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未知の香りを体験できる“暮らしの中の異文化”エッセイ!藤岡みなみさん『パンダのうんこはいい匂い』が刊行

藤岡みなみさん著『パンダのうんこはいい匂い』

藤岡みなみさん著『パンダのうんこはいい匂い』

ラジオパーソナリティや文筆家として活躍する藤岡みなみさんによる初のエッセイ集『パンダのうんこはいい匂い』が左右社より刊行されました。

海外での体験のみならず、高円寺のインドカレー店、目の見えない人のための音声ガイドづくりなど、暮らしの中での「異文化」をユーモラスに綴った35のエッセイを収録。

 

人がふたりいれば、それはもう異文化交流――。

 
「こんな変化に富んだエッセイを読んだら、しばらく何も書けません」
――こだまさん(『夫のちんぽが入らない』『ここは、おしまいの地』)

「生まれた時は、全てが異文化。たくさん線を引いて読みました。」
――カラテカ矢部太郎さん(『大家さんと僕』)

 
<本書「はじめに」より>

幼い頃からパンダが好きで、気がついたら四川省出身の人と結婚していた。現在、義理の両親と共に暮らしているのだが、帰宅すると洗面台にフナが泳いでいるなど、いつも新鮮な驚きがある。

(中略)

これまで異文化とは、旅の中で出会うようなものだった。今では異文化は当たり前の日常の中にある。しかし、それは習慣の異なる人と生活しているからなのだろうか? 本当はもともと日常の中にあったのではないか。奈良に住む私の祖母は庭にパラソルを出して天ぷらを揚げる。しらたきの上にミカンを盛りつけたりもする。極端な話、人が2人以上いればそれはすべて異文化交流なのかもしれない。

(中略)

イメージと実際の姿は異なることが多い。パンダのうんこはいい匂いがする。異文化とは線を引くものではなく、身体を使って行き来するものだと思う。すべての知らないこと=異文化に触れ、自分自身のかたちがどんどん変化していった日々をエッセイにした。

(中略)

一緒に未知の香りをかいでみるつもりで読んでもらえたら嬉しいです。

 

転がる好奇心でユーモラスに綴る、異文化エッセイ35本!

◎パンダとふれあいたい一心で参加した飼育員体験で、うんこ掃除にいそしむ「パンダのうんこはいい匂い」

◎四川生まれの義母が滋養強壮のために買ってきたフナが、元気に洗面台を泳いでいる「洗面台にフナ」

◎首吊りショーを見て生き死にを考え、あつあつの焼きそばを食べる「首吊りショーの庭」

◎日本に馴染めない留学生・ジェシーとのほろ苦い思い出「いつかジェシーとオニオンフライを」

◎英語ができないあまりに、回り回ってラスベガスで生ハム地獄「涙のラスベガス」

 

著者プロフィール

藤岡みなみさん

藤岡みなみさん

著者の藤岡みなみ(ふじおか・みなみ)さんは、文筆家/ラジオパーソナリティ/ドキュメンタリー映画プロデューサー。

1988年生まれ。学生時代からエッセイやポエムを書き始め、インターネットに公開するようになる。ラジオパーソナリティやMCなどの活動のほか、ドキュメンタリー映画「タリナイ」(2018)、「keememej」(2022)のプロデューサーを務める。

時間SFと縄文時代が好きで、読書や遺跡巡りって現実にある時間旅行では? と思い、2019年にタイムトラベル専門書店utoutoを開始。

著書に『シャプラニール流 人生を変える働き方』(エスプレ)、『藤岡みなみの穴場ハンターが行く! In 北海道』(北海道新聞社)、『ふやすミニマリスト』(かんき出版)がある。

 

パンダのうんこはいい匂い
藤岡みなみ (著)

転がる好奇心でユーモラスに綴る、異文化エッセイ35本! パンダとふれあいたくて ひたすらうんこ掃除の四川旅行!? 人がふたりいれば、それはもう異文化交流?? 四川省出身の義母が洗面台に泳がすフナ、ラスベガスで生ハム地獄、首吊りショーで生き死にを考え、映画を作っては他者の身体を想像する。 著者初のエッセイ集!

 


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