやすミニマリスト』として書籍化)では71日目に遮光器土偶を持ち込むだ縄文好きの藤岡みなみさんが対談します。

 
■開催日時:2023年7月22日(土)17:00~18:30
※イベント終了後に、配信参加/来店参加の方ともに視聴できるアーカイブ配信を予定

■会場:今野書店地下1階(東京都杉並区西荻北3-1-8)+ オンライン(Zoom)

■参加費
◎配信参加:1,650円
◎来店参加:2,200円

■主催:今野書店

★詳細&申込み:https://peatix.com/event/3631299

 

登壇者プロフィール

 
■望月昭秀(もちづき・あきひで)さん

1972年生まれ、静岡県出身。本のデザイン、広告、パッケージデザインなどを手掛ける「ニルソンデザイン事務所」代表。都会の縄文人のためのマガジン、フリーペーパー「縄文ZINE」編集長。

著書に:『蓑虫放浪』(国書刊行会)、『縄文人に相談だ』(角川文庫)、『縄文力で生き残れ』(創元社)、『土から土器ができるまで』(ニルソンデザイン事務所)など。

 
■藤岡みなみ(ふじおか・みなみ)さん

1988年生まれ、兵庫県出身。上智大学総合人間科学部卒業。文筆家/ラジオパーソナリティ/ドキュメンタリー映画プロデューサー。

生時代からエッセイやポエムを書き始め、インターネットに公開するようになる。ラジオパーソナリティやMCなどの活動のほか、ドキュメンタリー映画「タリナイ」(2018)、「keememej」(2022)のプロデューサーを務める。
時間SFと縄文時代が好きで、読書や遺跡巡りって現実にある時間旅行では?と思い、2019年にタイムトラベル専門書店utoutoを開始。

著書に『シャプラニール流 人生を変える働き方』(エスプレ)、『藤岡みなみの穴場ハンターが行く! in北海道』(北海道新聞社)、『ふやすミニマリスト』(かんき出版)『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)がある。

★note:https://note.com/fujiokaminami
★Twitter:https://twitter.com/fujiokaminami

 

※以下はAmazonへのリンクです。

土偶を読むを読む
望月 昭秀 (著, 編集), 小久保拓也 (著), 山田 康弘 (著), 佐々木 由香 (著), 山科 哲 (著), 白鳥兄弟 (著), 松井 実 (著), 金子 昭彦 (著), 吉田 泰幸 (著), 菅 豊 (著)

「土偶の正体」は果たして本当に解き明かされたのか?
竹倉史人『土偶を読む』(晶文社)を大検証!

考古学の実証研究とイコノロジー研究を用いて、土偶は「植物」の姿をかたどった植物像という説を打ち出した本書は、NHKの朝の番組で大きく取り上げられ、養老孟司ほか、各界の著名人たちから絶賛の声が次々にあがり、ついに学術書を対象にした第43回サントリー学芸賞をも受賞。

「『専門家』という鎧をまとった人々のいうことは時にあてにならず、『これは〇〇学ではない』と批判する“研究者”ほど、その『○○学』さえ怪しいのが相場である。『専門知』への挑戦も、本書の問題提起の中核をなしている」(佐伯順子)と評された。

しかし、このような世間一般の評価と対照的に、『土偶を読む』は考古学界ではほとんど評価されていない。それは何故なのか。その理由と、『土偶を読む』で主張される「土偶の正体」、それに至る論証をていねいに検証する。

考古学の研究者たちは、今、何を研究し、何がわかって、何がわからないのか。専門家の役割とは一体なんなのか、専門知とはどこにあるのか。『土偶を読む』を検証・批判することで、さまざまな問題が見えてくる。本書は、縄文研究の現在位置を俯瞰し、土偶を読み、縄文時代を読む書でもある。

執筆は、望月昭秀、金子昭彦、小久保拓也、佐々木由香、菅豊、白鳥兄弟、松井実、山科哲、山田康弘、吉田泰幸(順不同)。

【『土偶を読む』の検証は、たとえれば雪かきに近い作業だ。本書を読み終える頃には少しだけその道が歩きやすくなっていることを願う。雪かきは重労働だ。しかし誰かがやらねばならない。(望月昭秀)…はじめにより】

土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎
竹倉 史人 (著)

第43回サントリー学芸賞 社会・風俗部門受賞!
日本考古学史上最大の謎の一つがいま、解き明かされる。
土偶とは――「日本最古の神話」が刻み込まれた植物像であった!

「考古学×イコノロジー研究」から気鋭の研究者が秘められた謎を読み解く、スリリングな最新研究書。

・縄文時代に大量に作られた素焼きのフィギュア=「土偶」。
日本列島においては1万年以上前に出現し、2千年前に忽然とその姿を消した。
現代までに全国各地で2万点近くの土偶が発見されている。

・一般的な土偶の正体として
「妊娠女性をかたどったもの」
「病気の身代わり」
「狩猟の成功を祈願する対象」
「宇宙人」……
などの説がこれまでに展開された。が、実はいずれも確証が得られていない。

・本書では〈考古学の実証研究〉(データ)と〈美術史学のイコノロジー研究〉(図像解釈学)によってハート形土偶から縄文のビーナス、そして遮光器土偶まで名だたる国内の「土偶の真実」を明らかにする。

そこには現代につながる縄文人たちの精神史が描かれていた。
日本、5000年の歴史。
現代人の心的ルーツを明らかにする人文書の新しい展開へ。

 
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